National Museum of African Artに行ってきました。これまで見てきた博物館よりもずっと小さな博物館です。地上の建物から入り、地下1Fと地下2Fにオブジェや仮面などがたくさん展示されていました。古そうな作品でも、実際に製作された年代は20世紀であることが多く、なぜ年代物だと思ってしまうのかとても不思議でした。素朴な作品が多いからでしょうか。以前、箱根のある美術館に行ったときに全く逆の経験をしました。その箱根の美術館では、古墳時代の土器や出土品が数多く展示されていたのですが、まるで最近作られた模造品にしか見えなかったのです。
特別展示では
Market Symphony by Emeka Ogboh
という企画展が実施されていました。特別展示室のベンチに腰掛けると、まるでナイジェリアの市場の喧騒のなかにいるような感覚になります。不思議な展示でした。
建物の真ん中には地下に向かって吹き抜けがあり、一番下の階には泉がありました。まるでセノーテのようでした。光り輝いているのは、見学者が投げ入れたと思われる無数のコインです。
ユニークで素敵な博物館でした。こちらも無料でした。