久しぶりに音楽鑑賞に行ってきました。
今回はYo Yo Maです。
Yo Yo Maのチェロの音を初めて生で聞くので、ウキウキしながらケネディーセンター行きました。しかしながら、当日配布されたパンフレットを見てみると、なんと5演目中の1演目だけにしかYo Yo Maが登場しないことがわかりました。チケット購入のウェブサイトでは全面的にYo Yo Maが取り上げられていただけに、ちょっとずるいなぁと思いました。ちなみに今回の演目は以下でした。
Fanfare for the Common Man(Aaron Copland)
Poem for Orchestra (William Grant Still)
Passage (Mason Bates) ←JFK生誕100周年記念のオリジナル曲
Concerto for Cello and Orchestra (John Williams) ← Yo Yo Maはここだけ
Three Dance Episodes from On the Town (Leonard Bernstein)
Yo Yo Maが演奏した曲は、これを練習していると気が滅入ってしまうのではないかと心配になるくらい、陰鬱で悲壮感にあふれた曲でした。音量は意外に大きくないので、集中して音を聞く必要がありましたが、目を閉じて聴いていると、日本的な幽霊が放つ怨念のようなものを感じました。
Yo Yo Maの演奏が終わると、ほとんどの観客がStanding Ovationで演奏を称えました。他の演目ではそんなこともなかったので、ほとんどのお客さんはYo Yo Ma目当てで来てたんだなぁと思いました。ちなみにJFK生誕100周年記念のオリジナル曲は、ソプラノ歌手の歌唱がメイン、NSOが伴奏、その合間にJFKの演説音声がDJ的に差し込まれる、という趣向の演奏でした。私には少々斬新すぎて「。。。?」というのが正直な感想ですが、JFKが大好きな人にはたまらないのかな?と推察しました。