白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

長引く風邪とお薬

日本にいたころは1年に1回風邪を引くか引かないかだったのに、こちらに来て冬に突入してからずっと風邪気味です。

11月末に風邪を引いて以来、少し良くなっては、また風邪になる、という状態が続いています。のんびりと暮らしていて気を張り詰めていないせいなのか、人込みに出かけなくなってむしろ免疫が落ちたのか、運動不足のせいか、はたまた年齢のせいなのか・・・。

風邪薬は日本からもってきていなかったので、こちらの風邪薬を購入しました。

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ご存じVICKSのDayQuilとNyQuil。アメリカで最も有名な風邪薬ブランドのようです。Harris TeeterやCVSでも大々的に棚を占拠して売られています。今回は錠剤タイプを買ってきました。用法用量としては4時間ごとに1回2錠なのですが、強すぎるかもしれないと思って最初のころは1錠だけ飲んでいました。とはいえ1錠ではあまり効かなかった気がしたので今は2錠ずつ飲んでいます。

NyQuilは抗ヒスタミン成分が含まれているので、その副作用として眠くなるとのこと。インターネットで調べていると「NyQuilはものすごくよく眠れる」との記載が複数です。どんなかんじなのかワクワクして試してみました。

結論から言うと、突然起きていられないくらい眠気がしてくるということは、私には起きませんでした。とはいえ、いつもより早めに眠くなりました。ちなみに普段睡眠に関して特に問題はありません。一方で、DayQuilには抗ヒスタミン成分が含まれていないので、眠くなりにくいそうです。実際、私はとくに眠気を感じませんでした。眠気を感じるかどうかは個人差が多いと思います。

さて、風邪の諸症状が抑えられたかというと・・・たぶんある程度は効いたのだと思いますが、気が付けば鼻水が止まらない状態になってしまいました。

ということで、今度は鼻炎に特化している薬を飲むことにしました。どれを買うか散々悩んだ末、Advil Sinus Congestion and Painを購入。鼻づまり&鼻づまりから来る頭痛用です。Runny Noseに効くかどうかわからなかったものの、ほかの薬のIndicationを見てもRunny Nose用が見当たらなかったので、こちらを買ってみました。

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さて、効いたかどうかというと、Runny Noseは止まりませんでした。がっかり。ただ、鼻炎で頭がもやもやしているかんじは薄らいだような気もしました。

というわけで、結局昼間はDayQuil、夜にはNyQuilをしばらく飲んでいました。熱っぽさがなくなったので薬を飲むのをやめてましたが、栄養を取って、睡眠時間もたっぷり取っているものの、まだ風邪は出て行ってくれません。

 

 

 

 

 

歯医者さんへGo!②

今日は右側の上下の歯の治療に行ってきました。虫歯になっている歯のかぶせモノをとって、虫歯の部分を削り、新しいクラウンとインレーの型を取る処置をしてきました。

最初に先生から

I will ナム you at first.

と言われ、「ナム」ってなんだろう?とおもいつつも、会話の文脈から麻酔をするぞ、という雰囲気なので身構えていたところ、麻酔の針を刺す時のチクッとする感覚すらわからない華麗なテクニックで怒涛の麻酔攻撃を受けました。さすがに治療中は無痛かと思いきや、下の歯の治療が始まるとビビッという感覚が走り、さらに麻酔を追加しました。

麻酔→削る→印象をとる→仮歯(セメント?)を入れる

で合計2時間でした。麻酔はずっと効いたままでした。

ポーセリンの歯は、1か月後に出来上がるとのこと。結構時間がかかるんですね。というわけで次の治療は3月になってしまいました。何かあったら連絡してね、と言われましたが、何もないことを心から祈ります。

治療費はこのタイミングで全額支払いました。今回の伝票を起票したクラークさんが「今回はすごい金額ですね」と言ってました。そうです、巨額の出費です。この巨額の出費に値する治療であることを切に願います。

 

ちなみに冒頭のナムは numb (しびれさせる)でした。

 

 

アイロンをかけていると焦げ臭い匂いが

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トーストの一件で焦げ臭い匂いには敏感になっています。

今日ワイシャツにアイロンをかけていると、シャツが焦げているわけでもないのに、なんとなく焦げ臭い匂いがしてきました。気のせいかなと思いしばらく作業を続けていましたが、焦げ臭さが強くなってきた気がしたので、強度を一つ下げるために設定ボタンを押しました。すると、突然アイロンのビープ音がけたたましく鳴ったため、急いでコンセントから電源を抜きました。

気づいてみれば部屋には思った以上に焦げ臭い匂いが漂っていました。今回は火災報知器が鳴りませんでしたが、念のために窓を開けて換気をしました。焦げ臭さがシャツではなくアイロンから匂っているような気がしたので、アイロンの表面から熱が冷めるまでしばらく窓を開けたままにしておきました。

怖くてもうこのアイロンは使えません。中古で譲ってもらったものなので、これを機に新しいアイロンに買い替えることにしました。早速amazonでポチッとしておきました。今まで使っていたアイロンは気に入っていたので、懲りずにまたBlack & Deckerのアイロンを買いました。

Rogue One

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公開から1か月が経とうとしていますが、ようやく観てきました。Start Wars I~VIを2回ずつ鑑賞したので準備は万端です。

映画のオープニングクロールで「A long time ago in a galaxy far, far away」が出てきた時にはさすがに感慨深く、その直後にStar Warsのロゴがバンッと出るのを待っていましたが、まさかのスルー!あの最も有名なSWのテーマソングも流れずに映画始まり、やや肩透かし感を味わいました。ただ、中身は見応えがありました。というのも、本編でどうしても気になった軽薄さや都合のよさがRogue Oneでは随分控えめで、かつ、なによりメロドラマ度合いが大幅に低いのがとてもよかったです。

 

ネタバレしてますので、以降ご注意下さい。

Rebellion同士でもお互いを信じられないこと、Rebellionの一員から戦わずに降伏しようという意見が出ること、デススターのデータは盗み出せたもののRogue Oneチームは主人公をはじめとして誰一人生還できないことなどは、これまでのSWシリーズではありえないことだったと思います。おかげでとても楽しむことができました。そして、デススターがなぜ弱点を持つ設計だったのかという素朴な疑問にも答えてくれるので、後付けでよくここまで物語を構築したなぁと、感動すら覚えました。

また、ターキン総督、ダースベイダー、あのドロイドたちやレイア姫も出てくるので、I~VIでしっかりと予習した甲斐がありました。

Rogue OneではSW IVが始まる直前まで描かれているので、家に帰ってから再びIVを見てしまいました。そしてそのつながりに再び感心しました。

ベセスダ図書館の英会話クラブに参加

ベセスダ図書館で無料で開催されている English Conversation Club(英会話クラブ)に初めて参加してきました。登録も不要なのでとても気軽です。

今回は天気も良かったせいか、盛況だったようです。40人弱の参加者が6グループに分かれて、お互いの自己紹介をしたあとに各グループで公民権運動に関する資料を読みながら意見を言う、という形式でした。各グループには英語が母国語の人がボランティアでファシリテーターとして加わってくれます。ありがたいことです。

私が参加したグループには、イラン、パレスチナ、ロシア、中国、ペルーから来た人々が参加していました。イランそしてロシアから来た人は、英語はそれほど流暢というわけでありませんが、とにかく意見をよくしゃべります。お国柄が出ていて、さすがです。中国から来た人は、英語が全く一言もわからないのに、それでもあえて参加するという強者。このハートの強さには感銘を受けました。

イランとパレスチナの人と話していて興味深かったのは、パレスチナはアラビア語を話し、アラビア語は世界20数か国で使われている、という点です。ペルシャ語とも文字は共有しているものの、発音は異なり、お互いの言語はわからない、とのこと。まるで日本語と中国語のような関係かな、と解釈しました。一方で、イランはペルシャ語を話し、ペルシャ語もイラン、アフガニスタン、タジキスタンで話されているとのこと。ふたりともスマホの文字入力キーを見せてくれて、私からみると同じ記号を使っていました。(とはいえ微妙にちがうそうです。)

文化の違いを肌で感じることができるので、この英会話クラブは面白かったです。ただ、英語力が上がるかというと、これだけではあまり期待できないと感じました。

歯医者さんへGo!①

アメリカで暮らすようになって半年が過ぎようとしています。そろそろ歯の定期健診とクリーニングを受けねばと一念発起し、近所で評判の高い歯医者さんに予約を取って行ってきました。

渡米直後に不穏な動きを見せた歯が今も気にはなっているものの、日本ですべての治療を終えてきたので虫歯はないはず・・・と思っていたところ、不穏な歯も含めて4本も虫歯になっているとの診断が下りました。どの歯もクラウンもしくはインレーが必要で、1本あたり約2000ドル・・・。材料はポーセレンですが、それでも合計8000ドル強の見積もりをみたときには、信じられない気分でした。歯科治療は高いと聞いていましたが、まさかここまで高いとは・・・。

歯科医はプロフェッショナルで、信頼ができるかんじがしました。例えば、レントゲンを撮るときに開けた口を固定する器具を入れると、たまにとても痛い場合があります。そのときはすかさずに「無理して嚙まないでいいですよ」と何回も念を押してくれました。さらに、「この歯は沁みますか?う~ん、詰め物を取ってみてみないとなんともいえませんね」みたいなアヤフヤなやりとりは一切なく、先のとがった歯科治療用の器具で患部に触れて「この感触は怪しい」と診断し、その後でとても詳しく写るレントゲンを撮って、虫歯かどうか確定診断をしていました。

さらに、歯科衛生士も上手でした。前回日本で歯のクリーニングしたときには、施術中のみならず施術後も歯茎が痛すぎて1週間以上食事に苦労したのに、今回はそんなことは全然ありませんでした。ホワイトニングしたわけでもないのに歯は真っ白。歯茎も腫れていません。完璧にステインを取ることに誇りを持っていて、技術レベルの高さを感じました。

さて、8000ドル強の治療を受けるかどうか、すごく悩むところです。1本のクラウン治療で2000ドルはどうやらこの辺りでも高い部類に入るみたいです。ただ、この歯医者さんは猛烈に評判がよい歯医者さんなので、その値段なのかもしれません。日本で受けたほうが明らかに安いですが、歯の治療をうけるほど長く帰国する予定は今のところありません。今治療しておけば、今回のアメリカ滞在時にはもう治療をしなくてよいはず、と考えれば、そんなに高くない・・・いや高いです。とはいえ、今回治療を受けてみたいという好奇心が強いので、まずは不穏な動きをしている歯の治療を受けてみようかと思います。

ちなみに今回の費用は、虫歯検診とクリーニングで500ドル強。これが高いのかどうかもよくわからなくなってきました。医療関連では金銭感覚がおかしくなってしまいます。

新年早々に火災報知器が鳴る

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朝ごはんを作るためにトースターでいつものようにTrader Joe'sのSliced Briocheをトーストしていると、突然火災報知器が鳴り始めました。たしかに部屋は焼けたパンの匂いで充満していますが、煙は出ていません。これまで鳴ったことがなかっただけにとても不思議でした。どうやったら音が止まるのかわからなかったので、とりあえず火災報知器から電池を外し、窓を開けました。アメリカの換気扇は外につながっておらず換気してくれないので、外はとても寒かったのですが、仕方がありません。そして、しばらく時間が経ったあとで、再び電池を入れ直しました。

あとで調べてみたところ、「Push to Hush」というボタンを押せば音は止められるとのこと。今度起きたときには、押してみようと思います。この出来事が発生してから、焦げ臭い匂いと煙には少々敏感になっています。

火災報知器が作動しても、スプリンクラーが作動しなかったのでよかったです。もしも作動してしまったら、その後始末がとても大変なことになっていたと思います。スプリンクラーは一体どういう条件で作動するんでしょうね。作動させないように、細心の注意を払おうとおもいます。

 

2016年の年末旅行⑦フェニックスでのレンタカー

フェニックス空港でレンタカーを借りるときには、レンタカー会社が合同運行しているシャトルバスにのり、レンタカーセンターに行きます。とても広大なセンターですが、わかりやすく各レンタカー会社が配置されているので、大きく迷うことはないと思います。

インターネットでAlamoのレンタカーを事前に予約をしていました。カウンターでチェックインしようとすると、予約にトラブルがあったようで、借りられないかもしれない事態に。困ったなぁと思っていたところ、カウンターの人が気を利かせてくれて、無事に借りられることになりました。もともとスタンダードカーを予約していたのですが、セドナ周辺が雪になっていたのでRAV4を借りることにしました。カウンターから車の集積所に降りてみると、とても大きな駐車場が広がっていました。RAV4が出払っていたので、係の人が走って探しに行ってくれました。アメリカでもこういう日本的な(?)サービスがあることに驚きました。20分程度でRAV4を見つけて係の人が戻ってきました。希望通りの車種を借りられたのはラッキーでしたが、車内が土埃だらけだったのにはマイリました。

レンタカーを返す時にも、このセンターに戻ってきて返しました。返却する場所の道はとてもわかりやすいのですが、レンタカー会社ごとに返却するレーンが決まっているので、それを見つけるのにセンターに入ってから少しだけ苦労しました。返却所の最寄りのガソリンスタンドは高いので、少し離れた場所で給油することをオススメします

2016年の年末旅行⑥各空港のAdmirals Club Lounge

今回はすべてアメリカン航空で移動し、各空港でAdmirals Club Loungeを利用しました。

 

ワシントンDC Ronald Reagan National AirportのAdmirals Club Lounge ★★★★☆
広々としていて羽田のラウンジを想起しました。飲み物とパン、バナナ、クッキーがありました。出発前にリラックスできる場所でした。バーコーナーでは有料で軽食とアルコールが頼めそうです。コンセントはふんだんに設置されていました。

 

フェニックス空港のAdmirals Club Lounge ★☆☆☆☆
案外小さいので席がすぐにいっぱいになりました。狭いせいか、なんとなく閉塞感があり、あまり落ち着かない場所でした。飲み物とバナナはありました。バーコーナーでは有料で、軽食とアルコールが頼めそうです。コンセントはふんだんに設置されていました。

 

ロサンゼルス空港のAdmirals Club Lounge ★★★★★
International First Class Loungeを利用したところ、ほかのラウンジと違って軽食のブッフェが用意されていました。ただし、ブッフェコーナーにスタッフがずっといるわけではないので衛生管理が難しいのか、ベーグルのパンケースに複数のハエが入り込んでいるのを見てしまいました。もし見なければパンを食べちゃうところでした・・・。

飲み物もアルコールやソフトドリンクが充実していました。新聞コーナーには日経新聞(US版)があり、持っていくのもOKでした。さすがLA。ほとんど人がいなかったので、ゆっくりとくつろぐことができました。Business Class Loungeも広い印象です。

2016年の年末旅行⑤スーパーシャトル

LAの空港の往復と、DC空港から家までの送迎にスーパーシャトルを予約しました。使い心地をお伝えします。

 

LA空港→サンタモニカのホテル

預けた荷物が出てくる前にチェックインしてしまったのであやうく置いて行かれそうになりましたが、それ以外は問題なし。待たせてしまったほかのお客さんには申し訳なかったです。

 

サンタモニカのホテル→LA空港

予定の30分前に迎えが到着。ホテルのフロントからシャトルが来ているとの電話が入り、さすがに焦りました。まさかこんなに早く来るとは思っていなかったので準備が整っておらず、バタバタとホテルをチェックアウトする羽目になりました。迎えが遅れるよりはよいのですが・・・。

 

DC Ronald Reagan National Airport→家

前回の反省を活かして、預け荷物を受け取ってからインターネットでチェックイン。しかしいつまでたっても配車されません。仕方なくスーパーシャトルのカウンターに行ってお兄さんに状況を聞いてみたところ、Vanが近くにいないので配車できない、いつごろ配車できるかも目途が全く立たない、と言われてしまいました。夫がお兄さんに聞きに行くと「あと30分くらい」と言っています。怪しい雲行きです。料金は事前に払っていてキャンセル期限も過ぎているため、待つしかありません。そしてじっと耐えて待つこと40分。疲れて帰ってきている上に夜も更けてきました。さすがにもう待てません。お兄さんにきいてみるとカウンターではリファンドの手続きはできないがキャンセルはできるとのこと。というわけで、カウンターのお兄さんに乗車をキャンセルしてもらってメトロで帰ることにしました。そして家に着いてから、深夜でしたがカスタマーセンターに電話して返金の手続きをしました。予約番号を伝えると案外簡単に手続きが完了しました。翌日には返金手続きがされていましたが、事前に予約しているにもかかわらず配車されないのはありえないと思いました。

というわけで、わざわざ予約しても配車されないという前提で利用する必要があることを今回学びました。さすが、アメリカ。

 

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