Freer Gallery & Sackler Gallery 再訪
久しぶりにサックラー美術館に行ってきました。サックラーは特別展が主体なので久しぶりに行くと展示ががらりと変わっています。今回は仏教関連の展示と中国の古代の鐘の展示が面白かったです。
とはいえなんとなく物足りなかったのでフリーア美術館にも合わせて立ち寄ってきました。こちらは先日鑑賞したものと同じ展示内容ですが、展示物のレベルがあまりに高いので、何度見ても見飽きることがありません。葛飾北斎の屏風絵、伝聖武天皇書き写し経典、中国古代美術、などなど、どれもすごいです。TaotieとBi Diskは何度見ても素敵です。
Peacock Roomに行くと、普段は薄暗い部屋なのに、この日は窓のカーテンが開いていて、室内がすっかり明るくなっていました。第3木曜日はPeacock Roomの窓を開ける日だそうで、たまたまその日に訪問したようです。室内が明るいと特別感があるか、というとそういうわけでもなく、むしろ暗いほうが味わいがあるというのが私の印象です。明るいと何もかもがはっきりと見えてしまうので、部屋が持つエキゾチックさと神秘性が失われる気がしました。
とはいえフリーアはやはりすごいです。中国美術史を勉強することで、そのすごさを再認識することができました。