白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

日系ヘアサロンでも油断は禁物

1月にLAに行ったときに、日系のヘアサロンでパーマとカットをしてもらって大満足でした。あれから3か月が経ち、パーマは依然としてパーフェクトな状態ですが、だんだん髪が傷んできたような気がしたので、そろそろヘアサロンに行きたいなと思い始めました。

そこで、ロックビルにある日系のヘアサロンHair Design Zoneに恐る恐る行ってみることにしました。予約はすぐに取れて、トリートメントとカットをお願いすることにしました。

予約した時間の15分前にお店に到着。するとコンサルティングもなく、すぐにトリートメントの施術が始まりました。5段階の日本風トリートメントをお願いしたところ、何かの液をひたすらつけて髪を梳かしていきます。そんなにまっすぐに梳かすと、お気に入りのパーマが取れてしまう、と恐怖におののきました。しかも大切な毛が抜けていく感触もしばしばです。

次にカット。これがひどい。

まずは希望を聞いてくれましたが、サンプル写真で仕上がりを確かめるということもなく、単に口頭で聞かれるだけです。嫌な予感がしたので、毛先を0.5インチくらい切るだけにしました。前髪も切ってもらいましたが、これが、まさかのパッツン切り。アジア人に多い、額に斜めにクルンとなる前髪を希望していたのに、パッツンです。日本だと何も言わなくても斜め前髪に仕上げてくれますが、ここはアメリカ。日系サロンだからと安心していた私が悪いんです。英語でしっかりと斜め前髪を説明できなかった私が悪いんです。カットが進むにつれて、底なしに気分が落ちていきます。

そして仕上げのブロー。完全にストレートに乾かすか、生乾きでパーマのかんじを出すかの2択が提案されました。前者は論外ですが、後者も驚愕の提案です。というのも、生乾き状態はキューティクルが開いたままだから傷みやすいのですよ・・・。結局生乾きを選択しましたが、日本の常識とアメリカの常識は違うことを改めて実感しました。さらに悲しいことに、「その分け目で分けてしまうと最もいまいちな仕上がりになる」というまさにその分け目で仕上げられてしまいました。仕上がりを鏡で見るのも嫌になりました。

最後にお会計。カット55ドル。トリートメント75ドル。さらにチップ。仕上がりに全く満足していないのに、合計150ドル強をお支払い。

そして、懸念だったお気に入りのパーマですが、無残に取れてしまいました。トリートメントをするとパーマが取れてしまうことを知らなかった私が悪いのですが、トリートメントをするとパーマが取れる可能性があることを言ってほしかったです・・・。コンサルテーションもなく施術されてしまうと、こういうことになってしまうんだなぁと、改めて勉強になりました。

ヘアサロンでこんなに暗澹たる気持ちになったことは初めてです。前髪があまりに気に入らないので、家についてすぐに自分で切りなおしました。

Copyright © 2019 白雲無盡時 All Rights Reserved.