白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

Aladdin @ New Amsterdam Theatre Broadway

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初めてブロードウェイで観劇しました。

アラジンが上演されるNew Amsterdam Theatreは、思ったよりもこじんまりとしていました。会場は満員で、熱気に包まれていました。観客には子供がとても多かったです。チケットは結構なお値段なので、家族で観劇するなんてすごいなぁと思いました。

さて肝心のミュージカルですが、とてもよかったです。Aladdin役のTelly Leungはやんちゃな主人公にぴったりで、Jasmine役のArielle Jacobsも典型的な世間知らずのお姫様にぴったりです。しかしながら、Genieを演じるMajor Attawayがとにかく圧巻でした。踊りも歌もうまくコミカルで、表現力は圧倒的でした。これがブロードウェイかぁと感激しました。

ニューヨークシティを訪問する際には、ブロードウェイでの観劇をセットにしていきたいと思いました。

 

フェルメール展@National Gallery of Art

ナショナルギャラリーでは2018年1月22日までフェルメール展が開かれています。ルーブル、アイルランド国立美術館と回ってきて、いよいよナショナルギャラリーでの開催です。フェルメールは寡作なことで知られていますが、そのうちの10作品が一気に見られるまたとない機会だったので、さっそく鑑賞してきました。

月曜日の午前中ということもあってか、列はそんなに長くはなく、5分も待たずに特別展示会場に入ることができました。フェルメールと同時代に活躍していた画家の絵も展示されていますが、やはりフェルメールの作品が群を抜いて見ごたえがありました。フェルメールの絵画は精密で精緻なので、1枚の絵画を仕上げるために半年はかかったそうです。どおりで寡作なわけです。

 

以下が今回展示されていた全10作品です。

 

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The Lacemaker @ Musée du Louvre, Paris

 

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Woman with a Lute @ Metropolitan Museum of Art, New York

 

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A Lady Seated at a Virginal @ National Gallery, London

 

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A Lady Writing @ National Gallery of Art, Washington D.C.

 

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Woman with a Pearl Necklace @ Staatliche Museen Preußischer Kulturbesitz, Gemäldegalerie, Berlin

 

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The Geographer @ Städelsches Kunstinstitut, Frankfurt am Main, Germany

 

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The Astronomer @ Musée du Louvre, Paris

 

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Lady Writing a Letter with her Maid @ National Gallery of Ireland, Dublin

 

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The Love Letter @ Rijksmuseum, Amsterdam

 

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Woman Holding a Balance @ National Gallery of Art, Washington D.C.

 

とにかく圧巻でした。これが無料って・・・ありえません。ありがたいことです。会期中に何度も足を運びたいと思います。

 

フェルメール展のおかげで、印象派の展示ルームはいつもよりも空いていました。

 

Willis Tower

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シカゴの見どころはたくさんありますが、高いところから一望するのもおすすめです。シカゴで一番高いWillis Towerに昇ってきました。ちなみに現時点では全米第2位の高さだそうです。

土曜日の夕方ということもあって、展望デッキは2時間待ち、とのこと。事前にチケットを買ってしまっていたので、泣く泣く2時間行列することにしました。展望台から見るシカゴの夕暮れはとても美しく、2時間待った甲斐がありました。

 

Frank Lloyd Wright Home & Studio + 彼が手掛けた住宅

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シカゴは見どころがたくさんあります。ダウンタウンから電車で30分ほどのところにあるOak ParkにはFrank Lloyd Wrightの家、オフィス、手がけた住宅があります。Frank Lloyd Wright関連の建築には大変興味があるので、今回もガイドツアーを申し込んで、見学してきました。

21歳で建てた家、ということもあって、後年のプレーリースタイルはまだ外観からは見てとることはできません。とはいえ中はライトらしく作られていて、狭いのに居心地がよかったり、わざと空間を狭くすることでその隣の空間が圧倒的に広く感じられるようにしたりと、随所に劇的な演出がされていました。住み心地は・・・あまりよくなかったのではないか、と感じますが、鑑賞する側としてはやはり面白い建築でした。

彼の家の近くには、ライトが設計した住宅も数多く残されています。ライトらしくない住宅もあれば、いかにもライトっぽい住宅もあり、楽しく散策することができます。

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The Art Institute of Chicago

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シカゴ美術館に行ってきました。ここにはスーラのグランド・ジャット島の日曜日の午後とエドワードホッパーのナイトホークスが展示されています。それぞれの画家を好きな人にとって、この美術館は聖地です。

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もちろんこの他にも有名絵画が目白押しです。土曜日の午後ということもあって、印象派のエリアはたくさんのお客さんでにぎわっていました。

アメリカンアートも豊富で、とくにジョージアオキーフの絵画を複数見ることができました。彼女の絵画からはとくに力強さを感じます。

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そして意外なことにアルマトーマスの絵画も展示されていました。有名美術館ではほとんど見かけたことがなかったので、シカゴ美術館のコレクションの幅の広さに驚きました。

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さらに、ミニチュアルームなるものが地下にあります。友人に勧められて見に行ってみたところ、シルバニアファミリーのようなミニチュアではなく、衝撃的な精巧さで再現されているミニチュアでした。1600年くらいに製作されたミニチュアもあり、日本が関ヶ原の戦いをしていた頃にこんな美術が西洋のお金持ちの間で流行していたことを想像すると、なんだか不思議な気持ちになりました。

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Architecture River Cruise@Chicagoは超オススメ

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The Chicago Architecture Foundation(CAF)が主催する建築クルーズに参加してきました。晴れた日の夕方のクルーズだったので、数々の高層建築の美しさが夕焼けで一層輝いていました。

クルーズ船はゆっくりと進むので、存分に建築を鑑賞することができます。ガイドさんはCAF所属の人なのでとても詳しく、つい説明を聴くことに集中してしまって写真を撮るのも忘れてしまうほどでした。

このクルーズがあまりによかったため、シカゴに対するイメージ自体が変わりました。

 

 

Freer Gallery of Art

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フリーアギャラリーがリノベーションを終えて、ついに10月14日から開館しています。開館から間もない16日に早速訪問してきました。

アジア美術の宝庫、という予備知識だけで行ってみたところ、確かにその通りで、日本、中国、韓国、イスラム、インドの工芸品が展示されていました。そのほかにも、意外なことにWinslow HomerやJohn Singer Sargentなどのアメリカを代表する画家の絵画も展示されていました。規模は思ったよりこじんまりしているので、じっくり見ても疲労困憊になりません。

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浮世絵があるといいなぁ~と楽しみにしていましたが、残念ながら展示されていませんでした。ピーコックルームは必見です。

 

Heinz Field Tourは大のおススメ

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スティーラーズファンの聖地ハインツフィールド。ピッツバーグ滞在日と見学ツアー催行日が重なったため、念願のツアーに参加してきました。

見学者以外はだれもいないため、いつもなら大混雑しているコンコースエリアもじっくりと見ることができます。ヴィンスロンバルディートロフィーが6つも並んでいる構図は壮観でした(下の写真参照)。もちろんNFL最多です。

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ガイドさんの解説を聴きながら、感動に浸ることができます。フィールドにも降り立つことができ、芝生の部分は歩くことができませんが、その周囲を歩くことができます。感動しかありません。

フィールドのほかにも、普段行くことができないロッカールームやVIP席にもアクセスすることができ、終始大興奮でした。合計約2時間の大満足の館内見学ツアーでした。

ツアー参加者はやはりスティーラーズファンがほとんどのようで、ユニフォームを着ている人が多かったです。全員で60名はいたと思います。3組に分かれてガイドさんに案内してもらいました。費用はたったの9ドルで、ファンにとっては破格です。このツアーはとってもお勧めです。

Andy Warhol Musuem

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ピッツバーグ出身のアンディーウォーホール。彼の駆け出しのころから晩年までを網羅したアンディーウォーホール美術館を訪問してきました。絵画だけではなく、彼が手がけた工業デザインも展示されています。色遣いがまさにアメリカを感じさせます。

絵画だけではなく、映画製作にも打ち込んでいたことを初めて知りました。

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