白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

Pike's Peek 10K

f:id:tigerrich:20180501052312j:plainD.Reichmann撮影

ロックビルパイクを南に向かって約10キロ走るPike's Peek 10Kレースに参加してきました。

人生初のランニング大会。

目標は完走すること。

トレーニングは大会の2カ月前から始めました。当初は2マイル走るのもやっとでしたが、Fitbit Coachのインターバル法を取り入れて、週に2~3回トレッドミルで走り始めると、徐々に距離を伸ばすことができました。トレーニングでヨレヨレになる私を見た夫からは、心臓発作でも起きたら困るから棄権したほうがいいんじゃないかと何度もいわれました(笑)。それでもあきらめずに準備を進め、大会1週間前にはなんとか1マイル12分30秒ペース(遅いw)で10km走り通すことができるようになりました。ものすごく遅いですが、大会自体は1時間40分で打ち切りなので、途中で歩いたとしてもゴールできるペースです。

レースパケットは大会の前々日から配布がはじまりました。配布会場で運営の人にゼッケンの番号を伝えると、すぐにグッズ一式(ゼッケン、安全ピン、Tシャツ、その他ノベルティ)が渡されました。ボランティアの皆さんに感謝です。

レースの服装にはずいぶん悩みました。天気予報ではスタート時の気温が46Fでしかも強風とのこと。4月末なのにずいぶん寒い気温です。私の運動量だとTシャツ短パンで走るには寒すぎます。というわけで結局、トップスはランニング用ウィンドブレーカー、Tシャツ、ハイネックの長袖コンプレッションシャツを、アンダーにはロングタイツを、そして手袋、耳当て兼用のヘアバンド、黒いキャップという格好にしました。レース開始を待っている間はこの格好では寒いのでフリースのジャケットを着ていました。このジャケットはレース開始直前に道端に捨てました。(ちなみに、道端に捨てておくと、大会事務局が回収してくれて、慈善団体に寄付してくれる仕組みになっています。すごいですよね。)ウィンドブレーカーは途中で脱ぐ想定だったので、ゼッケンはTシャツに貼り付けておきました。小物を持ち運ぶためにラン用のウェストポーチを付けました。中にはiPhoneと鍵を入れておきました。耳にはワイヤレスイヤホンをセット。

スタート地点のShady Grove駅は家から車で15分ほどのところにあります。スタートは7:50AMなので、7:30くらいに着くように7:10過ぎに家を出たところ、すでに道路規制が始まっていたために会場には7:45頃に到着しました。事前にトイレに行こうかなとおもっていましたが、ずいぶん人が並んでいたので諦めました。1H15MのPacerの真後ろに陣取り、号砲が鳴るのを待ちました。参加者は2000人程度なので、東京のラッシュ時のようなぎゅうぎゅうさはなく、他人との距離は50cm程度は保てる程度の混雑具合でした。一人で参加している人もいれば、家族や友人と一緒に参加している人もいました。1H15Mあたりで待機している人は、私と同年代もしくは年配の女性が多いように思いました。

7:52ごろに国歌斉唱。国歌斉唱で始まることを初めて知りました。気が引き締まるなぁなんて思っていると、レースがスタートしました。

このコースはいきなりけっこうな登り坂からスタートします。登り坂は抑え目のペースで走ることを心掛け、Pacerの後ろを慎重に走りました。坂が終わったあたりでも足取りが軽かったので、Pacerに別れを告げて自分のペースで走ることにしました。

このコースは車でよく通る道です。交通量が比較的多いため、普段はランニングしようとは思わない道でもあります。そこを、大胆に交通規制してもらって走れるなんて贅沢だなぁと思いながら走りました。沿道にはほとんど観客はいませんが、交通整理のボランティアや警察の方々が暖かい声援を送ってくれました。とにかく、走っていて楽しいコースでした。

2マイルと4マイルの地点にエイドステーションが設けられていました。たった10km(6.2マイル)の距離ですが、初心者の私はまだ給水なしで10kmを走りぬく体力がないので、この給水はありがたかったです。ボランティアの方々の暖かい声援にも励まされました。

トレッドミルで走ると、2マイル地点で疲れがピークに達し、そのあと給水したりしてなんとか走り続けるというのがいつものペースなのですが、このレースでは2マイルを過ぎても疲労感なく走り続けることができました。しかも驚くことにいつもよりもずっと速いペースで走り続けることができました。ゴール目前の9㎞あたりでも体力に余力があったので、最後の1kmはさらにペースをあげて走りました。自分でも驚きの展開でした。

そしてゴール。爽やかさと感動で胸がいっぱいになりました。この達成感はクセになりそうです。来年もまた参加したいと思います。

完走の記念品として大会のマグカップをいただきました。

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