The Phillips Collection
今日はThe Phillips Collectionを訪問しました。常設展示が素晴らしいと評判の美術館です。せっかくなので特別展も見学してきました。特別展は$12と少々高いです。常設展示だけを見学する場合、今日は平日だったので無料みたいです。
この美術館は、本館と新館で構成されていて、おおざっぱに分けると特別展は新館で、常設展示は本館で展示されています。入口は新館にあるので、意識して本館に進まないと、うっかり本館をスキップしてしまいそうです。
さて、わざわざ$12も支払った今回の特別展示のWilliam Merritt Chaseですが、冒頭の写真にも出てきた着物の人物画が複数あり、日本とのつながりは特になさそうなのに不思議だなぁと思いました。見学している人は案外多かったです。鑑賞ツアーも組まれていました。
もう一つの特別展示はKarel Appelです。主に抽象画や抽象的なオブジェなので、全然わからないのですが、なんだか気になる、ときには気持ち悪いという印象でした。そんな展示を見ていると、突然 Magnolia of the Nightという絵画が現れました。これは圧倒的な力強さと妖艶さを放っていました。しばし見とれてしまいました。今日の収穫はこの絵との思いがけない出会いです。
さて、常設展の有名どころも見てきました。
まずはゴッホ。
そしてルノアール。
どちらもだれも鑑賞していないので(笑)、ベンチに座ってじっくりと鑑賞することができました。このほかにも、マチス、ピカソ、マネの絵もありました。やはり誰もいない(笑)。William Merritt Chaseの展示と違って常設展には見学者がほとんどいないので、独り占め状態でした。
常設展示のある本館はPhillipsさんの邸宅だったため、部屋が展示室になっています。各部屋には暖炉があるので、まるでアメリカのお金持ちの邸宅を訪問してきた気分になることができました。