白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

今シーズン最後?の雪

暖かい日が続いていましたが、それから一転して真冬の寒さに戻りました。昨日は東海岸北東部を中心に大雪警報発令。停電を心配していましたが、蓋を開けてみるとこのあたりではそれほど降らず1インチほどの積雪ですみました。GMAの放送も飛んで、地元局による大雪特別番組になっていました。地元局のABCの放送があまりに緩くて見ていられず、NBCを久しぶりに見ていました。それほどの大雪でもなかったためか、特別番組も正午で終了しました。

本日の最高気温も30Fとのこと。厳しい寒さが続きます。風邪がせっかく治ったので、悪化させないようにしたいです。

歯医者さんへGo!④

今回は左上の2本の歯の治療に行ってきました。前回の右側の治療では、削ってからポーセリンを入れるまでに1か月半を要したのですが、今回はそんなに待っていられないので1か月以内でできないかと相談してみると、やってみる、とのこと。

そして、あいかわらず華麗なテクニックで麻酔がかけられます。今回は左上のみなので気分的に楽です。ものすごい音がする機械で歯が削られたときには焦げ臭い匂いが漂ってきて恐怖心があおられました。虫歯を削り、印象を取り、仮歯を丁寧に調整して今日の治療は終了。出血もほとんどないようでした。前回よりも処置時間が短いように感じていましたが、所要時間はぴったり2時間で、前回と同じでした。

麻酔は6時間くらいで完全に切れましたが、その後もとくに痛みはありませんでした。なぜか治療費が想定よりも1000ドルほど安くてうれしかったです。次回請求されないことを祈っています。

記録的に暖かかった今年の冬

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今シーズンの冬は記録的に暖かい冬となりそうです。このままいくと過去3番目に暖かい冬だそう。確かに昨日もうららかな晴天で気温も70F超。街中では半袖の若者を目にするほどでした。花粉も随分飛んでいます。

打って変わって今日は冬に逆戻り。なんと外は雪です。積もるほどは降っていないのが幸いです。さらにこのまま来週も最高気温が40F付近の日が続くとのこと。この寒さのせいで、サクラの開花が先日の予報よりも数日遅くなりました。最新の予報では3月19日ごろからTidal Basinのソメイヨシノが満開になるみたいです。

第25回環境映画祭 The 25th Environmental Film Festival

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Expressに別刷冊子が入っていました。来週から始まる Environmental Film Festivalのプログラムの告知です。随分大規模に実施される映画祭のようで、DCの映画館で上映されるものもあれば、スミソニアンの各博物館、ナショジオ本部、カーネギーサイエンス、大使館でも環境にまつわる映画が上映されるようです。

なんだかDCっぽくてイイ、というミーハー感覚で、いくつかの映画を鑑賞することにしました。無料のイベントもあれば、$10~$20くらいの参加費が必要なイベントもあります。上映される映画はすべて環境にまつわるもので、環境活動的な内容もあれば、美しい自然の映像を楽しむ映画もあり、なんだか面白そうです。残念ながら平日昼間に上映される映画はほとんどないので、夜に外出しなければならないというのがネックです。というのも夜19時ごろを過ぎるとメトロの本数が激減するる上に、シングルトラッキングになるので、帰宅に要する時間がとても長くなり、疲れてしまうのです。

とりあえず8本の鑑賞を申し込みました。こんなに夜間の外出ができるか体力的に心配ですが、せっかくなので観られるだけ観てみたいと思います。

 

Kedi

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イスタンブールの野良猫のドキュメンタリー映画です。ネコのドキュメンタリーと言えば岩合さんのネコ歩きを真っ先に思いつきます。岩合さんの番組は、ネコとその風景の空前絶後の美しさに加えて、岩合さんの暖かい眼差しとにかく癒されます。一方でKediは、岩合さんの番組のように静かにゆっくりとネコのペースで進行していきますが、ネコよりもネコにかかわる人々の心情のほうが印象に残る造りになっていました。

激動の歴史を潜り抜けてきたイスタンブールで、何千年も続いてきた人間と野良猫の独特の関係。今でもその関係を守りつつ、ここ数年の急激な街の開発によって野良猫が住めなくなるのではないかと心配する人々。そして、野良猫のことだけではなく、環境の急激な変化から取り残されてしまった人々自身の不安が強く伝わってきます。世界のいたるところで起きていることが静かに表現されていました。

描かれているイスタンブールの美しい風景にウットリします。数年前に旅したイスタンブールを鮮明に思い出させました。古い町並み、西洋とイスラムの混在、街の喧騒、雑然さ、貪欲さ、人混み、野良犬、野良猫、未来への期待、急激な変化に対する不安。「リラックス」とは対極にある独特の場所。最近は物騒な事件も発生しているので以前のように気軽に旅に行く場所ではなくなっていますが、またいつか旅したい場所です。

ちなみに全編トルコ語なので、英語の字幕で映画を見ました。字幕の切り替わるスピードが速くて、ついていくのに必死でした。

長引く風邪 → 花粉症 

数日前に風邪をまた引いてしまい、のどの痛み+鼻づまり+高熱のコースに入ってしまいました。今回はTherafluという薬を飲んでみました。リプトンのレモンティーとコラボしている、いかにもアメリカっぽいバージョンを試してみました。

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このお薬は暖かいお湯に薬の粉を溶かして飲みます。味は確かにレモンティー。お薬っぽいかんじはありません。風邪でつらくても楽しいティータイム気分で・・・というつもりで試してみたのですが、そもそも体調が悪いのでゆっくりとお茶を飲むという気分にもなれず、飲み切るのがだんだん苦痛になってきます。さらに残念なことに、効いた実感を持つことができませんでした。ティータイムが楽しめる体調、つまり風邪のごくごく初期に飲むのが良策なのかもしれないです。というわけで、またもやDayQuilとNyQuilに戻ってしまいました。

 

さて高熱が過ぎたあと、今度は鼻水が止まらなくなりました。鼻水といえば、この前に風邪を引いたときに買ったAdvilが残っていたので試しに飲んでみました。今回は効くかな、と少し期待してみましたが、またもや全然効きませんでした。困ったもんだなと思って、ダメモトでAllegraを飲んでみると、ぴたりと止まりました。Runny noseは風邪のせいかと思っていましたが、今回はアレルギー性鼻炎だったみたいです。

確かにDCでは今花粉が結構飛んでいます。おかげで外出すると場所によっては鼻水が大発生します。強風の時はテキメンに症状が悪化します。せっかく気温も温かくなってきたのに、出かけるのが億劫になっています。

おまけに、家の中で超音波式の加湿器を使うと鼻水が止まらなくなったので、加湿器自体を捨ててしまいました。

歯医者さんへGo!③

今日はクラウンとインレーを被せにいってきました。被せて調整するときに痛いかもしれないのでNumbする?と聞かれて、お願いしますと即答。今日も華麗なテクニックで注射されていることに全く気付かずにNumbされました。

そしてポーセリンをかぶせてくれました。今回がアメリカでの初めてのクラウン治療だったのですが、セメントの使い方が日本と明らかに違うと思いました。なんてったって大量に使用。そしてセメントを大量に使用した後、余分なセメントを削るという作業の繰り返しで、歯茎が血だらけになっていました・・・。こんなに血が出ているのは抜歯以外で見たことがないです・・・。さらに途中で歯が抜けるかもしれないと思うくらい引っ張られ、横で「歯は抜けないから大丈夫よ」と言ってくれるものの、恐怖のどん底でした。

というわけで恐怖のどん底に陥った治療も、ぴったり1時間で終了。仕上がりを見ると、自分の本来の歯と区別がつかないくらい自然な仕上がりでびっくりです。ポーセリンってすごいですね。大枚をハタいただけあります。まだ麻酔が効いていて何も食べていないので、嚙み心地は不明です。見た目だけでなく、嚙み心地もぴったりであることを心から祈っています。

 

治療はこれで終わらず、さらに左側の治療が待っています・・・。頑張ります。

閑散としたNational Harbor

はじめてNational Harborに行ってきました。MGMのカジノも最近オープンしたので、National Harborもおおいに賑わっているかと思いきや、平日だったせいか閑散としていました。

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さてTanger OutletはNational HarborからCirculatorで10分程度の場所にあります。Circulatorと行ってもDCのダウンタウンで走っているCirculatorとは違う会社が運営しているので、SmarTripカードは使えず、現金(おつりなし)かクレジットカードで支払う必要があります。1日乗り放題で$5です。Circulatorは時間帯によって30分毎もしくは15分毎に走っています。平日だったせいか、こちらも利用者は少なく、貸し切り状態でした。

さて、楽しみにしていたTanger Outlet。意外にも高級ブランドショップはありません。平日の夕方に行ったせいか、どのショップにもお客さんがほとんどいませんでした。そんな中でもCoachに一番お客さんがいたように思います。Theoryの商品ラインナップは結構よかったです。一方でお食事処がほぼないのは残念でした。そして、明らかに何も買わなさそうな男性がキョロキョロしながら歩き回っていたりしたので、女性一人でショッピングするのはむしろ怖いと感じました。というわけで、大きな買い物はせずに早々に退散しました。楽しみにしていただけに少し残念でした。お買い物好きの人は、このOutletにわざわざ行く必要はないと思います。お買い物を楽しむなら、Tysons CornerやGalleriaのほうがずっと楽しいですし、安全に感じました。

さて晩御飯を食べにいくついでにNational Harborを一人で散策してみました。夕暮れに独りで歩いていると、人がほとんどいないのでやはりちょっと怖く感じました。ここは週末に家族で来る場所なんだろうなぁと思いました。

Westinに宿泊して翌朝National Harborを散策。The Awakeningには大きな彫刻が展示されています。広いエリアに展示されているのかな、と思いきや案外あっさりとしたスペースに展示されていました。おかげで、あっという間に散策が終了してしまいました。

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この後、対岸のAlexandriaにUberで移動して、Torpedo Factoryでアートを鑑賞し、カフェでのんびりと読書。Alexandriaのほうがずっと安全に感じました。一度行ってみたかったNational Harborですが、一度で十分、というのが行ってみた感想です。

Yayoi Kusama Infinite Mirrors @ Hirshhorn Museum

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Hirshhorn Museumで開催されている草間彌生展に行ってきました。Timed Passが発行されているので、そんなに並ぶこともなく作品をゆっくりと鑑賞できるのかと思っていたのですが、大間違いでした。

14:15入場のパスを持っていたので14時過ぎから並び始めたのですが、会場に入ることができたのは14時40分ごろでした。そして、会場に入ると、各Mirror Roomに入るための列がさらに続いていました・・・。どのMirror Roomに続く列なのかもわからないまましばらく列に並んでいましたが、並んでいる時間のほうが鑑賞時間よりもはるかに長くなってしまうのもバカバカしいと思い、比較的すいているMirror Roomにだけ行くことにしました。

このMirror Roomは比較的空いていました。テーマがテーマだけに列が他よりも空いていたんですかね。

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とくにカボチャのMirror Roomの人気が高かったみたいです。

 

さて、Mirror Room以外にも、平場に数々の作品が展示されていました。それらの作品も圧倒的な異彩を放っているのですが、鑑賞している人がほとんどいないために、じっくりと見ることができました。どの作品も、すさまじい細かさで点描されています。色遣いがポップで無邪気さを感じる反面、心の中に広がっている恐怖、不安、切迫感、緊張感を私は感じました。

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この特別展の人気はさらに高まっているようで、毎週月曜日の正午にインターネットで配布されるTimed Passは入手困難になってしまっているようです。配布開始1分で配布終了になってしまったそう。Mirror Roomsには一度に4人くらいまでしか入れないので、列に並ぶのは仕方がないと思いますが、そのほかの展示はTimed Passがなくても観られるように動線が分かれていれば、もう一度見に行くことができたのになぁ・・・と思いました。とはいえ、無料でこのレベルの作品を鑑賞できるのは、本当にありがたいことです。Smithsonian'sが提供する機会の素晴らしさを改めて感じました。

 

Yayoi Kusamaの展示を観た後に常設展の3階に行ってみると、いつもどおりの、静寂なHirshhornがそこにはありました。お気に入りのJean Paul Riopelleの作品をゆっくりと鑑賞してから、家路に着きました。

Alterations ~洋服のお直し

スーツのジャケットの脇のあたりの裏地がビリッと破れてしまいました。北斗の拳並みにビリビリなので、さすがに自分で直せる気がしません。

というわけで、洋服のお直しをしてくれるAlterationsをGoogle Mapsで探してみたところ、Edgar's Tailor Shopの評判がよさそうです。

Edgar's Tailor Shop http://www.edgarstailoringandformalwear.com/

 

早速行ってみたところ、HPのトップページの写真のおじさんではなく、この道50年くらいのおじいさんが対応してくれました。スーツの裏地の破れ具合を確認し、さらに裏地以外に問題がないことを確認してくれました。脇の部分のビリビリを直すには腕の裏地を総取り換えする必要があるとのこと。裏地の色は白か黒を選べました。両腕分で45ドル、納期は1週間後となりました。料金は前払いで、クレジットカードが使えました。支払い後に引換券をもらって帰りました。

さて1週間後。納期が来たので引換券をもって受け取りに行ったところ、きれいに直してくれていました。

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