白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

第53回スーパーボール

今年はスティーラーズがプレーオフに進出できなかったので、レギュラーシーズン後はすっかり冷静に試合を観戦することができました。

AFCチャンピオンシップではペイトリオッツvsチーフスという好カード。地方のヤンキーにしか見えないQBマホームズ君は才能にあふれていますが、彼にはブレイディ先生からNFLの厳しさを教えてあげてほしいと勝手に願っていたところ、さすがブレイディ先生。しっかりと経験の重要さを伝授することに成功しました。

一方でNFCチャンピオンシップではセインツvsラムズ。だれよりも花があるHCのSean McVay君をもうちょっと見ていたいというただそれだけの理由で応援していましたが、審判も味方に引き入れることができて(?)スーパーボール進出を果たしました。終了間際のパスインターフェアの未判定を巡って紛糾していますが、その後のOTでも得点できなかったので、わずかな実力の差が出たんだと思います。

というわけで前振りが長くなりましたが、夢の対決となったスーパーボール。私としては、やはりブレイディ先生が若雄羊軍団に経験の重要さを学ばせる展開になってほしいと願っていました。しかも、ブレイディ先生には限られた時間しかありませんが、若雄羊軍団にはこれから10年以上の時間がありますから。(McVay君に至っては、少なく見積もっても後30年くらいありますw)

というわけで、いわゆるHatersだらけのペイトリオッツを応援していました。開始早々いいリズムで攻め込んだペイトリオッツですが、いきなりインターセプトを決められてしまい、雲行きが一気に怪しくなりました。このあとも、まさかのフィールドゴール失敗等があり、全然点が入りません。

一方で、若雄羊軍団のQBゴフ君は、とにかくファーストダウン更新ができません。そう、これです。これがスーパーボールなんです。ビッグベンも最初の年のプレイオフではまともにパスを投げることが全くできませんでした。それに比べればゴフ君は頑張って投げていたと思います。しかし、とにかくサックされていてかわいそうでした。でもそれがスーパーボール。この経験を来年以降に活かしてほしいです。ついでに、年を経るにつれて、もっと花が出てくるといいですね。ライアン ゴズリング君に何となく似ているのでポテンシャルはあるはずw。ヘッドコーチが一番花があるというのもユニークでいいですけどw。HCだとなにせ怪我をしないから、安定的に力が発揮できるはず。

さて、試合に戻りますと、ディフェンスがすごいというよりも、なんだか盛り上がりに欠けるつまらない試合展開でした。第3Qを終えてもTDがないのはいかにも盛り上がりに欠けました。とはいえこのままブレイディ先生が終わるわけがありません。なんといっても9回目のスーパーボールです。GOATです。日本的に言うと、「神様、仏様、ブレイディ様。」です。第4QについにTDを決めてくれました。しかもグロンク君がロングパスを取って、ミシェル君がランを決めるというまさにペイトリオッツの理想形。グロンク君には往年の圧倒的なパワーがありませんが、それでもここぞというときにかならず決めてくれるのがグロンク君。しびれました。

とはいえMVPはエデルマンw。まぁそうでしょうね。

終わってみれば、祈っていたとおり、ペイトリオッツの勝利となりました。ブレイディ先生はスーパーボール6勝。ペイトリオッツはブレイディ先生だけで6勝。スティーラーズも6勝していますが、1QBだけで築いた歴史ではないので、いかにブレイディ先生がすごいか・・・。ベリチック先生にいたっては、もうやばすぎてコメントもできません。

エデルマンも今回を含めて3つのスーパーボールリングをもっています。試合後のインタビューでどのリングがお気にいり?と聞かれて、次のリングが一番お気に入りですとの素敵な回答。さっき試合が終わったばかりなのにもう次のスーパーボール制覇を期しているなんて。感動。

 

さて、スーパーボール前に出ていたCNNの記事が秀逸だったのでリンクを貼っておきます。こういう記事は大好きです。

www.cnn.com

そして、スーパーボールウィークに毎年開催されるABCのKid Correspontの面白インタビューのリンクも貼っておきます。1分7秒あたりから始まるブレイディ先生へのインタビューは抱腹絶倒で見逃せません。「AKA, the Haters!」

www.youtube.com

 

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