白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

チャイコフスキー第5番交響曲@ The Kennedy Center

久しぶりにNSOの演奏を聴きに行ってきました。今回はチャイコフスキー第5番交響曲。チャイコフスキーの交響曲をそもそもあまり聴いたことがなかったので、アマゾンミュージックで予習してみると、だいぶん好きなテイストでした。

そして、NSOの演奏。

これが、とんでもなく素晴らしかったのです。力強い旋律と情熱的な指揮に酔いしれました。演奏がおわったときには、観客のほぼ全員がスタンディングオベーションでした。こんな規模でのスタンディングオベーションを見るのは、前のNSOのMusical DirectorのEschenbachが最後に指揮したベートーベンの第九以来です。

たまたま聴きに行くことを決めた自分を自分で褒めたい気分です。

Maroon5 @ Capital One Arena

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Maroon5のコンサートに行ってきました。

意外にも8時30分すぎに演奏がスタートしました。おかげでアンコール手前まで会場にいてパフォーマンスを観ることができました。パフォーマンスが始まると、AdamはMCで一息つくこともなく、ひたすら歌い続けました。そのストイックな姿になんだかとても好感を持ちました。

Maroon5は10年以上前にアメリカに留学していたときからファンで、日本に帰国してからもずっとアルバムを購入し続けてきました。とはいえ、まさか彼らのコンサートを直に観ることができる日がくるなんて想像もしていませんでした。そういう意味でも、とても感慨深いコンサートでした。

Hamilton @ The Kennedy Center

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観てきました、Hamilton。

アメリカで大人気で、チケットも高額な上に入手困難なミュージカルです。

その理由がわかりました。このミュージカルは圧倒的に素晴らしいのです。ブロードウェイでオペラ座の怪人とアラジンしかまだみていませんが、これらを圧倒的に凌駕するクオリティでした。ストーリー、ダンス、音楽、演出のすべてが絶妙に組み合わされている超絶的なミュージカルでした。

独立戦争前夜の不穏かつ爆発的な勢いを体感させる前半、独立後に内部闘争に明け暮れて破滅に向かっていく後半。中だるみもなく、どちらも素晴らしい仕上がりでした。

チケットを手に入れるのに苦労しましたが、大納得かつ大満足です。

Evenings at the Edge @ National Gallery of Art

NGAで開催された特別イベントEvenings at the Edgeに参加してきました。これは閉館後にNGAの東館が開放されて、新しく始まる特別展を一足早く鑑賞したり、ホールで演奏される音楽を楽しんだりするイベントです。誰でも参加可能ですが、事前の申し込みが必要です。

どのくらい人がいるのかなぁと思っていたところ、たくさんいましたw。とくに若い白人層が多かったです。すてきな夜遊びスタイルだと思いました。

無料で開催されたコンサートは、タップダンスと弦楽が組み合わさった音楽でした。モダンなタップダンスを観た(聴いた)のは初めてでしたが、なかなか面白かったです。ずっと前にAMP @ Strathmoreで聞いたジャズより、よっぽと素晴らしいクオリティでした。

こんな素敵なイベントが無料で体験できるなんて、やっぱりDCはいいところだと思いました。

National Book Festival 2018

今年もNational Book Festivalに行ってきました。

聴きたいと思っていた講演が夕方だったので、その時刻に合わせて行ってみたら、講演会場はすでに満席で入場すらできませんでした。というわけで、本屋さんのスペース等をちょこっと回って、帰ってきました。

講演を聴くことはできませんでしたが、本好きの人が一堂に会しているので、なんとなく楽しい気持ちで帰路に着きました。

カナダ旅行

カナダに行ってきました。

オーロラをみるためにYellowknifeへ、カナディアンロッキーを堪能するためにBanffへ、そしてStopoverとしてTorontoにそれぞれ行ってきました。

Yellowknifeは下調べではずいぶん寂しい場所のようだったので、到着日を含めて二晩のみ滞在することにしました。オーロラを見る日は1日しかなかったのですが、無事にオーロラを見ることができましたw。肉眼では緑色にはあまり見えず、白いモヤのようなものが不自然に動いている、という印象でした。ちなみに街自体はとても寂しい場所だったので、滞在時間を極力少なくして正解でした。

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Banffは、ブリティッシュコロンビア州の山火事の影響で、山並みが霞んでしまっていました。数々の湖はとても素敵だったのが救いです。氷河も大迫力でした。人生で初めて氷河を歩きました。

昨年の同時期に行ったYellowstone&Grand Tetonも山火事の影響で山並みが霞んでしまっていたので、やはり山を見たければ晩夏ではなく初夏に行かないといけないなぁというのが学びです。

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Torontoではお約束のCNタワーに登りました。朝一で行ったので、並ぶこともなくエレベーターに乗ることができました。街が一望できました。

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CNタワーのすぐ隣にあるRipley水族館にも行ってきました。この水族館は展示が工夫されていてとにかく飽きることがありません。お勧めです。

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というわけで、カナダを満喫しました。

Glenstone Museum

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ポトマックにあるGlenstone Museumに行ってきました。

ここは大富豪の個人が運営しているコンテンポラリーアートの美術館です。入場料は無料ですが、事前にインターネットで入館予約が必要です。ちなみに大富豪の邸宅も敷地内にあり、外観を見ることができます。言うまでもありませんが、豪邸です。

屋外のアート作品は凝った趣向の作品が、敷地の特性に合わせて面白い塩梅で設置されていました。屋内のパビリオンではルイーズブルジョワの特別展が開催されていました。絵画が数点展示されているだけだろうと思っていたら、彫刻、造形物も多数展示されていました。こんなに多くの作品を個人で展示できるなんて・・・一体どういう大富豪なんでしょう。

ちなみにこの美術館は12歳以下の子供は入場できず、さらに入場できる人数自体も限られているので、猛烈にゆったりと作品を鑑賞することができます。しかも10月にはさらに大規模なパビリオンがオープンするそうです。今の10倍くらいの規模になるみたいなので、まったく想像ができません。

個人でそんな規模の美術館を開くことができるなんて、アメリカの大富豪のスケールは想像を超えます・・・。広大な土地に自分の家と美術館を作り、芸術家に作品を依頼し、敷地も造成して池や小川を作り、しかも一般人に開放する・・・まさに私の妄想が体現されている場所でした。

Citi Open 2018

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今年もCiti Openを観にRock Creek Parkに行ってきました。今年は男子シングルスの準決勝を観ました。本当はZverev対Tsitsipas戦を観たいところでしたが、日中開催のため暑すぎて無理です。というわけで、夕方開催のde Minaur対Rublev戦を観戦しました。どちらも一歩も譲らない息詰まる展開で、ハラハラドキドキする試合内容でした。

de Minaurは前日のMurray戦が中止(Murrayが棄権)になって中1日の状態で体調が万全なのに対して、Rublevはこの日ダブルヘッダーという強行日程だったので、Rublevを応援していました。会場はなぜかde Minaurへの応援が圧倒的に多かったです。オーストラリア出身だからでしょうか?

結果は、1セット目はRublevが取ったのですが、2セット目をタイブレークで制したde Minaurが3セット目も制しました。試合時間は3時間に達し、観ているだけなのに、だいぶん疲れました。ボールが早いせいかとにかく目が疲れました。

会場へは大会側が用意している無料のシャトルバスで行きました。今年はFriendship Heights駅の近くからシャトルバスが出ていて、昨年よりもさらに便利になっていました。

Robie House

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シカゴ大学にあるRobie Houseに行ってきました。プレーリースタイルの傑作です。

内装は修復の真っ最中なので家具や内装がほとんどありませんでした。このため、ほかの建物と違ってフランクロイドライト感が若干うすいのですが、それでも窓ガラスの模様や建物の天井はライト感たっぷりでした。修復がすべて終わった状態をいつか見てみたいものです。

The Art Institute of Chicago は最高

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開館15分前に訪問したところ、早くもチケットを買う行列ができていました。平日にもかかわらず大人気です。列は案外速く進み、開館から10分ほどでチケットを買うことができました。

今回は開館から閉館まで時間を使って全部の展示を観ようと心に決めていましたが、全然時間が足りませんでした。ヨーロッパ中世、近代、印象派を見ているだけで2.5時間が過ぎてしまい、ランチ1時間、モダン・コンテンポラリーアートのギャラリートーク1時間・・・この時点で15時を過ぎています。残りの2.5時間で、モダンアート、コンテンポラリーアート、Sargentの特別展、Jensenの特別展、日本美術、中国美術、アメリカンアートを見終えることは到底できないので、なくなくこのうちの半分をスキップすることにしました。

それにしても、この美術館のモダンアートとコンテンポラリーアートの展示は素晴らしいです。ギャラリートークで説明を聞きながら鑑賞すると、さらにすごさを理解することができました。

この美術館は本当に素晴らしく、何度も何度も訪問したい場所です。

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