白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

Museum of Contemporary Art Chicago

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趣味がとてもよいと事前情報で聞いていたMCA。ウキウキした気持ちで訪問したところ、ちょっと想像と違いました。

現在の特別展示はミレニアル世代によるデジタルメディアを使ったアート作品が中心でした。最先端のコンテンポラリーアートといえますが、最先端だけにずいぶんエッジが立った内容で、ゆっくりと鑑賞するという気持ちにはなれませんでした。

知っている芸術家でいうと、カルダーがほんの少し展示されていました。常設展示が一体どれなのかよくわからなかったのですが、絵画はほとんど展示されておらず、Mixed Mediaの作品が多い印象でした。

MCAの雰囲気を少しだけ味わって美術館を後にしました。

Chicago 再訪

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何度言ってもシカゴは素敵な場所です。今回は建築ウォーキングツアーに参加してきました。

Wringley Buildingに集合し、周辺の建物について詳しい説明を聞き、その後はシカゴリバーを渡って川の南側からトランプタワーやミースの旧IBMビルについてのお話を聞きました。その後はLoopに行ってMacy'sに残されているティファニー製の天井のステンドグラスをながめ、・・・長くなるのでこのあたりでツアーの詳細は割愛しますw

合計2.5時間とやや長丁場なウォーキングツアーだっただけに、充実した内容でした。

Renwick Gallery 再訪

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Burning Man Projectの作品を展示しているRenwickに再び行ってきました。夏休み真っ盛りのせいか見学者が多く、Templeはもはや静かに祈りをささげる場所ではなくなっていました。ほかの展示もにぎわっていて、今回は早々に退散せざるをえませんでした。

上の写真はBurning Man Projectの10個の理念を記した道案内アートです。やっぱりかっこいいです。

AAA解約

車の保険をGEICOに変更しました。既存の保険料から15%どころか30%以上安くなりました。しかもロードサービスをつけて、この金額です。

というわけで、2年間契約してきたAAAも解約することにしました。解約はウェブサイトでは手続きできず、電話もしくは実店舗で手続きする必要があります。解約のハードルを少しでも上げるためだと思いますが、面倒ですねw。

解約するために今回は最寄りの実店舗に足を運びました。受付の人に解約したいことを伝えてAAAカードを提示すると、ものの10秒くらいで手続きが終了しました。衝撃的に迅速なサービスでした。解約するのが惜しくなったくらいです。

AAAのサービス自体に不満はないんですが、年間で100ドル以上かかります。かたやGEICOは20ドル足らず・・・。AAAのサービス自体は悪くないのに、ビジネスモデルが時代に取り残されてしまっています。あと10年もすると、存在しないかもしれないです。

メリーランド州で車両登録の更新をしました

メリーランド州では車両の登録更新を2年ごとにする必要があります。そろそろやらないといけないなぁと思っていたところ、MVAから更新を知らせるお手紙が更新期限の2カ月くらい前に届きました。

自動車保険のポリシー番号に変更がなければMVAのウェブサイトで手続きが完了するみたいです。私の場合、保険会社を変更したのでウェブサイトでは手続きできず、更新のお知らせに同梱されていた書類と更新費用を小切手で郵送する方法で手続きをしました。ちなみに更新費用は135ドルでした。

書類を郵送してから2週間もたたないうちに、新しい登録証とライセンスプレートに貼るシールが郵送されてきました。送られてきたシールに月の分はなく、年の分のみが同梱されていました。月の分のシールがないので少し戸惑いましたが、更新月に変更はないので確かに新しいシールも必要ないということだと思います。合理的ですね。

というわけで、登録更新はあっけないほど簡単に終了しました。

 

National Gallery of Art 再訪

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またまた行ってきましたNational Gallery of Art。

何度行っても新しい発見があります。

今回はいつもはスキップしてしまう中世のイタリア、オランダ、ベルギー、スペインの絵画を中心に鑑賞しました。エルグレコ、ラファエル、フィリッポリッピ、ルーベンス、レンブラント、ダヴィンチ、フェルメール・・・。名前を少し上げるだけでも、超ド級の画家の作品のオンパレードです。

レンブラントとフェルメール以外はとくに好みの画風ではありませんが、何百年経っても名画と称えられるこれらの絵画群を直に鑑賞できることはなんて贅沢なんだろうと思いました。

スマホにNational Gallery of Artのアプリをあらかじめダウンロードしておくと、絵画の説明を英語で聞きながら鑑賞することができます。解説がある絵画の数はそんなに多くありませんが、有名な絵画は網羅されているのでとても勉強になります。1絵画あたり3分弱の解説なのでちょうどいい分量です。おススメのアプリです。

さて、ここには何度も行っているのに解説本をまだ買っていませんでした。というわけで今回購入してみました。鑑賞の復習および次回の予習にお役立ちですので、これまたおススメです。

国会議事堂→最高裁判所→アメリカ議会図書館

そういえば次の有名な3つの場所にまだ行ったことがありませんでした。

  • United States Capitol
  • Supreme Court of the United States
  • Library of Congress

この3つの場所はUnion Stationから徒歩15分のあたりに固まって存在します。本日Union Stationの近くに用があったので、ついでに立ち寄ってみました。

 

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国会議事堂は徒歩であれば建物の目の前まで近づくことができます。壮麗です。National Mallからも見ることができますが、間近で見るとさらに建物の迫力がありました。

 

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最高裁もおなじく目の前まで近づくことができます。こちらも特に最近よくニュースで見かけるおなじみの場所なので、実際にみるとなかなか感動します。

 

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そして議会図書館。観光客が入れるスペースの天井はとにかく豪華です。Reading Roomを覗き見ると、とても素敵なスペースでした。一般人も利用できると聞いていたのですが、どうやってReading Roomにアクセスできるのかはわかりませんでした。。。Library Shopには洒落た小物がいろいろとあって、ついお土産を買ってしまいそうになりました。

 

今の時期は国内外からの観光客でDCは賑わっています。これらの建物の周辺も国際色豊かににぎわっていました。

また行きたい!アイスランド

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7月初旬の1週間、アイスランドに行ってきました。アイスランドは素晴らしすぎて、アメリカに帰ってくるのがつらかったです。

素晴らしい点を列記すると、

  1. 水道水が軟水でおいしい
  2. 食事、とくにシーフードがなんでもおいしい
  3. 治安がよい(日本より良い)
  4. エネルギーがほぼ完全に地熱で賄われているため、節電不要。
  5. 街も自然もとにかく景色が美しい
  6. 夏なのに摂氏10度くらいで涼しい
  7. レンタカーなしでも観光できる環境が整っている
  8. Day Toursがとにかく多彩
  9. 泊まったホテルはとにかく便利で居心地が良い
  10. 英語が完全に通じる
  11. 世界中から観光客が来ているので、いろんな人がいて面白い
  12. 夏に行くと、夜中まで明るいので時間を気にせずに遊べる
  13. ネットワーク環境が高速

こんなに素晴らしい場所は世界広しといえでも、アイスランドとニュージーランド南島くらいだと思います。一方で注意点は

  1. 車の運転が荒い
  2. 道が狭い
  3. 博物館の入場料が高い
  4. ツアーのバスは自分で見つける必要がある。当然時間通りに集合場所に集合する必要がある
  5. アイスランド語が読めない

「食費が高い」とよく言われていますが、DCもずいぶん高いので、あまり大きな違いは感じませんでした。むしろ、どのレストランに入っても食事がおいしく、とくにサーモンとタラが絶品で、いつも大満足でした。シーフードがおいしい国は、長期滞在にもってこいです。しかも水道水がおいしいなんて、生れてはじめての感覚でした。

アイスランドは、本当に素敵な場所でした。また是非訪れたいです。

Quicken Loans National - PGA Tour 観戦

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TPC Potomacで開催されているPGAツアーQuicken Loans National の初日を観戦してきました。松山英樹選手がエントリーするとの発表が数週間前にあったものの、結局彼は今回は参加しませんでした。残念!

とはいえ、地元での開催だし、チケットは30ドルなので観戦することにしました。生まれてはじめてPrivate Clubに足を踏み入れたのですが、なんときれいなこと!普段行くPublic Courseとは整備のレベルが全然違い、フェアウェイのきれいさとグリーンの滑らかさにため息がでました。

さてまずどのように会場に行くかですが、オプションは3つありました。

  1. ゴルフ場の駐車場に止める(とても高額)、
  2. ツアーが用意するシャトルバスに乗る(シャトルバスが発着する駐車場の費用は20ドル)、
  3. Uberで行く(片道約20ドル)。

悩んだ末、今回はUberで行きました。結論から言うと、あまり良い選択ではなかったです。大会が設置したUberのPickup/Dropoffポイントで乗り降りするのですが、この場所が会場から1㎞以上離れていたので、ずいぶん歩く羽目になりました。猛暑だったので、観戦する前に汗だくになってしまいましたw。

Round 1ということもあって、観客はそんなにたくさんいません。おかげで、上の写真のように、プロのプレイを間近で観戦することができます。気分は、まるで知り合いのお兄さんたちのプレイを気軽に見ているかのようです。とはいえこの場所は日向で暑すぎたため、10分もいられませんでした。

すこしでも日陰で見晴らしのいいところはないか、としばらく歩き回っていたところ、とても良い場所を見つけました。18番ホールの第1打が飛んでくるあたりです。そこにはちょうど木陰があるので、比較的涼しく観戦することができます。ただし、第1打を打つ様子は見えないため、突然目の前にボールが落ちてきてスリリングな場所です。ボールが近くに飛んできそうになるたびにボランティアの人が「Brace yourself, a ball is coming!」と叫んでくれるので、それに合わせて姿勢を低くして頭を守りました。実際にボールに当たることはありませんでしたが、それでも私の座っている場所から2メートルくらいのところにボールが飛んできました。(おかげで、その選手のプレイも間近で見れました。)

バンカーショットをミスする選手もいて、プロでもミスするのだから、ましてや超ビギナーの私がミスするのも当たり前だなぁと思ったりしました。

総じてあまり観客はいなかったのですが、Tiger WoodsとRickie Fowlerの組は観客でいっぱいでした。Tigerのスイングはとにかくしなやかで、体がばねのようでした。Rickieのドライバーのスイングは猛烈に速く、とにかくあまりに速くてびっくりしました。今まで見た選手の中で誰よりも速かったです。

90度を超える暑さのため、Tigerの第1打を見た直後に帰ることにしました。松山選手が参戦していたら、おそらく彼の組をフォローしようとして熱中症になったかもしれないので、彼が参戦を見送ってくれたことに感謝です。もう少し涼しければ・・・。この炎天下でプレーする選手のタフさには脱帽です。

Renwick Gallery再訪

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Renwick Galleryに行ってきました。現在はNo Spectators: The Art of Burning Manという特別展が開催されています。

この特別展を見るまでBurning Manというものを全く知らなかったで、このプロジェクトの存在を知ることができたことに心から感謝しています。なんといっても、プロジェクトのコンセプトがとにかくカッコいいのです。まさに今のアメリカの最先端の文化を表現していると思いました。

詳しくはバーニングマン - Wikipediaでどうぞ。

そして、展示物も素敵なのです。8月末に行われる実際のプロジェクトに参加してみたいなぁとは思うものの、あまりに過酷なので私には無理です。というわけで、美術館でほんの少しでも雰囲気を垣間見れることができて、ありがたいなあと思いました。

 

中でも、とくに心に深く刻まれるのはDavid BestによるTempleです。厳粛な気持ちになります。このTempleは“sacred spaces for people to reflect on loss”というコンセプトで創られています。Templeを構成する精巧な細工が施された板は、まるで卒塔婆のように見えて、厳粛な気持ちはいっそう高まりました。

来年の1月まで開催しているので、会期中にまた訪れたいと思いました。

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