白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

Siaが出てくるまでに2時間待ち Sia's Tour Nostalgic For The Present 2016/10/19@Verizon Center

1000 Forms Of Fear

SIAのコンサートにVerison Centerに行ってきました。

まずは会場について。席は4階席なのでステージは遠く、ヒトの顔は識別できません。双眼鏡を持ってきたほうがよかったなと思いました。会場はアイスホッケーの時ほどでありませんが結構寒く、この日の最高気温は80℃を超えていましたが、長袖の上着は必須でした。

さて、このコンサート。19時開始だったので、会場には18:20に到着し、万全の状態で開演を待ちます。19時ぴったりに会場が暗くなり、テンションが一気に高まりましたが、聞いたことがない曲が聞こえてきます。耳を澄ましていると、SIAとは違う歌声が聞こえてくるではありませんが。一気にテンションが下がりました。Opening Act、いわゆる前座の歌手が歌い始めました。

この歌手が歌うこと約30分。会場が再び明るくなり、どうやら休憩タイムのようです。客席はまだ3割くらいしか埋まっていません。ガラガラです。

15分程度経つと再び会場が暗転。テンションがいよいよ一気に高まります。

しかし、またまた違う歌声でした。まさかの前座2です。一気に盛り下がり、それと反比例する形で疲れが蓄積していきます。しかもこの前座2が1時間強も熱唱。まったく関心がない歌手の歌を1時間以上聞かされるのは、ちょっとしんどいです。周囲を見渡すと、あまり気にせず盛り上がっている若者もいれば、なんだこれ、というような表情をしている人もいます。

やっと前座2が終わり会場が再び明るくなった時点で21時。会場はようやく9割くらい埋まりましたが、SIAが出てこないまま2時間が経過しています。Opening Actではなく、もはや3組のアーティストによる合同コンサートと化しています。こんなことならもっと遅く来たのに・・・。

21:20過ぎにようやくSIAが出てきました。ALIVEで開演です。お疲れ気味の観客一同も一気に盛り上がりました。Bird Set Free, Cheap Thrill, Titanium, Chandelierはとくに盛り上がりました。SIAはおきまりのカツラとリボンのスタイルでステージの隅に立っていて視覚的には全く目立ちませんが、SIAの歌声は、力強さと生きづらさに満ちていて、やはり圧巻でした。視覚的にはSIAのかわりに、ダンサーがステージで表現を披露し、まるで動く現代アートを見に来たような気持ちになりました。観客は総立ちというよりも、踊りたい人が思い思いに立ち上がって好きな曲で踊っているという雰囲気でした。

SIAの熱唱は1時間強で終わりました。へろへろになって帰路に着いたのですが、案の定メトロはSingle Trackingで途中の駅でしばし止まり、家に着いたのは0時少し前。正直なところ、1時間強でもいいからSIAだけでよかったです。

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