白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

Gettysburg & Monocacy

最近アメリカの歴史の本を読んでいます。まだまだ序盤でヨーロッパ各国がアメリカ大陸を占領し始めたばかりのところを読んでいるので、南北戦争については簡単な知識しかありませんが、車から2時間弱のところにあるGettysburgに行ってきました。今回で3回目の訪問です。

まずはVisitor CenterにあるMuseumをじっくりと観ました。このMuseumには半年くらい前にも来たのですが、内容をほとんど覚えていませんでした(苦笑)。おかげで、今回もとても新鮮でした。

Musuemでじっくり勉強してから、車で史跡をめぐりました。気候がよいせいか訪問客がとても多くて、駐車スペースを見つけるのに苦労しました。とくにLittle Round TopとDevil's Denのあたりは駐車激戦地区でした。

次回はバスツアーでじっくりと解説を聞きながら回ってみたいと思いました。

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さてGettysburgから家に帰る途中にFrederickを通ります。Frederickにも南北戦争の史跡が複数あり、そのうちの一つであるMonocacy National Battlefield に寄ってみました。随分マニア向けの史跡ですが、「National」なだけあって立派に整備されていました。併設されていたMuseumで、さらにマニアックな情報を勉強しました。

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第二の故郷:Pittsburgh

10数年ぶりにピッツバーグに行ってきました。

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ピッツバーグは初めてのアメリカ生活を送った場所です。夜に到着したので、まずは当時よく通った「茶屋」で夕飯。てんぷら定食を頼んだところ、優に二人分はある衝撃の多さでした。量が多いことをすっかり忘れていました。

翌朝、昔住んでいた辺りを散策してみました。外に出て朝の空気を吸った瞬間に、あぁピッツバーグだ、と感じました。ピッツバーグの空気を覚えていたことに驚きました。

そして、10数年ぶりに母校を訪問。通っていた当時よりもさらに拡張が進んでいました。母校が繁栄しているのを見るのはいいものですね。私が通ったSchoolの建物の内部に入ってみると、懐かしさで胸いっぱいになりました。

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そのほかのピッツバーグの思い出の場所をめぐっていると、当時よりも街の雰囲気が明るくなっていることに気が付きました。昔は昼間でも独りで歩くことが少し怖かったのですが、今はそんなこともありません。もしかすると、あれから10数年たち、私自身の受け取り方が変わったせいなのかもしれません。

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街中ではUberの自動運転車が走行していました。さすがピッツバーグ。空港にもBlack & Goldのショップがありました。聖地感たっぷりです。店員のお兄さんとThe Steelers談義ができて、おおいに興奮しました。さすがピッツバーグ。

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SAAM再訪

またまたSAAMに行ってきました。

まずはルーティンとして、入口横にあるEdward HopperのCape Cod Morningを鑑賞。こんな名画が無造作にトイレの横に飾られています。しかもいつもほとんど誰も鑑賞していないおかげで、ゆっくりと鑑賞することができます。トイレの前ですが。

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さて大好きだったIsamu Noguchi展は3月に終わってしまいました。その後の特別展は「Down These Mean Streets: Community and Place in Urban Photography」という写真展になっていました。今回鑑賞して気が付いたこととしては、私自身はあまり写真には興味がない、ということでした。ということで、早々に特別展の鑑賞を切り上げて、お気にいりの3階に移動しました。

 

National Gallery of Art East Building再訪

コンテンポラリーアートを鑑賞するために、National Gallery of Art East Buildingを再訪しました。前回全体をじっくり見て回ったので、今回は自分の好きな作品を中心に回りました。

Robert Rymanの2作品を気が済むまで眺めてから、ぶらぶら歩いていると、Barnett Newmanの作品にたどり着きました。下記のような絵が合計14枚展示されていました。何だか全くよくわかりませんが、力強さに引き付けられました。

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本館と違って、この東館はいつ行っても、まったくよくわからないものがたくさん展示されています。まったくわからないのに、観るたびになんだか自由な気持ちになるのが不思議です。

 

DCにはレベルが超絶に高いコンテンポラリーアートを鑑賞できる美術館が複数あります。しかもどれも無料です。DCは、住むのにすさまじく素晴らしい環境だと思います。

というわけで、お気に入りの美術館をメモしておきます。

空前絶後に素晴らしいコンテンポラリーアートが無料鑑賞できるDCの美術館4選

  • National Gallery of Art East Buidling
  • Smithsonian American Art Museum
  • Smithsonian American Art Museum Renwick Gallery
  • Hirshhorn Museum

 

Oh My Caps....

昨夜はWashington Capitals (通称 The Caps)対Pittsburgh PenguinsのNHLプレイオフ第2回戦Game 7、勝ったチームがSemi Finalに進出を決める重要な試合でした。

Capsはプレイオフに入ってからレギュラーシーズンの勢いが感じられず、1回戦もなんとか勝ち抜けた状態でした。2回戦も苦しく、1勝3敗に追い込まれてPenguinsに王手をかけられてからの2連勝で、奇跡的に3勝3敗に持ち込みました。とくにGame6ではレギュラーシーズンの勢いが戻ってきていたので、第7戦の勝利も大いに期待していました。そして街もローカル局のテレビもとても盛り上がっていました。

しかし残念なことに、Capsは2-0で負けてしまいました。

Game6で見ることができた往時の勢いは感じられませんでした。Ove、Oshie、Backstrom、Williams、Burakovsky、Johanssonがフォワードにいるという空前絶後の攻撃陣なのに、まさかの無得点。インターネットラジオの中継も、第3ピリオドの中盤くらいから実況中継のアナウンサーの声のトーンが悲壮モードに変わっていきました。

今年こそチャンピオンになるという悲願はまたしてもPenguinsに打ち砕かれ、DCエリアのチームはここぞという場面で勝てない、the can’t-win-the-big-one narrativeをまたもや実証してしまいました。

今オフではOveもフリーになってしまいます。こんなすごいメンバーは二度と揃わないでしょう。それだけに、2回戦敗退はとても残念です。

 

www.washingtonpost.com

 

 

Annapolisへ小旅行

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DCエリアから車で1時間ほどのところに、メリーランド州の州都アナポリスがあります。アナポリスは古くからの港町で、US Naval Academy(海軍士官学校)があることでも有名です。

州議会議事堂やCity Dockのあたりをぶらりと歩くだけでも、町並みのかわいさに胸がときめきます。US Naval Academyの学生も制服姿で普通に颯爽と歩いています。

ちなみにCalvert Street Garageに車を止めると、ダウンタウンや海軍士官学校にも歩いて10分程度なので便利です。この駐車場は週末は無料です。

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さてUS Naval Academy。12時からのガイドツアーに参加してじっくりと見学しました。費用は一人$11。敷地は広大なので、初めて見学する場合にはツアーで見学したほうが効率がよいと思います。

12時からのツアーの参加者数は約20名で、ウクライナ、インド、オランダからの観光客も参加していました。ツアー時間は1時間15分くらいでした。

ベテランのガイドさんがNaval Academyの歴史や見どころについて、Navy vs. Armyの小ネタも挟みつつ、軽妙な語り口で説明してくれます。ツアーはたいていの場合博物館や史跡を見学するものですが、今回のツアーはそれに加えて本物の学生が勉学に励みつつ普通に生活している様子も見学できたので、ある意味、新鮮でした。

オリンピックレベルの広いプールでは、多くの学生が一心不乱に泳いでいて、さすがNavyだと思いました。Academyには現在4400人の学生が在籍していて、そのうち25%が女性。入学出願にはSATスコアではなくCongressかSenateの推薦状が必要とのことでした。学業不振でドロップアウトするのは一桁%で、卒業するとBachelor of Scienceが授与されるとのこと。進級には水泳試験があること・・・などなど、とても興味深かったです。

 

アナポリスの町並みは古くから続いている町並みのせいか、なんだかホッと落ち着くことができました。1時間足らずで行くことができるので、気分転換するのにちょうどよい街だと思います。

 

 

 

Clarksburg Premium Outlets

昨年末にできたばかりのClarksburg Premium Outletsにようやく行ってきました。National Harbor近くにあるTanger Outletsと比べると、高級なブランドがたくさん入っています。

日曜日の午後に行ってみると、I270は混雑していなくて快適なドライブだったのですが、いざOutletsに到着してみると、広大な駐車場がほぼいっぱいでした。店舗エリアから一番遠い場所に駐車スペースを見つけることができました。

店舗エリアに行ってみると、お店が整然と並んでいて、わかりやすい構造です。お客さんも随分いる印象です。クツを買うためにお目当てのブランド店に入ってみると、中はまるで通常の店舗のようにゆったりとした造りでした。種類も意外にそろっていたのですが、サイズがあまりそろっておらず、お目当てのクツはあきらめざるをえませんでした。

Tory Burchにも寄ってみると、「追加でさらに30%割引」だそうで、Casherに長い列ができていました。バッグでも買おうかなと思って物色しましたが、とくにほしいデザインはありませんでした。残念。

もうすこしいろいろとみてみたかったのですが、夕立が来そうだったので、早々に退散しました。駐車場が難ですが、また行ってみたいと思います。アウトレットの高めのお店ではアジア人比率が高い、という持論があるのですが、ここでもそれは当てはまりました。ふだん街中であまりアジア人を見かけないだけに、目立ちます。

最近お気に入りの食べ物

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お刺身が食べたい。そんなときにはWhole Foods MarketのSushi Gradeが最適です。RockvilleのWhole Foods Marketのお魚売り場の人に「Sushi Gradeの魚がほしい」と伝えると、「そこの冷凍庫に入っているよ」と言われて見つけたのが、こちらの品物。サーモンとマグロがこの形で売られていました。カニもありました。

200gの塊が冷凍された状態でこの箱に入っています。冷蔵庫で6時間ほど置いておくと解凍できます。サイコロ上にぶつ切りにして、サーモンアボガド丼を作って食べました。この量だと2人前でちょうどよい量です。切って和えるだけですが、おいしすぎて涙が出そうになりました。今度はマグロでポケ丼を作ろうと思います。

この食品は使い勝手がよいので、リピート決定です。

美しい初夏の到来

ワシントンDCエリアではこのところよく雨が降ります。一雨ごとに芝生や木々の緑が濃くなってきて、一気に初夏の様相を呈してきました。

しかも最近、毎朝、鳥のさわやかな鳴き声が聞こえてきます。たぶんロビンの声だと思います。とてもかわいいです。まるで高原の別荘にいるような気持ちになります。

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家の中庭では、白いつつじが咲き乱れています。窓越しに見ると、まるで百合のようで、その美しさにうっとりします。日本でよくみかけるピンクのつつじはこのあたりでは見かけません。

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ふとした道端にも紫の花が咲き誇っていて、足を止めてしまいます。香りがしないのでラベンダーではないと思うのですが、花の名前はわかりません。

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久しぶりに日本に帰国してきました③通信環境編

日本に一時帰国したときにも、スマホは使いたいのが人情です。私が持っているiPhoneはUnlock SIM(SIMフリー)なので、日本で格安SIMを購入して使うことにしました。

成田空港第1ターミナルに到着すると、税関を出たところにミニストップがあります。そこで下の写真のSIMカードを3500円くらいで購入しました。通話はできなくてよいので、データ通信専用のSIMカードを選びました。それにしても、どうしてこういう図柄なんでしょうね。。。趣味が悪い。

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Nano SIM Card交換には、下のツールが必要です。iPhoneを購入したときに箱に入っていますが、もし捨ててしまっている場合はAmazonでも売っています。このツールがないと、SIMカード交換には苦戦することになると思いますので、アメリカから持っていく荷物にお忘れなきよう。

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さて通信するためには、SIMカードを差し替えた後にAPN設定をする必要があります。このときWiFiが必要なので、ネットワーク接続ができる場所で作業する必要があります。同梱されている説明書には日本語での記述はありません。ただし、作業自体はとても簡単で、5分ほどで作業完了しました。

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電話回線を使った通話はできませんが、スマホでのデータ通信、SMS送信(アメリカの携帯電話宛て)はできました。SMSが送信できたのはちょっと意外でした。とはいえ注意したいのは、このSMSを受け取った相手からすると、見知らぬ電話番号からのSMSとなってしまうので、やや不審なSMSみたいです(笑)。

 

ところで、アメリカに戻った際には、このAPN設定で作成されたU-Mobileのプロファイルを削除する必要があります。私のスマホでは、U-Mobileのプロファイルを削除しないとアメリカの通信業者につながりませんでした。

 

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