白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

Star Wars I ~ III

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まずはPadmé Amidala。Natalie Portmanがとにかく美しい。この3本の中でもとくにIのNatalieが美しいです。レイア姫は美しさから程遠かったので、余計に美しく感じます。

そしてCount Dooku。あのSir Christopher Lee登場です。気品と威厳に満ちた悪役といえば、Sir Christopher Lee。この人しかいません。ロードオブザリングのSaruman役とほぼ同時期っぽいことにもただただ驚嘆です。Star WarsとThe Lord of the Ringsという2つの偉大な作品に、同じような役で出演するなんて、空前絶後のすごさだと思います。こんなすごい人はこの先現れないだろうなぁと思います。(と思っていたら、Andy Serkisも両方に出るという偉業を達成していました。確かにこの人もすごいです。)

さて、このI~IIIはダースベイダー誕生の物語ですが、全般的にストーリーは軽薄で都合がよく、なんだかなぁという印象です。子供時代のAnakinは魅力的でしたが、成長してからのAnakinはあまりいただけません。演技も残念な仕上がりで、ゴールデンラズベリー賞を受賞してしまうのもうなずけます。そのぶんSithが魅力的です。

6作品を通して感じたことですが、全般としてストーリーは安易で、一つ一つの出来事を深堀りして考え始めると、シリーズ全体を嫌いになってしまいそうです。でもそれもそのはずです。Lucas自身が ”People don’t actually realize it’s actually a soap opera and it’s all about family problems — it’s not about spaceships”と言っています。たしかにStar Warsはメロドラマと言われると、この軽薄さや安易な展開には納得がいきます。

むしろ、この映画の楽しみ方は、映画の外にあると感じました。映画で語られている部分は氷山のほんの一角にすぎず、水面下には広大な銀河が広がっていて、それを自分なりに調べて映画の軽薄さを補完していく作業が、この映画の醍醐味だと自分なりに思っています。

というわけで、Rogue Oneを観に行く下準備は整いました。

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