白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

National Gallery of Art East Building再訪

コンテンポラリーアートを鑑賞するために、National Gallery of Art East Buildingを再訪しました。前回全体をじっくり見て回ったので、今回は自分の好きな作品を中心に回りました。

Robert Rymanの2作品を気が済むまで眺めてから、ぶらぶら歩いていると、Barnett Newmanの作品にたどり着きました。下記のような絵が合計14枚展示されていました。何だか全くよくわかりませんが、力強さに引き付けられました。

f:id:tigerrich:20170523094302j:plain

本館と違って、この東館はいつ行っても、まったくよくわからないものがたくさん展示されています。まったくわからないのに、観るたびになんだか自由な気持ちになるのが不思議です。

 

DCにはレベルが超絶に高いコンテンポラリーアートを鑑賞できる美術館が複数あります。しかもどれも無料です。DCは、住むのにすさまじく素晴らしい環境だと思います。

というわけで、お気に入りの美術館をメモしておきます。

空前絶後に素晴らしいコンテンポラリーアートが無料鑑賞できるDCの美術館4選

  • National Gallery of Art East Buidling
  • Smithsonian American Art Museum
  • Smithsonian American Art Museum Renwick Gallery
  • Hirshhorn Museum

 

Oh My Caps....

昨夜はWashington Capitals (通称 The Caps)対Pittsburgh PenguinsのNHLプレイオフ第2回戦Game 7、勝ったチームがSemi Finalに進出を決める重要な試合でした。

Capsはプレイオフに入ってからレギュラーシーズンの勢いが感じられず、1回戦もなんとか勝ち抜けた状態でした。2回戦も苦しく、1勝3敗に追い込まれてPenguinsに王手をかけられてからの2連勝で、奇跡的に3勝3敗に持ち込みました。とくにGame6ではレギュラーシーズンの勢いが戻ってきていたので、第7戦の勝利も大いに期待していました。そして街もローカル局のテレビもとても盛り上がっていました。

しかし残念なことに、Capsは2-0で負けてしまいました。

Game6で見ることができた往時の勢いは感じられませんでした。Ove、Oshie、Backstrom、Williams、Burakovsky、Johanssonがフォワードにいるという空前絶後の攻撃陣なのに、まさかの無得点。インターネットラジオの中継も、第3ピリオドの中盤くらいから実況中継のアナウンサーの声のトーンが悲壮モードに変わっていきました。

今年こそチャンピオンになるという悲願はまたしてもPenguinsに打ち砕かれ、DCエリアのチームはここぞという場面で勝てない、the can’t-win-the-big-one narrativeをまたもや実証してしまいました。

今オフではOveもフリーになってしまいます。こんなすごいメンバーは二度と揃わないでしょう。それだけに、2回戦敗退はとても残念です。

 

www.washingtonpost.com

 

 

Annapolisへ小旅行

f:id:tigerrich:20170512035827j:plain

DCエリアから車で1時間ほどのところに、メリーランド州の州都アナポリスがあります。アナポリスは古くからの港町で、US Naval Academy(海軍士官学校)があることでも有名です。

州議会議事堂やCity Dockのあたりをぶらりと歩くだけでも、町並みのかわいさに胸がときめきます。US Naval Academyの学生も制服姿で普通に颯爽と歩いています。

ちなみにCalvert Street Garageに車を止めると、ダウンタウンや海軍士官学校にも歩いて10分程度なので便利です。この駐車場は週末は無料です。

f:id:tigerrich:20170512040425j:plain

さてUS Naval Academy。12時からのガイドツアーに参加してじっくりと見学しました。費用は一人$11。敷地は広大なので、初めて見学する場合にはツアーで見学したほうが効率がよいと思います。

12時からのツアーの参加者数は約20名で、ウクライナ、インド、オランダからの観光客も参加していました。ツアー時間は1時間15分くらいでした。

ベテランのガイドさんがNaval Academyの歴史や見どころについて、Navy vs. Armyの小ネタも挟みつつ、軽妙な語り口で説明してくれます。ツアーはたいていの場合博物館や史跡を見学するものですが、今回のツアーはそれに加えて本物の学生が勉学に励みつつ普通に生活している様子も見学できたので、ある意味、新鮮でした。

オリンピックレベルの広いプールでは、多くの学生が一心不乱に泳いでいて、さすがNavyだと思いました。Academyには現在4400人の学生が在籍していて、そのうち25%が女性。入学出願にはSATスコアではなくCongressかSenateの推薦状が必要とのことでした。学業不振でドロップアウトするのは一桁%で、卒業するとBachelor of Scienceが授与されるとのこと。進級には水泳試験があること・・・などなど、とても興味深かったです。

 

アナポリスの町並みは古くから続いている町並みのせいか、なんだかホッと落ち着くことができました。1時間足らずで行くことができるので、気分転換するのにちょうどよい街だと思います。

 

 

 

Clarksburg Premium Outlets

昨年末にできたばかりのClarksburg Premium Outletsにようやく行ってきました。National Harbor近くにあるTanger Outletsと比べると、高級なブランドがたくさん入っています。

日曜日の午後に行ってみると、I270は混雑していなくて快適なドライブだったのですが、いざOutletsに到着してみると、広大な駐車場がほぼいっぱいでした。店舗エリアから一番遠い場所に駐車スペースを見つけることができました。

店舗エリアに行ってみると、お店が整然と並んでいて、わかりやすい構造です。お客さんも随分いる印象です。クツを買うためにお目当てのブランド店に入ってみると、中はまるで通常の店舗のようにゆったりとした造りでした。種類も意外にそろっていたのですが、サイズがあまりそろっておらず、お目当てのクツはあきらめざるをえませんでした。

Tory Burchにも寄ってみると、「追加でさらに30%割引」だそうで、Casherに長い列ができていました。バッグでも買おうかなと思って物色しましたが、とくにほしいデザインはありませんでした。残念。

もうすこしいろいろとみてみたかったのですが、夕立が来そうだったので、早々に退散しました。駐車場が難ですが、また行ってみたいと思います。アウトレットの高めのお店ではアジア人比率が高い、という持論があるのですが、ここでもそれは当てはまりました。ふだん街中であまりアジア人を見かけないだけに、目立ちます。

最近お気に入りの食べ物

f:id:tigerrich:20170429071751j:plain

お刺身が食べたい。そんなときにはWhole Foods MarketのSushi Gradeが最適です。RockvilleのWhole Foods Marketのお魚売り場の人に「Sushi Gradeの魚がほしい」と伝えると、「そこの冷凍庫に入っているよ」と言われて見つけたのが、こちらの品物。サーモンとマグロがこの形で売られていました。カニもありました。

200gの塊が冷凍された状態でこの箱に入っています。冷蔵庫で6時間ほど置いておくと解凍できます。サイコロ上にぶつ切りにして、サーモンアボガド丼を作って食べました。この量だと2人前でちょうどよい量です。切って和えるだけですが、おいしすぎて涙が出そうになりました。今度はマグロでポケ丼を作ろうと思います。

この食品は使い勝手がよいので、リピート決定です。

美しい初夏の到来

ワシントンDCエリアではこのところよく雨が降ります。一雨ごとに芝生や木々の緑が濃くなってきて、一気に初夏の様相を呈してきました。

しかも最近、毎朝、鳥のさわやかな鳴き声が聞こえてきます。たぶんロビンの声だと思います。とてもかわいいです。まるで高原の別荘にいるような気持ちになります。

f:id:tigerrich:20170429070131j:plain

 

家の中庭では、白いつつじが咲き乱れています。窓越しに見ると、まるで百合のようで、その美しさにうっとりします。日本でよくみかけるピンクのつつじはこのあたりでは見かけません。

f:id:tigerrich:20170429070307j:plain

 

ふとした道端にも紫の花が咲き誇っていて、足を止めてしまいます。香りがしないのでラベンダーではないと思うのですが、花の名前はわかりません。

f:id:tigerrich:20170429071250j:plain

久しぶりに日本に帰国してきました③通信環境編

日本に一時帰国したときにも、スマホは使いたいのが人情です。私が持っているiPhoneはUnlock SIM(SIMフリー)なので、日本で格安SIMを購入して使うことにしました。

成田空港第1ターミナルに到着すると、税関を出たところにミニストップがあります。そこで下の写真のSIMカードを3500円くらいで購入しました。通話はできなくてよいので、データ通信専用のSIMカードを選びました。それにしても、どうしてこういう図柄なんでしょうね。。。趣味が悪い。

f:id:tigerrich:20170429060208j:plain

 

Nano SIM Card交換には、下のツールが必要です。iPhoneを購入したときに箱に入っていますが、もし捨ててしまっている場合はAmazonでも売っています。このツールがないと、SIMカード交換には苦戦することになると思いますので、アメリカから持っていく荷物にお忘れなきよう。

f:id:tigerrich:20170429060526j:plain

 

さて通信するためには、SIMカードを差し替えた後にAPN設定をする必要があります。このときWiFiが必要なので、ネットワーク接続ができる場所で作業する必要があります。同梱されている説明書には日本語での記述はありません。ただし、作業自体はとても簡単で、5分ほどで作業完了しました。

f:id:tigerrich:20170429060902j:plain

 

電話回線を使った通話はできませんが、スマホでのデータ通信、SMS送信(アメリカの携帯電話宛て)はできました。SMSが送信できたのはちょっと意外でした。とはいえ注意したいのは、このSMSを受け取った相手からすると、見知らぬ電話番号からのSMSとなってしまうので、やや不審なSMSみたいです(笑)。

 

ところで、アメリカに戻った際には、このAPN設定で作成されたU-Mobileのプロファイルを削除する必要があります。私のスマホでは、U-Mobileのプロファイルを削除しないとアメリカの通信業者につながりませんでした。

 

久しぶりに日本に帰国してきました②宿編

宿~Airbnb

部屋に洗濯機があること、ユニットバスではなく日本式のお風呂があること。これらを満たすホテルはなかなか見つけるのが難しいのが現状です。というわけで今回初めてAirbnbを使ってみました。マンションの1室をまるまる貸し切る形式で借りました。

よく知った地域に滞在したので治安そのものは全く心配がなかったのですが、Airbnbという形式は初めてだったので、部屋そのものの安全性についてはおっかなびっくりな気持ちでした。いざ鍵を開けて中に入ると、とにかく天井が低い(笑)。気づかないうちにアメリカの高い天井に慣れてしまったなんだな、と思いました。

事前に見ていた写真よりも全体的に薄汚れた感じがする部屋でした。押入れの中も整理されておらず、ソファーも破れているし・・・。部屋にあった掃除用具や台所用品は、さすがに気持ち悪くて使う気になれなかったため、近くの100円ショップで新品を買って部屋を掃除してみました。すると薄汚れた感は、気持ちとして、低くなりました。そして、心配していた安全面でも特に困ることはありませんでした。結果的には、洗濯機もあり、自動お湯はり機能がついた日本式湯舟もあり、短期間生活する分にはとても便利でした。

というわけで、Airbnbはホテルと比べると清潔感や安心感で劣りますが、コストや機能面ではとても使い勝手が良いと今回感じました。ただし、まだ1回しか利用したことがないので次回がそうだとも言い切れません。物件ごとの当たり外れが大きいようにも感じました。 

つづく~通信環境編

ひさしぶりに日本に帰国してきました①飛行機編

約1年ぶりに日本に帰省してきました。今回の飛行機、宿、通信環境について報告します。

 

飛行機~ANAとUnited

往路はANAでした。ビジネスクラスなので座席はコンパートメント形式となっていて隣が全く気になりません。しかも各自が通路に出られる、ベストな座席配置の機体です。サービスも食事も快適そのもので、機内に入ったとたんに日本を感じました。このとき往路ではお腹の調子があまりよくなかったので食事をほとんど食べることができなかったのが残念でした。

復路はコードシェア便のUnited便でした。コードシェア便なので成田空港でのチェックインはUnitedのカウンターに行く必要がありました。もともとUnitedは評判がダントツに悪いエアラインですが、ちょうどそのころUnitedのあの引きずりおろし事件がさかんに報道されていた時期でもあったので、すこし構えるような気持ちでカウンターに行ってみました。すると早速ビジネスクラスなのにKioskでのチェックインが求められ、アメリカに帰る前から「アメリカ」を感じることができました。

しかし、それはあくまで序の口だったのです。

 

Unitedのラウンジは広いが食事は寂しい

ANAのラウンジできつねうどんを食べようと楽しみにしていましたが、Unitedのラウンジに行くことになりました。当然ながら、そこにはうどんはなく、カレーもなく、普通のアメリカのラウンジの軽食しかありませんでした。しかし、こんなことは機内に比べると、瑣事だったのです。。。

 

隣の席がエコノミー並みに近い

なんと、通路に出るときに通路側の人を、「よっこいっしょ」と、またいで通路に出る必要がありました。いまどき長距離のビジネスクラスでこんな座席配置が残っていたとは。軽くめまいがしました。しかも、隣の席との距離がビジネスクラスとは思えない近さです。隣に座っているのが家族ならいいのですが、見知らぬ人だと落ち着きません。実際、隣の座席からヘッドホンが飛んできたりと、トホホな状態でした。

私はまだ窓側だったのでマシなほうなのですが、もし中央の4人掛けエリアの真ん中の座席だった場合は、さらに修行感タップリだったと思います。おかげで、Unitedのラウンジが残念だったことが瑣事に思えました。

 

座席操作のボタンの配置が悪い

座席操作のボタンが共有のひじ掛けにあります。これはうっかりすると隣の人のボタンを押してしまうかも、と思っていたら、案の定、発生しました。私が寝ているときに、隣のおじさんが私の座席を操作するボタンを何度も押してくれました。おかげで、そのたびに目が覚めました。。。

 

座席は進行方向とは逆方向

私がアサインされた座席は逆方向に配置されていました。以前ブリティッシュエアウェイズのビジネスクラスに乗った時にも経験していて、二度とブリティッシュエアウェイズは使うまい、と思っていたのですが、まさかここで再会できるとは。

 

足元に荷物収納がない

足元に荷物収納スペースがないため、かばん等の荷物はすべて座席上の棚に収納する必要があります。これ、不便なんですよね。窓際の席だと、小物を取るために、わざわざ隣の席をまたいで通路に出る必要があります。おかげで随分煩わしい思いをしました。

 

全体としては、自腹でビジネスクラス料金を払っているので、なんとも残念な気持ちになりました。次回以降は、コードシェア便を是が非でも避けたいところです。

 

つづく~宿編

 

歯医者さんへGo!⑤

左上の2本の歯の治療に行ってきました。

今日はポーセリンのオンレイとクラウンを被せるだけなので痛くないかもしれないのですが、「Numbする?」と聞かれたので、「Numbなしだと痛いですか?」と聞いたところ、「痛みは人それぞれですよ」とのことだったので、結局Numbしてもらいました。

治療は1時間ぴったりで終了しました。ポーセリンの色合いも自分の歯と同じで、もはや見分けがつきません。かみ合わせも丁寧に調整してくれました。今回の治療も大満足です。

今日で計4本の治療が完了しました。Dr. Goldbaumが最後におめでとう、と言ってくれて、握手で治療が終わりました。

数時間経って麻酔も切れたので水を飲んでみたところ、治療をしたところが随分シみることがわかりました。数日で慣れるはずなので我慢のしどころです。

予防ケアが大切なので、来月にまた歯のクリーニングに行きます。

Copyright © 2019 白雲無盡時 All Rights Reserved.