白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

National Harbor

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久しぶりにNational Harborに行ってきました。風が強く、気温も低くて、数分外にいるのもツライ状況です。街も閑散としていました。近くのTanger Outletにも行ってみましたが、こちらも閑散としていました。

とはいえ、ポトマック川の景色はとても美しいです。とくにこの日は夕日がきれいでした。

アマゾンで買った本をアマゾンロッカーに返品してみた

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Amazonでハードカバーの絵画本を購入したところ、カバーページが大胆に破れていました。残念過ぎるので交換をリクエストすることにしました。

ウェブサイトで手続きを確認すると

  • Orderの画面で返品をリクエストする
  • 返品する

という手順のようです。返品方法を簡単に要約すると以下のようになっていました。

  1. UPSにもっていく or きてもらう
  2. アマゾンロッカーに返品する
  3. 好きな手段で返品する

近所のWhole Foods Marketにアマゾンロッカーがあるので、そこにもっていくことにしました。ウェブサイトで手続きをしたところ、翌々日の夜9時までロッカースペースが確保され、ロッカーの使用コードが発行されました。(ちなみにその時間を過ぎても再度手続きをすれば新しいコードが発行されるそうです。)ロッカースペースに入れることができるサイズも記載されていました。念のため発送されてきた箱のサイズを測ると、問題なくフィットすることがわかりました。

というわけで、本が送られてきた箱に本を梱包し直して、指定したWhole Foods Marketのロッカーに本をもっていきました。ロッカーのタッチパネルでコードを入力すると、ロッカーの扉が自動で開きました。スペースが意外に小さかったので入るのかなぁとなかば心配しながら箱を入れてみると、なんと、ぴったり。

ロッカーの扉を閉めると、手続きが終了しました。

なんて効率的なんでしょう。さすが返品大国アメリカ。

ロッカーに本を入れてから4~5日後に、返品した本が到着したとのメールが届きました。ちなみに交換本は、交換を依頼した翌々日に届きました。

アマゾンの効率の良さに、感動しました。

 

 

トイレが壊れる

ここしばらくトイレ問題に悩まされました。2つトイレがあるのですが、その2つともに問題が発生しました。

 

問題1:突然前触れもなくトイレの水が流れ出し、しばらくすると止まる

トイレを使ってすらいないのに、突然水が流れはじめ、排水され、そして止まります。まさに怪奇現象です。数か月前から始まり、最初のうちは数日に1度くらいの割合で発生していましたが、だんだん頻度が高くなり、しまいには1時間に1度程度発生するようになりました。さすがに頻度が高くなってくると放置するのも忍びなく、大家さんに相談してPlumberを呼んでもらうことにしました。

解決策:Flapperの交換

Plumberさん曰く、Flapperが劣化して壊れている、とのこと。取り替えてもらって問題解決となりました。

 

問題2:再び水がランダムに流れ出し、今度は排水が止まらない

しかし、問題は終わっていなかったのです。数週間経つと、また同じトイレで突然水が流れるようになりました。今度は自動的に水が止まらず、手動でトイレのハンドル(レバー)を動かさない限りは、水が排水され続けます。その水はトイレのタンクから便器に流れ続け、トイレの便器から排水され続けるので、水が床にあふれることはありません。

発生頻度は数日に1回程度だったので、油断して旅行に出かけました。数日して家に戻って玄関の扉を開けたところ、なんだか水のにおいが漂ってきます。・・・そうです、トイレの水が排水され続けていたのです。幸運なことにひたすら排水され続けているので水浸しの被害はありません。とはいえ水がもったいないことになっていました。悲しい気持ちで大家さんに再び相談し、Plumberに来てもらいました。

解決策:Fill Valveの交換

Plumberさん曰く、Fill Valveのロッド部分が壊れているとのこと。取り替えてもらって解決となりました。ちなみに旅行中に排水され続けた水のおかげで、普段よりも100ドル以上高い水道代の請求書が月末に来ました。

 

問題3:トイレのハンドルが壊れる

解決策:トイレ用ハンドルを購入して自分でセットする

今度は別のトイレで問題が発生しました。なんと、ハンドルがバキッと壊れました。YouTubeで修理方法を見てみたところとても簡単に直せそうだったので、部品をアマゾンで注文してみました。数日後に届いた部品をいざセットしようとすると・・・全く適合しません。どうやら前面用ハンドルが必要なのに、間違って側面用ハンドルを買ってしまったようです。みなさんも修理の際には気を付けてください・・・。

というわけで、慌ててWestfield MontgomeryのHome Depotに行ってみたところ、なんとトイレハンドルの種類と在庫が全然ありません。余談ですがこのHome Depotは駐車場が狭いうえに、平日は業者のバンがたくさん止まっているので、とにかく駐車スペースを確保するのが大変です。

仕方なくGoogle mapで近くのハードウェア屋さんを探し、PotomacのStrosniders Hardwareに行きました。ここにはいろんな種類のハンドルがあり、前面用ハンドルを購入して家に戻りました。簡単に自分で取り付けることができました。

 

問題4:トイレハンドルを直したトイレのタンクから水があふれる

トイレの便器から水があふれるのではありません。水のタンクから水が溢れるのです。ハンドルを押したあとに、やけに水が止まらないなぁと思ってトイレを見ていたら、ハンドルの隙間から水が流れ出し、大いに肝を冷やしました。ハンドルを押すたびに発生するわけではなく、発生頻度はごくまれです。とはいえ、今度は水が溢れるので、下手すると階下にも影響してしまうかもしれません。またまた大家さんに相談してPlumberにきてもらいました。

解決策:Fill ValveとFlapperの交換

Plumberさんに来てもらいましたが、問題が再現できず、原因を追究することはできませんでした。とはいえ水が止まらない原因はFill ValveとFlapperにあるとしか思えないので、どちらも交換してもらうことにしました。Flapperを取り外してみたところ、ずいぶん劣化していたので、交換してもらってよかったです。それ以降、この問題は再発していないので、多分直ったのだと思います。

 

おかげさまで、ずいぶんトイレのタンクの構造と向き合うことができました。

 

 

 

 

 

アメリカで初めてメガネを買う(後編)

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メガネが出来上がる日になったので、店舗に取りにいきました。名前を告げると、できているとのこと。眼鏡は調整が命なので、その腕前はどうかなぁと不安に思っていましたが、まさにその不安は的中しました。

残念ながら対応してくれた店員さんは全く調整能力がない模様。ほかの店員さんに助けを求め、希望する形に曲げてもらいました。なかなか英語では伝えにくいので、既存の自分のメガネを見せながら曲げる方向を私のほうからリクエストしました。

ずいぶん時間をかけて調整してもらったものの、なんとなく右耳にかけるフレームの違和感が消えません。とはいえこれ以上やってもむずかしいかなと思い、あきらめて切り上げることにしました。ちなみにサングラスはちょっと調整するだけでフィットしました。

そして家に帰ってからも新しいメガネの慣らし運転を始めたのですが、左目のレンズの度がなじまず、とにかく気分が悪くなる始末・・・。

翌日もトライしてみましたが、めまいがするような感覚に陥り、気分が悪くなる一方です。さらに右耳のフレーム部分の違和感も強くなってきて、とにかく不快です。

フレームは形を調整できます。しかしながらレンズの度はいったんフレームにいれてしまえば調整できません。目が慣れるまで耐え忍ぶのみです。とはいえ、あまりに不快すぎて、耐え忍べる気がしません。

というわけで、思い切って2本とも返品することにしました。VisionWorksでは購入から30日以内だと、無条件で返品できるのです。

店舗に領収書とメガネ2本をもっていき、返品したい旨を伝えると、特に理由を聞かれることもなく、ほかのメガネを勧められることもなく、猛烈にあっさりと簡単に返品することができました。返金も迅速で、翌日にはクレジットカードに返金されていました。さすが返品大国アメリカ。

 

それにしても、改めてメガネを購入するのは難しいなぁと思いました。今思えば、現在使っているメガネと全く同じ度数のメガネを買えばよかったんだなぁ・・・と反省しています。 

 

アメリカで初めてメガネを買う(前編)

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メガネが壊れたので近所のVisonWorksで新しいメガネを購入することにしました。メガネ購入において日本と違う点は、

  1. 度入りのメガネを買うためには検眼医(Optometrist)によるEye Examを受けて処方箋を書いてもらわなければいけない
  2. 目の保険に入っていれば保険が効く
  3. メガネはだいぶん高価らしい

という点です。

近所の店舗には目の検査施設も併設しているので、ウェブサイトでEye Examを予約しました。ついでに現在のプロモーションを確認すると、なんとEye examの割引券があることに気づきました。通常だと59ドルのところがなんと39ドルとのこと。とてもお得だったので早速クーポンを印刷して当日持っていきました。

目の検査の種類自体は、日本とほぼ同じでした。

  • 暗室で景色みたいなのをのぞき込む器械
  • 目に空気玉を当てる器械
  • 実際の視力検査の器械(この視力検査では、Cマークの空いている向きを言うのではなくアルファベットを読み上げます。)

だいたい1.0になるように処方箋を書いてくれるみたいです。私は弱めに視力を矯正するのが好みなので、その旨を伝えると、やや弱めで処方箋を出してくれました。

その後、店舗でメガネフレームをひたすら試着しました。ちょうどそのときにはお客さんが複数来店していて店員さんはその対応に追われていたので、心行くまで試着をすることができました。

気に入ったフレームを店員さんのところにもっていき、購入する手続きに入りました。プロモーションでBuy 1 Get 1 Freeをやっていたので、普通の度入りメガネと度入りのサングラスを購入することにしました。金額は以下でした。

  • サングラスフレーム 199.95ドル
  • サングラスレンズ 410 ドル
  • 通常フレーム 99.95ドル
  • 通常レンズ 360ドル

Buy 1 Get 1 Freeなので、通常メガネ分(459.95ドル)が割引になり、最終的なメガネ代は609.95ドルでした。目の保険には入っていないので、これが支払い金額です。高い、高いと聞いていただけに、思ったより高くない印象です。

出来上がりは10日後とのこと。サングラスに時間がかかるみたいです。今から出来上がりが楽しみです。

 

 

Black Panther

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公開してからちょうど1週間となる今日、超話題の映画Black PantherをiPic Theaterで観てきました。

平日の昼間の映画館の観客は、普段は白人の老人がほとんどで、全部で数人しかいないガラガラの状態です。(iPic Theaterだと料金が普通の映画館よりも高くシニア割引もないせいか老人すらいなくて、観客は1~2名ということもよくあります。)しかしながら、この映画に限ってはほぼ満席で、しかも黒人の観客が多かったです。普段映画館で映画を見ない層が今回は劇場に足を運んでいることが史上最高の興行収入を達成した理由なのかな、と思いました。

内容自体は典型的なスーパーヒーローものです。イントロからどんどん話が進んでいくので、話についていくのに苦労します。そして、アフリカっぽい訛りの英語で話しているので(たぶん)、聞き取りにも苦労します。とはいえ、一番聞き取りにくかったのは、エンドクレジットの途中にある国連演説のシーンで、どこかの国の代表(白人)が上から目線でキングに問いかけたセリフが一番聞き取りにくかったです。皮肉なもんです。

この映画でなにより興奮したのは、Martin FreemanとAndy Serkisの登場シーンです。ロードオブザリングとホビットの再来です。Andy Serkisはめずらしく人間の役ですが(笑)、かなりイカれた人間の役なので、完全にゴラムと重なってしまいます。私にはゴラムにしか見えないです。そしてMartinもビルボにしか見えないのです。シリアスなシーンでもなぜかユーモアが溢れてしまうビルボ。いざというときには猛烈に頼りになるビルボ。筋はさておき、私にはそこが一番の見どころでした。

 

壊れたメガネをアメリカで修理に出してみた

近眼なのでメガネなしでは生活できません。アメリカでメガネを購入するのは高いときいていたので、念には念をということで3本のメガネを渡米するときに持ってきました。

そのうちなんと2本が壊れてしまいました。在米生活はまだ2年も経っていませんが2本も壊れてしまうなんて、これまでの人生で経験したことがありません。とはいえ帰国予定もしばらくありません。そこで、修理してくれる業者がないか調べてみたところ、なんと、家から車で10分くらいの場所にあったのです。壊れたメガネのうちの1本は直してもらえそうな壊れ方だとおもったので、とりあえず持っていきました。

 

持ち込んだ業者:The Frame Mender - Eyeglass Frame Repair Centers

 

とくに予約もせず、午前11時前にお店に行ってみました。中に入ってみると、まるで日本の古い診療所みたいなオフィスです。なんだか懐かしい感じです。カウンターのおじさんに声をかけて、ノーズパッド付近が派手に壊れたメガネを差し出すと、メガネをほんの少し眺めて、67ドルです、とのこと。さらに、レンズの傷は修理できませんと言われました。よくみると確かにレンズに微小な傷があります。指摘されるまでレンズが傷ついていることに気づいていませんでした(汗)。そして、当日仕上がりを希望する場合は、さらに6ドルを払えば12時30分には仕上がるとのこと。

早く手にしたかったので、当日仕上がりで修理をお願いしました。

指定された12時30分ごろにまたオフィスに戻ってみました。すると出来上がっていました。無事に直っていました。ただ、かけ心地が変わっていたので、少しだけ修正してもらい、帰宅しました。

直してもらったメガネを翌日丸一日かけてみたところ、やはりフィッティングがほんの少しおかしくなっていて、かけ心地はあまりよくありません。メガネってほんの少しのフィッティングの違いで体の調子が悪くなるんですよね・・・。気になって仕方がありません。体調が悪い時にこのメガネをかけると、確実にひどい頭痛になりそうです。

残念ですが、細やかなフィッティングは今度帰国したときに日本のメガネ屋さんで微調整してもらうしかないかな、とあきらめることにしました。となると、私が通っている日本のメガネ屋さんでは修理自体も無料なので、今回修理したこと自体が無駄な出費だったわけで・・・。まぁ、何事も経験ですね。

というわけで、新しいメガネをアメリカで買います。ちょっと楽しみです。

Fritzel's European Jazz Bar @ New Orleans

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ニューオーリンズといえばJazz。

宿泊先の向かいにあったFritzel's European Jazz Barに毎晩通いました。ここはとくに事前に並ぶ必要もなく飲み物代だけでヨーロピアンジャズを楽しめるため、猛烈に気軽に立ち寄ることができます。ブラックミュージシャンによるジャズとはまた違って、ヨーロピアンジャズはなんだかややカントリー調なジャズですが、それもまた一興でした。旅の思い出にCDを1枚買って帰りました。

 

New Orleansへ小旅行

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ニューオーリンズに行ってきました。雪の影響でReagan National Airportで飛行機が2時間ほど遅れての出発だったので、到着した時には当地のあまりの暖かさにホッとしました。訪問期間中の最高気温は25度を超えていて、湿気もほどよくあり、とても気持ちのよい気候でした。

ニューオーリンズはジャズ、食べ物、気候の3拍子がそろっているので、冬に旅行するにはとても良い場所です。のんびりしているので何をするにもずいぶん待つ必要がありますが、また訪れたい場所です。

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The Shape of Water

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今年のアカデミー賞13部門ノミネートのこの作品。あらすじを見る限りでは全く好みではない内容でしたが、ノミネート最多なのでとりあえず劇場に観に行ってみました。

そして・・・。やはり好みではなかったです。残念!!!

Octavia Spencer以外の登場人物には全く感情移入できません。しかも、やけにグロいです。主人公ElisaとAssetが心惹かれあうようになる過程も、首をかしげざるをえませんでした。ファンタジードラマというジャンルらしいですが、ファンタジーという点でもドラマという点でも、中途半端な内容でした。

 3/5/2018 追記

アカデミー作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞を受賞しましたね。この映画が作品賞を受賞するとは、アカデミー日和ったなぁ、という印象です。

 

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