白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

NYC旅行でMETとDIA訪問

ここしばらく旅行が続いています。

今週はNYCに行ってきました。2月はオフシーズンなので、ベセスダから出ているバスも空いていました。NYCへの道も空いていました。さらにはマンハッタンも空いていました。(とはいえDC近辺よりはずっと混んでいます。)

今回のNYCの主目的も美術鑑賞。大好きなMETと念願のDIAを訪問してきました。

 

まずはMET(メトロポリタン美術館)。

ここはとにかく何度行っても新鮮な感動があります。開館と同時に入館し、今回こそはふだんあまりみない展示もしっかりみようと思っていたのですが、20世紀初頭前後の絵画(いわゆる印象派およびその前後)を観ているとあっという間に時間が経ってしまい、ランチを挟んでモダンアートを鑑賞しているともう14時。年のせいか、寒さのせいか、不覚にも疲れてしまい、このあとアジアアートを鑑賞したものの15時過ぎにはもうヘトヘト。いつも見ているアートを観て終了w。ショップも見る気力もなく、ホテルに引き上げました。ほんとはそのあとWhitney Museumに行くつもりでいましたが、もう全然無理でした。

それにしても、こんなに印象派(およびその周辺)の絵画がMETにあったっけ?とあらためて感動しました。圧倒的な量です。デュガ、ゴッホ、モネ、スーラ、ピサロ、セザンヌ・・・・しかも保存状態がいいです。NGAのゴッホのバラの絵はひび割れていますが、METのバラの絵はきれいなままでした。いまは白いバラになっていますが、これも元はピンク色だったのでしょうか。

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さて、翌日はDIA:Beacon。読み方は「ディア ビーコン」です。コンテンポラリーアートの美術館です。グランドセントラルターミナルからMetro Northという電車にのって北へ90分。ビーコンという街にあります。電車はハドソン川沿いをずっと走るので、風光明媚です。途中でWest Pointが対岸に見えます。

わざわざこの美術館に来たのは、大好きなRobert Rymanの作品が22点展示されているからです。こんなにたくさんのRymanを一度に見れる場所はここだけです。White on Whiteだらけに囲まれて、うっとりしました。

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Richard Serraの大きな彫刻(鉄板の塊)が複数展示されています。渦巻き状になっている作品の中に入っていく道中で、すっかり気持ち悪くなりましたw。

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ほかにもAndy Warhol、Louise Bourgeois、Sandback、Juddなどなど、コンテンポラリーアートのなかでもとくに造形物に興味がある人にはたまらない作品が展示されていました。

ディア ビーコンはマンハッタンから随分離れたところにあり、かつ、訪問したのは平日(金曜日)だったのですが、思った以上に見学者がいました。こんな辺鄙な場所でかつマニアックな美術館にもお客さんがいることに、まずは感動しました。

さらにうれしい驚きは、美術館のカフェです。ランチを食べたところ、意外においしかったのです。これまで世界各地の美術館に行くと、もう二度と来ない可能性が高いので、記念として、必ず一番高級なカフェ/ダイニングに足を運ぶことにしていたのですが、毎回味については残念すぎる経験しかしていませんでした。というわけで、ディアのすごさにこれまた驚きました。わざわざ足を運んだ甲斐がありましたw。

 

 

 

 

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