白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

2016年の年末旅行④サンタモニカ

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セドナからフェニックスに車で戻り、フェニックスからLAへ飛行機で移動しました。空港からサンタモニカまでは車で15分ほどです。

 

サンタモニカピアとビーチ ★★★★★
LAに来たと実感できる場所です。夕焼けを見るのも、朝の散歩にも、とても素敵な場所です。

 

The Getty Center ★★★☆☆
サンタモニカの中心地から車で20分程度のところにある人気で無料の美術館です。Uberで移動したのですが、車が渋滞していてThe Getty Centerのロータリーに入るのに苦労しました。Uberは定額運賃なので道を間違えようが渋滞で時間がかかろうが、費用面では心配しなくてよいのですが、なんだか申し訳なかったです。さて、美術館は丘の上にあり、ロータリーからトラムで登ります。建物はモダンで美しく、芝生の広場では多くの家族連れが遊んでいました。眺めは抜群で、美術館のテラスからLAの全景を眺めることができます。この景色は見る価値があります。展示されている作品は、宗教画、ルネッサンス前、ルネッサンス後、印象派と幅広いラインナップです。The National Gallery of Artと比べると見劣りがしますが、無料でこれだけの作品を鑑賞できるのはやはりすごいと思います。

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Nijiya Market ★★★★★
ご当地の日本食料品店を訪れるのが楽しみになっています。ここは・・・規模が大きくてびっくりしました。なんでもありました。マルイチの10倍くらいでしょうか。魚、肉、野菜、パンなど、普段買いたいと思っているものが豊富にあって、とてもうらやましかったです。今回MITSUWAには行かなかったのですが、ここよりもさらに規模が大きいことを思うと、うらやましさ倍増です。

 

Malibu Discovery ~ The Malibu Wine Trail Tour  ★★☆☆☆
私はお酒を飲まないのですが、カリフォルニアといえばワインと思い、参加してみました。ワイナリーを見学するのかと思いきや、ワイン試飲室をはしごするという、まさかの仕様。LAではワインを醸造してはいけないようで、ブドウ畑だけがMalibuにあり、実際のワインづくりはほかの場所で行われるそうです。さらに、小さなワイナリーが多いため、ワイナリー独自で試飲サービスを提供するのが難しいため、このような仕様になっているとのこと。世の中に出回らないものがほとんどとのことでしが、ワイン試飲室で供されるワインのレベルは高かったです。ただ、ワイン試飲時にも、試飲したワインを吐き出す場所は特に用意されておらず、全部飲み干す仕様だったのにはマイりました。一人169ドルの価値は・・・なかったと思います。

 

2016年の年末旅行③セドナから足を延ばして

アリゾナは見どころの多い州です。Arai Pastryのようなおいしいパン屋さんもあれば、サボテン砂漠のトゥーソン、パワースポットのセドナ、さらにはアリゾナ大隕石孔や化石の森国立公園もあります。とくに後者の2つは、水曜どうでしょう~アメリカ横断編でカバーされていて、ぜひ行ってみたいと常日頃思っていた場所だったので、セドナから足を延ばすことにしました。

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Petrified Forest National Park 化石の森国立公園 ★★★★★猛烈にオススメ
セドナからはI-17 でフラッグスタッフまで北上して、その後I-40をひたすら東に向かって走ります。セドナから車で3時間。セドナ~フラッグスタッフ間の道はときどき凍っていたのでちょっと怖かったです。I-40に入ると気温が上がったせいか路面の凍結はなく、ひたすらまっすぐな道が続いていました。地平線までまっすぐな道があったりして、それだけですでに絶景です。
さて、化石の森国立公園には、北側のPainted Desert Visitor Center側から入り、南のRainbow Forest Museumに抜けていきました。入場料は1車あたり20ドル。てっきりここは化石になった植物があるだけのところかと思っていましたが、予想を完全に裏切られました。とにかく広大な公園です。北から南に抜けていく途中に何か所も絶景ポイント、遺構、トレイルがあります。しかもほとんど人がいないので、地平線まで続く荒野と絶景を独り占めすることができました。さっと見学して大隕石孔に行くつもりだったのに、ここで随分時間を過ごしました。ここはアメリカでしか見られない絶景の連発ですので、猛烈にオススメしたい場所です。ちなみに、「どうでしょう」班は、Crystal Forestで化石を堪能していました。

 

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Meteor Crater アリゾナ大隕石孔★★★★☆
化石の森からセドナに戻る途中にアリゾナ大隕石孔があります。アリゾナ大隕石孔の存在自体はI-40 を走行しているときから見ることができます。まるで丘のようです。午後3時くらいにビジターセンターに到着したときには駐車場はほぼいっぱいでした。入場料は一人18ドル。ビジターセンターに入って大隕石孔を覗いてみると、火山の火口かと思うくらい巨大です。とにかくスケールが大きくて「観たことのないモノをみた」という達成感でいっぱいになります。ビジターセンターには小さなサブウェイと、立派な土産物屋さんがあります。

2016年の年末旅行②セドナ編

続いてセドナ編です。セドナ滞在は盛りだくさんなので、セドナとセドナ周辺に分けてお伝えします。まずはセドナから。

セドナはフェニックスから車で2時間ほどの場所にあります。標高が高く北にあるので、フェニックスよりもずいぶん寒かったです。

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フェニックスから北に向かって車を走らせると、標高が上がっていくにつれて、道路脇には雪が積もっていました。サボテンに雪が積もっている光景を初めてみました。幸い道路はきれいに除雪されていて、全く積雪していませんでした。セドナに近づくにつれて雪が降り始め、車の運転は少々怖かったものの、雪のセドナは幻想的で圧倒的な美しさでした。

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到着した日はクリスマス当日で、ほとんどのレストランが閉まっていました。雪も随分降っていたせいか、街中にはほとんど人はいませんでした。TempeのFujiyaで買ったカップラーメンでも食べようと思っていたところ、湯沸かし器が部屋にないことが判明。最近のホテルには湯沸かし器はないんですね・・・。お隣のホテルのダイニングの席が確保できたので、そこで夕食にありつくことができました。

 

Chapel of the Holy Cross 聖十字架礼拝堂 ★★★★★
駐車場が混むと聞いていたので、朝一で訪れました。礼拝堂に向かう小道からセドナの絶景を眺めることができます。礼拝堂自体も暖かい雰囲気を感じる居心地のよい場所で、よくこんな場所に建てたなぁ、と感動しました。

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Bell Rock ベルロック 
聖十字架礼拝堂を見学した後、ベルロックに車で移動しました。クリスマス翌日に訪れたところ、なぜか駐車場が無料とのこと。午前9時頃に到着したせいか、まだあまり車も人もいませんでした。ところどころに雪と氷が残るトレッキングトレイルを歩いてみました。トレイルの方向を示す目印があまりないため、時々道に迷いました。頂上に行くには直登する必要があるのですが、そのふもとまで登ってセドナの絶景を眺めるだけで、大満足でした。
ちなみに、頂上の手前のふもとまで駐車場から片道徒歩20~30分でした。トレッキングシューズは必須ですし、滑りやすいところもあったので手袋もあったほうが安心だと思います。

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Cathedral Rock カセドラルロック ★★★★☆
ベルロックのあとに、カセドラルロックを訪れました。車の駐車場はほぼいっぱいでした。こちらの駐車場もこの日は無料でした。朝のベルロックほどは氷も雪も残っていなかったので、歩きやすかったです。駐車場から15分くらい登ると視界が開けた場所に着いたので、そこでしばらくのんびりと時間を過ごしてから、駐車場に戻りました。こちらも絶景です。今回は2つのボルテックスを軽くハイキングしただけですが、それでもかなり疲れてしまったため、残りの有名なボルテックスは今回は見送ることにしました。

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The Y ★★★☆☆
アップタウンセドナにある大きなY字路のことです。このあたりに土産物屋さん、カフェ、レストラン、雑貨屋さん、アクセサリーショップが集まっています。アーティストの街とも言われているだけあって、かわいらしい佇まいです。ブラブラと散歩するのに最適ですが、クリスマス当日は土産物屋さん以外ほとんど閉店していますのでご注意を。

 

Hiro Sushi 
セドナで評判のよい和食屋さんをインターネットで検索するとHiro Sushiがヒットしたので行ってみました。訪問したときには特別メニューで牛丼があったので、つい注文してしまいました。サラダとお味噌汁がセットになっていて、とてもおいしかったです。しかもまさかの15ドル。安い。和食を食べると、胃袋も気持ちもホッとします。

 

BEST WESTERN PLUS Arroyo Roble Hotel & Creekside Villas ★☆
今回宿泊したホテルです。スタンダードルームを予約したところ、もれなくCreek Viewだったのでラッキーでした。The Yからもすぐなのでレストランやカフェに歩いていくことができて便利です。駐車場は無料です。屋外なので、積雪時には車に雪が積もってしまい、ちょっとつらかったです。全日制のダイニングやルームサービスはありませんが、別棟に朝食会場があります。朝ごはんでは、ワッフルを自分で焼くことができます。さらに別館に有料コインランドリーもありました。使おうと思っていたのですが、別館に移動するのが寒すぎたのであきらめました。

2016年の年末旅行①フェニックス編

年末のお休みを利用して、アリゾナ州のフェニックス、セドナ、そしてカリフォルニア州のサンタモニカに行ってきました。まずはフェニックスでの見どころをお伝えしたいと思います。

Fujiya Market ★★★☆☆
メリーランド州ロックビルにはマルイチさんという強い味方がいますが、他州の日本食料品店もとても気になります。というわけで、フェニックスのダウンタウンから車で15分程度のTempeにあるFujiya Marketに行ってみました。マルイチよりも1.5倍くらいの店舗面積で、お弁当も売っていたので、つい買ってしまいました。商品のラインナップは思った以上にマルイチとかなり似ていたため、あらためてマルイチの実力を確認することができました。

Arai Pastry ★★★★★
Fujiyaさんの隣にはArai Pastryという日本のベーカリーもあります。ここには日本の懐かしいパンとケーキが売っています。アメリカに来てから生クリームのケーキを食べる機会がなかったので、ショーケースに入ったショートケーキをみて感動しました。プリンがあまりにおいしそうだったので、買って食べました。涙が出るほどおいしかったです。甘さも絶妙。カレーパンもアンパンもおいしかったです。こういうパンが手に入るのは、心の底からうらやましいです。

Taliesin West タリアセン ウェスト ★★★★★
フェニックスのお隣のScottsdaleに、フランク ロイド ライトの建築および建築学校であるTaliesin Westがあります。ここも、ライトの建築の特徴である低い天井、低い天井を前提にした家具、オリエンタル趣味で構成されていて、猛烈に居心地のよい空間でした。訪問した日は雨だったのですが、Taliesin Westの屋内から雨の様子を眺めるのも、とても乙でした。見学するためにはツアーに参加する必要があります。今回は1.5時間のInsights Tour(一人36ドル)に参加し、詳しい解説を聴きながら、建物の内部をじっくりと鑑賞することができました。建築好きであれば外せない場所だと思います。心が落ち着く、不思議な場所です。

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Saguaro National Park サワロ国立公園 ★★★★★
フェニックスから車で南に走ること2時間強の場所にTucson(トゥーソン)という町があります。その東西にサボテン砂漠の国立公園Saguaro National Parkがあります。ここには地平線まで果てしなく、サボテンが荒涼と屹立しています。面白すぎます。12月末だったものの気温は15℃くらいでした。
国立公園はTucsonの町を挟んで東側と西側に分かれています。今回は東側だけに行ってきました。東側にあるRed Hills Visitor Center付近でも十分サボテンを満喫できるのですが、ここまで来たならぜひ足を延ばして車でさらに10分程度の場所にあるArizona Sonora Desert Museumも訪れてほしいです。入場料は一人20.5ドルですが、博物館の中(中といっても屋外ですが)はサボテン砂漠がオリエンテーリング風に整備されているため歩きやすく、サボテン砂漠を安全に満喫することができます。ここは絶景でした。一生分のサボテンを堪能することができました。

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フェニックスのダウンタウン ★★☆☆☆
ダウンタウンは夜になると大通りでも歩いている人があまりいなかったため、観光客が夕食がてらブラブラ歩く、という感じの場所ではありませんでした。Yelpで評判の高かったHarumi Sushiに行ってみると、なんちゃって和食ではあるものの、思ったよりもおいしく、そして何より安かったです。

よく行くお店~2016年バージョン

North Bethesdaに住んでいると買い物に困ることはありません。私がよく利用しているお店とそこで買うものを覚書として記載します。

Target:日用品ならココ。
よく買うもの:水、洗剤、お掃除グッズ、ごみ袋、トイレットペーパー、ティッシュ、OTC薬、歯磨き粉、マウスウォッシュ

Trader Joe’s:冷凍食品とお菓子が秀逸。
よく買うもの:薄切り牛肉、卵、野菜、フルーツ、冷凍食品(ひじきご飯、チヂミ、アジア野菜炒め、ニンニクすりおろし、肉まん、ワッフル、海老天、かき揚げ)、パン(Sliced French Brioche)、お菓子(dark chocolate crisps)、8パックのヨーグルト、オレンジジュース(Tangerine)、牛乳、バター。

Whole Foods:生鮮食品とお魚が秀逸です。
よく買うもの:もやし、野菜(とくに葉物)、フルーツ、カットフルーツ、コーヒー、ハーブティー、鮭、豚肉、ひき肉、ハーブ、オリーブオイル、シャンプー、リンス、ボディーシャンプー。

Maruichi:日本のものを買いたかったらとにかくここです。小さいお店なのになんでもあります。Maruichiのおかげで、快適な生活を送ることができます。
よく買うもの:お米、豆腐、ピエトロ、カレー粉、コチュジャン、調味料、ラーメン、餃子、てんぷら油処理グッズ、歌舞伎揚げ。

Lotte Plaza Market:最近Twinbrookにできました。面積が大きくて、いろんなものがあって、行くたびにびっくりします。
よく買うもの:薄切り豚肉、冷凍うどん、餃子、調味料、海苔、ラーメン。

Harris Teeter:なんでも一通りそろっています。家から歩いていくことができるので、引っ越してきた当初はここでよく買い物をしていました。
よく買うもの:上記で買いそびれたもの。カリフォルニアロール。OTC薬、予防接種。

Star Wars I ~ III

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まずはPadmé Amidala。Natalie Portmanがとにかく美しい。この3本の中でもとくにIのNatalieが美しいです。レイア姫は美しさから程遠かったので、余計に美しく感じます。

そしてCount Dooku。あのSir Christopher Lee登場です。気品と威厳に満ちた悪役といえば、Sir Christopher Lee。この人しかいません。ロードオブザリングのSaruman役とほぼ同時期っぽいことにもただただ驚嘆です。Star WarsとThe Lord of the Ringsという2つの偉大な作品に、同じような役で出演するなんて、空前絶後のすごさだと思います。こんなすごい人はこの先現れないだろうなぁと思います。(と思っていたら、Andy Serkisも両方に出るという偉業を達成していました。確かにこの人もすごいです。)

さて、このI~IIIはダースベイダー誕生の物語ですが、全般的にストーリーは軽薄で都合がよく、なんだかなぁという印象です。子供時代のAnakinは魅力的でしたが、成長してからのAnakinはあまりいただけません。演技も残念な仕上がりで、ゴールデンラズベリー賞を受賞してしまうのもうなずけます。そのぶんSithが魅力的です。

6作品を通して感じたことですが、全般としてストーリーは安易で、一つ一つの出来事を深堀りして考え始めると、シリーズ全体を嫌いになってしまいそうです。でもそれもそのはずです。Lucas自身が ”People don’t actually realize it’s actually a soap opera and it’s all about family problems — it’s not about spaceships”と言っています。たしかにStar Warsはメロドラマと言われると、この軽薄さや安易な展開には納得がいきます。

むしろ、この映画の楽しみ方は、映画の外にあると感じました。映画で語られている部分は氷山のほんの一角にすぎず、水面下には広大な銀河が広がっていて、それを自分なりに調べて映画の軽薄さを補完していく作業が、この映画の醍醐味だと自分なりに思っています。

というわけで、Rogue Oneを観に行く下準備は整いました。

車のタイヤの空気圧が低下

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(↑これはRenwick Galleryの粘土の作品です)

車のトラブルは、心臓に悪いです。

金曜日の午後に車のエンジンをかけると、空気圧が低いとの表示がダッシュボードに点灯。DC界隈では寒い日が続いているので、そのせいで空気圧が下がってしまったのでしょうか。それともタイヤ自体に問題があるのか・・・。目視でタイヤを見る分には、目立った傷は見当たりません。7月末にクルマを引き継いでからまだ一度も点検したことがなかったので、タイヤの状態のみならずそのほかの状態も確認してもらうために、近所の整備工場でみてもらうことにしました。

家のすぐ近くにある小さな整備工場に電話してみたところ、金曜日は早く閉まるそうで、間に合わず。気を取り直して、家から少しだけ離れたところにある小さな整備工場に電話すると18時までやっているとのことで、そこに持っていくことにしました。

Auto Clinic Care
5531 Nicholson Ln Ste A, Rockville, MD 20852

金曜日の16時30分ごろにAuto Clinic Careに車を持ち込んだところ、1時間くらいはかかるとのこと。受付にいたKarenに待合室で待ってる?と聞かれましたが、その場では待たずに一度家に帰ることにしました。整備が終わったら電話するとのことでしたが、1時間たっても電話はかかってきません。アメリカさんはこうだよね、と思いつつ、こちらから電話をかけてみると、Karen曰く、まだチェックすることもできていないとのこと。確かに、待合室にも先客がいたし、私が手続きをしているときにもさらに新しいお客さんが来ていたし・・・。待合室で待たなかったせいで、あまり急いでいるとは受け取られずに後回しにされたのかもしれません。整備工場は土日がお休みなので、車はそのまま整備工場に預けて月曜日以降に整備してもらうことになりました。

さて、月曜日の朝にKarenに電話してみると、「空気圧は単に下がっていただけなので、空気を入れた。エンジンオイルが減っていて、フィルターが汚れているので交換したほうがよいですがどうしますか?」ということだったので、言われるがままに整備をお願いし、夕方に取りに行きたいのでそれまでに整備を終えてほしい旨を伝えました。整備が終わったら電話するね、ということで電話終了。

しかし、夕方になってもKarenから電話がかかってこず。こちらから電話してみると、オイルは足したもののフィルターの交換が終わっていないとのこと。終わっていないならそれでもいいので17:30ごろにピックアップに行く旨を伝えました。

17:30にピックアップに行ってみると、オフィス前に預けた車がスタンバっています。久しぶりに雄姿が見れてほっとしました。どうやらフィルターの交換作業も間に合ったとのこと。オイル補充、オイルフィルター交換、ACフィルター交換、作業費で合計約140ドル。空気圧の補充は無料でやってくれました。余談ですが、待合室にいたシェパード犬が人懐っこくて猛烈にかわいかったです。

さて、整備済みの車に乗ってみると、乗り心地が改善されていて明らかに快適性が上がっています。費用は決して安くはなかったですが、本格的な冬の到来の前にしっかりとした整備をしてもらえたのでよかったかな、と。今後もこの整備工場に何かあったら行こうと思いました。

あとでいろいろと調べてみると、空気圧の補充はガソリンスタンドでもできるみたいです。いつかそれもチャレンジしてみたいと思います。

Manchester by the Sea

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Bethesda Landmark Theaterで観てきました。久しぶりに心が揺さぶられる映画を見ました。今年観た中で最もよかった映画です。

過去と現在が一見脈絡がなく折り重なっていく構成を通して、取り返しのつかない事態を過去に引き起こしてしまった主人公の「自分を永遠に絶対に許さない」という強い覚悟が伝わってきます。言葉で説明されて伝わってくる、というのではありません。主人公はとにかく寡黙なので、言葉ではなく、表情やしぐさを通してダイレクトに伝わってきます。おかげでスラングだらけの英語はあまり理解できていないはずなのに、なぜかストーリーにどっぷりと入り込めます。名演技・名演出というのはこういうことをいうんだろうなぁと感じました。

しかも、悲壮なストーリーなのに随所にクスッと笑ってしまうシーンが配置されています。これ自体が人生そのもののように感じました。

主人公と元妻が偶然街で出会うシーンの会話では涙が止まりませんでした。この会話とその後のボヤがトリガーとなって、一生自分を許さないという覚悟は変わることがないものの、亡くなった兄の息子や周囲の人々とのかかわり方が変わり、主人公が一歩だけ渾身の力を込めて前に進む姿は、心に強く残りました。後味は悪くなく、むしろとても良い余韻が残る、よい映画でした。

Star Wars IV ~ VI

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もうすぐStar Wars Rogue Oneが公開されます。今年一番の大作ということもあってか宣伝にも力が入っていて、Thanksgiving以降はテレビで宣伝を見ない日がありません。

劇場でRogue Oneを見るつもりなのですが、私自身、これまでStar Warsをきちんと観たことがなかったので、これを機会に観てみることにしました。エピソードがたくさんあるのでどこから観るべきかを調べてみると、公開順に見たほうが興味が持てるらしいとの情報を得たため、まずはOriginal trilogy と言われているルークスカイウォーカーとダースベイダーの物語(エピソードIV ~ VI)から観ることにしました。

40年も前によくもこんな作品を作ることができたなぁと感心しました。私がみたバージョンはデジタルリマスタリングバージョンですので公開当初の映像とは違うと思いますが、それでも素朴な着ぐるみや特殊撮影には味がありました。ガンダム(ファースト)がStar Warsの影響を色濃く受けていたことも今回初めて知りました。そしてThe Lord of the Rings映画版も間違いなくStar Warsの影響を受けていると思います。このStar Warsという作品は、それ以降に作られるSFモノの方向性を決める決定的な作品だったんだろうなぁと感じました。

ただ、話の展開そのものは粗削りで、あまり深さを感じず、むしろ陳腐さを感じました。ハンソロがレイア姫に魅かれる理由がよくわからないし、ダースベイダーが最後に良心を取り戻すのもちょっと強引です。配役に関しても、ハンソロ演じるハリソンフォードは役にぴったりですが、その一方でレイア姫やルークの見栄えがあまりにイマイチなのも閉口モノです。もっと他によい人がいそうですが・・・。さらに、ヨーダが随分無邪気で、The Lord of the RingsのGollumにしか見えません。ちなみにGollumを演じたアンディサーキスはVII~のTrilogyではThe First OrderのSnokeを演じているそう。

とはいえ、娯楽性という観点では非常に完成度の高い作品だと思いました。I~IIIも観て、理解をさらに深めたいと思います。

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