カーネギーサイエンスで、ボツワナのアフリカゾウ保護キャンプで暮らす赤ちゃんゾウNalediのドキュメンタリー映画を観てきました。生後6か月でお母さんゾウが病死してしまったために、栄養を取ることができなくなってしまったNaledi。このNalediをなんとか生かすために人々が奮闘する様子が描かれていました。アフリカゾウの群れの絆が表情豊かに映し出されていて、人間以上に絆が強いことが伝わってきました。
一方で、アフリカ大陸に生息するアフリカゾウの数を数えるという途方もないプロジェクトも紹介されています。エチオピアのアフリカゾウ保護区が人間の居住地に変わってしまっていて、アフリカゾウが一匹もいなくなっている現実、そして、象牙の取引のために殺されるアフリカゾウ。地域によってはまだ象牙の取引が禁止されていないことを初めて知りました。
http://www.vulcanproductions.com/our-work/naledi/
さて、今日でEnvironmental Film Festivalは閉幕です。合計8本を今年の会期中に鑑賞しました。映画の内容が多様で、かつ、質がとても高い作品がこの映画祭には集まっているので、来年もぜひ参加したいと思います。