National Gallery of Art でコンテンポラリーアートを鑑賞することができるEast Buildingに行ってきました。SAAM3階やHirshhornともまた違った趣で、ここのコレクションも素晴らしいの一言でした。
今回もまずはDocent Tourに参加してみました。コンテンポラリーアートのツアーを期待していたのですが、今回は彫刻(立体物)のツアーでした。入口に設置されたおおきな立体物に関する説明、1階に展示されている2つの大きな立体物の作品のうちの一つはもう一つの作品に影響を大きく与えていること、さらに吹き抜けに飾られた四角い作品はさらにその影響を受けていること、などなどをじっくりと聞くことができました。普段だと立体作品にはあまり関心がないだけに、勉強になりました。
さて、絵画に話題を移すと、セザンヌやピカソのキュビズムや、アンディウォーホールのポップアート、そして、なぜか印象派のモネが展示されていました。キュビズム作品をじっくりと眺めることで、この手の絵画はあまり好きではないことがよくわかりました。
その一方で、ミニマリズム絵画に心を奪われました。なかでもRobert Rymanの作品に感動しました。白地のキャンバスに白地の絵具を塗る、極限的な抽象画です。下の写真だとまるで家の天井のように見えてしまうのが残念ですが、実物を前にするとなんともいえず引き込まれました。
この下のリンクの絵画は、さらにシンプルです。白地のキャンバスに白の絵の具を塗った作品です。この作品も観ていて飽きることがありませんでした。
このEast Buildingには、Hirshhornよりも人がいましたが、とはいえ、じっくりゆっくりと鑑賞することができてとても良かったです。