白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

Acelaに初めて乗ってみた感想

先日マンハッタンに出かける際に、初めてAmtrakのAcela Expressに乗りました。普段はBethesdaから出発しているVamoose Gold Busを利用しているので、両社を比べてみました。

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というわけで、結論としてどちらがお勧めかというと、

  • 座席の確保の見通しの立てやすさ
  • 圧倒的な値段の差

という観点から、マンハッタンに行くときにはVamooseがお勧めです。Acelaは提供されるサービスに比べて値段が高すぎます。値段を一切気にしなくてよくて、一人で乗り、かつ、荷物も少ない状態であれば、Acelaはありだと思います。

 

The Met Breuer @ NYC

METの別館、コンテンポラリーアート部門です。

コンテンポラリーアートが好きなので、きっと楽しめると思ったのですが・・・想像とは違って、あまり見ごたえがありませんでした。通常価格$25を払ってしまった身としては残念な気持ちになりました。元をとるためにMETにも行こうかと思いましたが、圧倒的なMETには気軽な気持ちでは行けないので、あきらめました。

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The Frick Collection @ NYC

フリックコレクションに行ってきました。ヘンリーフリックの邸宅に、彼が収集した美術品が、彼のこだわりを再現する形で展示されています。館内は、この噴水の場所以外は撮影禁止です。

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フェルメール、レンブラント、エル・グレコ、フィリッポリッピの作品や、陶磁器、時計、家具などの工芸品も展示されていて、見ごたえがあります。

フェルメールが、通り過ぎてしまうような場所(South Hall)に2点展示されていました。私はうっかり見過ごしてしまい、ずいぶん探すはめになりました。

West Galleryにはフェルメール1点が展示されています。女性が身に着けている真珠のイヤリングは、いかにもフェルメールらしい光の放ち方をしていて、とても美しいです。

 

NYCのほかの美術館とは違って、ここの絵画はガラスケースに入っていません。ガラスケースに邪魔されないため、絵画から伝わってくる迫力が違います。レンブラントの黒も、まるでアムステルダムの美術館でみたときと同じ迫力と光沢がありました。この美術館も20ドル以上の入館料を必要としますが、それに見合う価値を提供している美術館だと思います。

 

さて、フリックのこだわりかたは、バーンズのこだわりかたに少し似ています。とはいえ、バーンズの展示は偏狭的なこだわりを存分に発揮していますが、フリックのそれはずっとマイルドです。フリックは実業家としてはサイコパスの極みだったわけですが、バーンズはもっと振り切れていたのでしょうか。アンドリューカーネギーの邸宅に近い、というのも、皮肉を感じました。

 

Cooper Hewitt Smithsonian Design Museum @ NYC

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アンドリューカーネギーの邸宅だった場所にあるクーパーヒューイットスミソニアンデザイン博物館。庭はだれでも入ることができ、隅にある卓球台では親子が楽しそうに遊んでいました。

この博物館は、スミソニアンだけあって入館料が破格の5ドルです。私が訪問した時には、ラジオの特別展が開催されていました。常設展示の数は少なく、全体的にこじんまりとした博物館です。ただ、この邸宅そのものが素晴らしくて、内装に見入ってしまいました。

 

The High Line @ NYC

NYCの新観光スポット、ハイライン。使われなくなって荒廃していた線路の跡地が、地元の人の尽力によって、素敵な空中公園に生まれ変わったそうです。

これはホイットニー美術館のループトップからハイラインを眺めた写真です。ハイラインの始点(終点)がホイットニー美術館の横にあるので、ホイットニーを見学した後で、立ち寄ってみました。

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平日の昼間に歩いてみましたが、ここも大勢の人でにぎわっていました。とても素敵な場所だったので、週末になると、もっと込むんでしょうね。

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ところどころにアートワークが展示されています。

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終点近くになると、ハドソンリバーを見ながら歩くことができます。

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歩道はとてもきれいで、整備されていて、女性一人で歩いていても怖くありません。リラックスした気持ちで終点まで歩き、外に出ると、とたんにニューヨークの雑踏に揉まれました。あらためて、ハイラインの特別さを再認識しました。

Whitney Museum of American Art @ NYC

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ホイットニー美術館に行ってきました。この写真はルーフトップからの風景です。アメリカンアートのなかでも、HopperやCalderを中心に、彼らの時代のアメリカンアートがそろっていて、見ごたえがありました。開館に合わせて行ったところ、平日にもかかわらず、ずいぶんお客さんがいました。

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このHopperの絵を鑑賞していると、まるでその風景の中にいるような錯覚に襲われました。ガラスのケースに入っているのが残念でしたが、とにかく心に残りました。

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DCと違って、NYCの美術館はたいてい20ドル以上の入館料が必要となります。このホイットニーもその一つですが、アメリカンアート好きであれば一度は訪問することをお勧めします。ただし、黒人作家のアートやミニマリストのアートは少ないので、DCのスミソニアン各種美術館に慣れ親しんでいる身としては、すこしさみしい気持ちになりました。

 

Pike & RoseにSur la tableがオープン!

去年ここに来た時にはまだ少し寂しかったPike & Roseも、新店舗が次々と開店し、だんだん華やかになってきました。4月にはREIが、8月にはSephoraとPinstripesが開店しました。今月9月にはH&MとSur la tableがオープンします。Sur la tableのグランドオープンは15日なのですが、なんとすでにソフトオープンしていることを知り、早速でかけてきました。

Pike & RoseのSur la tableは、H&MとSephoraの間にあります。ベセスダのWilliams SonomaやPottery Barnよりも広い店舗で、素敵なキッチンツールがひたすらあります。楽しすぎてヤバイです。ちょっと見るだけと思って入ったつもりが、いろいろと買ってしまいました。

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ここではお料理教室も開催しているみたいなので、いつか行ってみたいです。ただ一回約70ドルというのはちょっと高すぎるような・・・。

イエローストーン国立公園に行ってきました

念願だったイエローストーン国立公園に行ってきました。

ダレス空港 → ソルトレイクシティ空港 → ジャクソンホール空港 という経路で行きました。ジャクソンホール空港でレンタカーを借りて、そこからイエローストーン国立公園までは約2時間のドライブです。

ジャクソンホール空港からイエローストーンに向かう道中にグランドティートン国立公園があるので、ついでに寄ってみました。イエローストーンよりもこちらのほうが好きという人もかなりいるそうです。私が訪問したときは、ちょうどオレゴンでの山火事の影響でティートン連峰が霞んでしまい、ハッキリと見えなかったのですが、景色はニュージーランドの南島によく似ているなぁと思いました。

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イエローストーンでの宿泊はオールドフェイスフルイン、あの世界一大きいログハウスです。遠くからもひときわ目立ち、趣があって、素敵な建物でした。建物の中では午後や夜に音楽が演奏されているので、アイスクリームを食べながらのんびりするのにはうってつけでした。部屋はバスルーム付きのスイートルームに泊まりました。とても質素でしたが、冷蔵庫が付いていたので便利でした。ホテルのDining Roomで何回か食事をしましたが、いわゆるアメリカ料理でした。ちなみにWiFiはありません。AT&Tの3Gがたまに入りました。

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オールドフェイスフルインのすぐ横に、オールドフェイスフルガイザーがあります。間欠泉が噴き出す時刻になると、多くの観光客でにぎわっていました。

事前にダウンロードしていたGeyserアプリで噴出時刻を調べようと思っても、現地の通信環境が悪すぎるためアプリを使うことができませんでした。ちなみにホテルに次の噴出予定時刻が掲示されています。

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さらに、オールドフェイスフルインの近くには、散歩道(いわゆるトレイル)もあります。このトレイルはまさに間欠泉三昧で、とにかくいたるところに間欠泉があります。どの間欠泉もそれぞれユニークで、見飽きることはありませんでした。ただ、このトレイルには日影がないので暑さにやられました。気温は摂氏25度くらいだったと思います。

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トレイルの終点にはモーニンググローリーという温泉があります。各所の間欠泉をゆっくりと見て回ったせいか、ホテルから徒歩20分といわれているところを1時間も要してしまいました。

このモーニンググローリーは、イエローストーンで見た中で、一番美しくて、不思議な色合いをしていました。とにかく美しくて、見飽きることがありません。

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ちなみに、イエローストーンで最も有名なのはグランドプリズマティックスプリングですが、そちらは上空から見ないとその美しさはわかりません。下の写真はまさにそのスプリングですが、なんとなく美しさの片鱗が見える程度です。

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このスプリングは有名なだけあって、観光客でとても込み合います。というわけで、朝7時前に訪問しました。それでもすでに数人が来ていて見学していました。気温は摂氏5度くらいで、車のフロントガラスには霜が降りていました。

打って変わって、マンモススプリングスは、トルコのパムッカレのようなところです。とても不思議な形状で、こちらも見飽きることがありません。

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さて、野生動物で有名なイエローストーン。オールドフェイスフルエリアでは、バイソン1頭、カラス、黒っぽい鳥をみたいくらいで、ほかには何にも遭遇することはありませんでした。それだけに、朝8時くらいのHayden Valleyで、バイソンの群れが出現したときには、「おぉっ」と思いました。川を渡渉している様子がとても野生的でした。観察のためには双眼鏡があるとなおよいと思います。

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イエローストーンにもグランドキャニオンがあります。というと、少し変なかんじもしますが、あるんです。ここの岩が黄色いことから、イエローストーンと命名されたそうです。Artist Pointの見晴らし台は、観光客でごった返していました。

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イエローストーン国立公園には、想像を超える多種多様な自然が凝縮されていました。コンテンツ詰め込みすぎです。ここに来ることで、ほかの遠い国まで旅行する必要がなくなるかもしれないと感じました。

 

さて旅行最終日はソルトレイクシティで観光をするつもりでしたが、ダウンしてしまい、ホテルでジッとしていました。イエローストーンのスケールの大きさに当たってしまったようです。

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アメリカで車のオイル交換

車を買ってから1年が経ちました。たいした距離は乗っていませんが、1年に1回くらいはオイル交換したほうがいいかなと思い、インターネットでレーティングが高い近所の車修理屋さんに行ってきました。

Charles Automobile

www.chasauto.com

予約の電話を入れたところ、当日すぐにやってもらえることになりました。エンジンオイルの交換と一緒にバッテリーやブレーキなどなどのチェックもやってくれるとのこと。特に不調は感じていなかったのですが、気にはなっていたのでちょうどよかったです。

車をCharlesにもっていって待合室で本を読みながら待つこと30分。おじさんがやってきて、Wheel Alignmentもやったほうがよいとのこと。言われるがままにお願いしました。さらに待つこと1時間。メンテが終わって帰る道中では、心なしかエンジン音が静かになったような気がしました。結構オイルが減ってたのでしょうか。それとも気のせい?

さて、本日支払った費用は以下です。

  • オイル交換:75.93ドル (Synpower Oil)
  • Wheel Alignment:126ドル
  • Shop Sup:7.59ドル
  • HazMat:4.75ドル
  • 税金:4.12ドル

合計:218.39ドル。高い・・・。同じく待合室で待っている女性と話していたところ、彼女曰く、ここはレーティングが高いけれど、実際には質が低く、しかも高い、とのこと。ブレーキパッドの交換はディーラーより高い金額が提示されていたことを後で知って、ディスカウントを要求したとのこと。(その要求は通ったそうです。)しかも交換したブレーキパッドの調子が悪く、再度交換に来たとのこと。。。怖すぎる体験談を聴くことができました。さらに、女性はこういう場所では甘く見られるので男性を連れてきたほうがいい、とのアドバイスももらいました。かかった金額からすると、確かにそうかもしれないです。

 

ドライビングレンジに行ってきました

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Needwood Golf Course(MCG | Needwood Golf Course Derwood Maryland Golf Lessons Near Rockville MD)に併設されている、打ちっぱなしに行ってきました。日曜日の夕方に行ったせいか、打席は結構埋まっていました。

クラブハウスのショップで打ちっぱなし使用料を支払い、手袋を購入し、クラブ一式をレンタルしました。気になる費用は以下の通りです。

  • クラブレンタル費用:5ドル(レンタル中はIDかクレジットカードを預ける必要あり)
  • Small Basket:5.75ドル
  • 手袋:約12ドル

バスケットのボールを半分程度打ったところで、すっかりバテテしまいました。しかも全然まともに当たらず・・・。習ったことが全く身についていないことがわかり、がっかりしました。

めげずに気長に頑張ろうと思います。

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