Arrival
Bethesda Landmark Theaterで鑑賞してきました。宇宙人が襲来してきたSFモノではあるものの、典型的なSFモノとは趣が異なり、緊張感が張り詰めているものの静かさを感じる、不思議な映画でした。
映画の冒頭では、主人公とその娘のストーリーが淡々と展開されていきます。娘が亡くなるときの主人公の顔のアップではだいぶん老け顔の特殊メイクをしてるなぁなんて思っていると、突然、若いときの主人公の話に戻ります。その後も、若い時の話、つまりエイリアンが襲来してきた時の話と、そのずっと後の出来事と思われる、主人公と娘の時間の話が、特に説明もなくむしろやや不自然にクロスオーバーして進行していきます。英語力不足のせいでストーリーが理解できていないのか、それとも、そもそもそういう造りなのか、もやもやしながら最後まで見ることになりました。家に帰ってからWikipediaでストーリーをおさらいしてみたところ、思った以上に見てきた通りで、案外ストーリーを理解していたことにむしろ驚きました。映画の宣伝は「繰り返し見たい」なんて言っていましたが、あまりそういう感想は抱きませんでした。
主人公の住んでいる家が、湖のほとりのガラス張りの建物で、その佇まいがとても瀟洒で印象的でした。