白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

マチュピチュ旅行①周辺情報

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行ってきました。念願のマチュピチュへ。大感動でした。

ワシントンDCのDulles空港からリマへはLATAM航空の直行便があります。リマで国内線に乗り換えてクスコに到着し、3000m超の標高に3日ほど体を慣らしてから5日間のツアーに参加しました。

 

■旅行会社:Mountain Lodges of Peruは超おススメ

参加したツアーはMountain Lodges of Peruという会社が催行するLares Adventure Tour to Machu Picchuというツアーです。

Mountain Lodges of Peru

この会社はとても評判が高い会社で、Travel+Leisureのトップ5ツアー会社にランキングされています。1ツアーあたり最大12名という少人数でハイキングや文化体験を織り交ぜたツアーを企画しています。

この会社のすごいところは、猛烈に辺鄙なところにすごく素敵なロッジを自前で建てて運営している点です。ハイキングでヘトヘトになって宿にたどり着くと、現地の人がおしぼりとハーブティーで迎えてくれるので、毎回とても感激しました。地元の雇用にも役立っていてすごいです。

提携しているロッジに泊まる日もあるのですが、それもまたすごく素敵で、とても個人では手配できなかったと思います。

ガイドさんも距離感が絶妙なうえに、猛烈に仕事ができます。英語もペラペラです。臨機応変に個々の参加者のニーズも満たしてくれます。

ツアー中は3食付きで、提供される食事は毎回おいしく、「日本はおもてなしの精神」なんて言っていますが、井の中の蛙でしかない、と強く感じました。

マチュピチュには行ってみたいけれどただ単に行って帰るだけではもったいない + 英語で普通に意思疎通ができる、という人には強くおススメしたいツアーです。

 

■Lares Adventure Tour to Machu Picchu

このツアーの場合、毎日2~3種類の選択肢から自分が参加するイベントを選ぶことができます。たいていの場合、文化体験・普通のハイキング・しっかりしたハイキングの3種類が毎日用意されています。初日は自重する意味で文化体験を、それ以降は普通のハイキングを選びました。体力に全く自信がなかったので、しっかりしたハイキングは選びませんでした。

参加者はアメリカ人ばかりかと思いきや、イタリア、ブラジルからも参加者がいました。ハイキングが主体になるので、それなりに若くて体力がある参加者ばかりで、私が最もひ弱でした。

 

■高山病は大変

ダイアモックスを処方してもらい、用法用量に従って、クスコに着く24時間前から1日2回飲み始めたのですが、実際には高山病に苦しめられました。とくにクスコ到着当日が吐き気がつらくて、ずっと横になっていました。2日目以降はうそのように楽になって、観光もできるようになりましたが、脈拍は通常の1.5~2倍、夜はあまり眠れずのどが渇いて目覚める、という毎日でした。

ハイキングも、平地ならば余裕の距離と高低差なのに、高地であるためにすぐに疲れてしまいました。とくに4,000m級のハイキングは、豪雨の中のハイキングで登りがきつくてとても寒かったこともあり、疲労困憊になりました。

マチュピチュに近づくにつれて標高が下がり、ハイキング後の疲れも少なくなっていきました。

 

■天候と装備

南半球なので12月・1月といえば夏真っ盛りのはずですが、そこは標高が高いクスコ(とマチュピチュ)。寒いです。摂氏10度前後でした。夜は5度くらい。

ハイキング中も寒く、それなりの装備は必要でした。しかも雨期なので、しっかりとしたレインスーツ上下、ポンチョ、つばのある帽子は必須でした。バックパックカバーも必須です。靴も防水仕様のトレッキングシューズがお勧めです。トレッキングポールは、登りがきついコースでは大活躍でした。

 

■クスコのお食事処

食事にはスープ屋さんのMr. Soup、和食のきんたろう、ペルー料理のPukara、中華料理のKionを利用しました。この中では中華料理のKionが一番おいしかったです。12角の石の近くにあります。ここのチャーハンとワンタンスープで体力が回復しました。そのほかの場所はあまりお勧めしません・・・。

カフェではMusio Cafeを利用しました。ここのコーヒーはびっくりするくらいおいしいです。Pucaraの近くにありますが、奥まったところにあるので見つけづらいです。

 

■恐怖のトイレ事情

途上国に行くと時々出会う「トイレにペーパーを流さないでください」という注意書き。ここにもありました。空港や駅の公衆トイレだけではなく、それなりに高級なホテルですら、この注意書きがありました。流さずにゴミ箱に捨てろとのこと。これは地獄でした。

しかも、ホテル、空港、駅ではない場所にある普通のトイレは、もっと恐怖です。どう恐怖かというと、便座がない、紙がない、水が流れない、手洗場がない、のです。どうです、恐ろしいでしょう?

というわけで、ペルー旅行にはトイレットペーパーとハンドサニタライザーが必携です。事前に調べていたので準備は万端でしたが、いざ直面した時はやはり絶体絶命のピンチ感満載でした。これから行く皆さんはくれぐれも準備は入念に。

 

以上が周辺情報です。遺跡情報・ハイキング情報は次号に続きます。

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