岡本太郎記念館を訪問
岡本太郎記念館を訪問しました。ここは岡本太郎さんのアトリエだったところで、いまでも、書きかけの絵や、(たぶん)完成した絵が無造作に棚に保管されていました。そして作品がいくつか展示されていました。一つ一つの作品は個性豊かなのに、全体として醸し出される謎の調和は何なんだろう、と感動しました。太陽の塔のミニチュア模型をお土産に買って帰りました。ここはおすすめです。
帰国して2か月が経ちました
日本に戻ってきて良かった点
- スーパーマーケットでほしい食材が簡単に安く手に入る
- おいしい和菓子を毎日食べることができる
- おいしいお漬物を買うことができる
- おいしい和食を気軽に食べることができる
- 外食全般がおいしい
- お茶がコンビニで買える しかも種類が無限大
- コンビニスイーツがおいしい。おいしすぎる。
- デパ地下が楽しすぎる
- 高級食パンが衝撃的においしい
- ヘアサロンで思い通りの髪形をお値打ち価格で実現してもらえる
- 車を運転しなくてよい(東京の場合)
- 夜遅くでも一人で歩くことができる
- 仏教美術、日本美術をふんだんにみることができる。上野の芸術村はすごい
- Amazonが翌日に届く
- Netflixで水曜どうでしょうが見られる
- Amazon Prime Videoでトリック、プロジェクトX、ガンダムを観ることができる
- 歯科治療が安価
日本に戻ってきてやや残念な点
- Colgate製品が手に入らない
- フルーツがべらぼうに高い
- 食べ物がおいしすぎて太る
- 夏が暑すぎて、ジョギングできない
- スタバが混みすぎている。スタバに限らずカフェはどこも混みすぎている。
- 西洋美術にたいしたものはない
- 美術館、博物館はどこも有料。しかも混んでいる。
- Amazon Prime musicで聴くことができる洋楽が古い。ラインナップが少ない。
- ゴルフを続けるのが簡単ではない
日本に戻ってきて新鮮だった点
- 歩行者は信号標記を守る。たとえ車が走っていなくても信号が赤であれば横断歩道で待っている
- 道端にゴミ箱がない。なのにゴミが落ちていない。
- スタバなどのカフェは、日中の昼間、暇そうなサラリーマンであふれている
- 電車では男性が我先に座ろうとする
- 荷物を持っているわけでもないのに、健康そうな人が駅のエレベータを使う
- 狭いところをすれ違うときに誰も「すみません」と言わずに無言でぶつかってくる
- 当然ドアは開けて待っていてくれない
- 地図で見ると遠そうな場所が、歩いてみると意外に近い
- 旅行者の外国人(とくにアジア人)が増えている
東京国立博物館 本館
東京国立博物館の本館にも行ってきました。
日本の美術作品を、縄文時代から近現代のダイジェストで観ることができます。DCのFreerよりも、当然すごいです。METの中国芸術展示と同等程度でしょうか。
平日午前だとそんなに混みあっているわけでもなく、自分のペースで作品を鑑賞することができました。ただ、午後になると人が増えていました。休日だとさらに混みそうです。
日本の美術作品は光に弱いものが多いので、長く展示していることができません。このため常設展で同じ作品を2~3年にわたってみることができるわけではなく、1か月~数か月のみの展示となります。行くたびに新しい展示が見られるわけですが、同じ物を何回も見たい派にとっては、仕方ないもののややつらいです。
特別展の奈良の御仏の展示は猛烈な人だかりで、鑑賞する気が持てず、素通りせざるを得ませんでした。同じく特別展の三国志展もたくさん人がいる雰囲気でした。
この日は法隆寺宝物館と本館を見学しました。アジア館も行きたかったのですが、疲れてしまって無理でした。また次の機会に訪れたいと思います。
法隆寺宝物館@東京国立博物館
まさか東京に法隆寺宝物館があるなんて。東京国立博物館内あると先日知り、さっそく訪問してきました。平日の開館と同時に行ってみたところ、宝物館は隅に位置するためか、訪れる人が誰もいなくて、閉館しているのかと思うほどでしたw。東京でこんなに空いている美術館があるのは驚きでした。
しかも、展示が素晴らしい。法隆寺の宝物なので、7~8世紀の飛鳥時代の仏教美術がメインで、なかでも観音菩薩像が荘厳に展示されています。素晴らしいとしか言いようがありません。そして重要文化財だらけです。ちなみに上の写真は国宝です。
建物は谷口吉生の設計です。外観とランドスケープの調和が美しく、ずっと見ていたい気持ちになります。建物の中は、直線的ですっきり、木材がふんだんに使われていて、心が落ち着きます。まるでMOMAにいるような気持ちになりました。
ここは何度も訪れたい場所です。
ちなみになぜここに法隆寺の宝物がそろっているかというと、明治時代の廃仏毀釈で荒廃を危惧した法隆寺が、皇室に献上することで宝物を守ろうとしたからということです。悲しい歴史のもと、何が大切かを考え抜いた当時の人々の知恵に感謝と尊敬しかありません。
塩田千春展@森美術館
六本木の森美術館で開催されている塩田千春展に行ってきました。これは素晴らしい展覧会でした。
今回の展覧会は、糸を組み合わせた大きな造形物や、絵画、写真などで構成されている大規模回顧展です。彼女の作品を理解するのは難しいですが、造形物の作品の魅力は格別で、時間を忘れて見入ってしまいました。写真で振り返ってもすごいなぁと思いますが、実際に目にすると、とにかく圧倒的な存在感です。
繰り返しますが、これは素晴らしい展覧会でした。日本に帰ってきてから目にする日本人のコンテンポラリーアートは、誰かの模倣品のように感じていましたが、塩田千春の造形作品は、圧倒的にオリジナルでした。すごい迫力でした。一方で絵画や写真は、方向性に悩んでいた時期に作成したのか、ハッとするようなものはありませんでした。
平日の午前に訪問したのに、しかも作品は難解なのに、観客が結構いてびっくりしました。
国立西洋美術館を訪問
上野の国立西洋美術館に行ってきました。おそらく日本ではここが西洋美術の最高峰だと思われます。今回は松方コレクション展と常設展の両方を観てきました。
松方コレクション展ではゴッホのRoseや黄色い部屋、モネの蓮の絵が美しかったです。しかしながら、とにかく人が多くて、ゆっくりと鑑賞することは不可能です。にもかかわらず、こんなに大勢のひとが、しかもほとんどの人が入場料を支払っていることを考えると、ここを訪れる人の美術に対する関心の高さに感心しました。
ただ、鑑賞していて一番厳しいと思ったのは、人の多さよりも、作品の説明ラベルの字の小ささです。とくに英語表記は日本語よりもさらに小さな字だったので、まったく読むことができませんでした。いやぁ、きびしい!
一方で、常設展のほうは空いていました。有名作品が松方コレクション展のほうに移動していることも要因かもしれません。想定していなかったモダンアートの展示もあり、こちらはずいぶん楽しめました。PollockやMiroの絵画が見ごたえがありました。上の絵はPollockです。
ちなみに美術館のチケット売り場は平日昼間にも関わらず長蛇の列でした。私は事前にローソンのLoppiで当日券を購入していたので、並ぶことなく会場に入ることができました。