RBG
RBGを観てきました。最高裁判事Ruth Bader Ginsburgの半生についてのドキュメンタリーフィルムです。女性が働くことが非常識であった時代に、静かに、ひたむきに努力を重ねて、壮絶な困難を乗り越えて超人的な功績を残してきたRGBの半生が淡々と紹介されていきます。コーネル、ハーバード、コロンビアでそれぞれトップの成績を残したにもかかわらず、弁護士は女性の仕事ではない、という理由で卒業後にNYCのLaw Firmに雇ってもらえなかったこと。しかも卒業時にはすでに1児の母で、しかも夫がガン闘病中という過酷な状況。それでも法曹の仕事をあきらめず、市民権運動、とくに女性の権利について戦い、最高裁で6戦5勝という破格の勝率を残し、60歳を過ぎてからクリントン政権で最高裁判事に就任しました。80歳を超える今もバリバリの現役で、筋トレを欠かさず、2回のガン闘病も乗り越えて、大好きなオペラを楽しみながら仕事に一切妥協せずに取り組む姿は・・・到底まねできないすごい存在だなぁと思いました。
しかも、RBGは、驚いたことに、アメリカ女性らしくないのです。物静かで、むやみに自己主張することはなく、世間話の輪には加わらず、無駄話を一切しない、というのが人物評なのです。本人も「怒るのは時間の無駄」と言っていました。
原作?のNotorious RBGという本も購入して現在読んでいます。面白いです。