白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

スタジオ観戦初心者のNFL観戦マニュアル@FedEx Field

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11月13日の Washington Redskins 対 Minnesota Vikings 戦を見に行ってきました。NFLのスタジアム観戦は初めてだったので、初心者目線で、試合内容よりもその周辺情報を中心にレポートしたいと思います。

 

FedEx Fieldに車で

Tailgatingの様子を楽しむべく、開始時刻は13時ですが11時過ぎにはスタジアムに到着するように車でスタジアムに向かいました。FedEx Fieldに近づくにつれてRedskinsファンと思われる車が増えていきます。まだ2時間も前なのに、FedEx Fieldに向かう高速道路の出口ではすでに渋滞が始まっていました。車の天井の左右にRedskinsの旗を立てている車もいて、その様子はなんとなく八墓村みたいに見えてしまいました。

Parkingの場所によって、進入する道路が指定されています。私はParking Dだったので、Redskins Roadから入る必要がありました。高速道路の出口を出てRedskins Roadにたどり着くと、さらにParkingの場所ごとに車線まで指定されていました。たまたまDの車線に車をつけていたのでよかったのですが、難易度は結構高めです。夜だと、どのレーンに行けばよいか見えなくて困っただろうなぁと思いました。

  

駐車場は慣れていないとすこし大変

駐車場のチケットは事前購入制です。TicketMasterで観戦チケットと同じ要領で購入することができます。今回はスタジアムに近いParking Dを購入しました。そのお値段は70ドル強。お高いですが仕方がありません。購入時には列番号まで指定されていたので、駐車スペースも決まっているのかと思いきや、Dの中であればどこにでも止めてよいとのこと。Tailgatingが始まっている様子を横目に見ながら、空いているスポットを探して、なんとか駐車することができました。2時間前でも駐車場はあまり空いていなかったので、車で来る際はなるべく早めに来場したほうがよさそうです。

お隣の駐車スペースでおじさんたちがBBQをしているのを横目に見ながら、持参したお弁当を昼食代わりに食べました。本来のTailgateとは程遠いものの、すこしTailgate気分を楽しむことができました。

 

手荷物は極力なしで

NFLは荷物の持ち込み制限がとても厳しいです。食べ物や飲み物はもちろんNGです。そもそもバッグの持ち込みがNGで、ジップロックに小物を見えるようにいれて持ち込むか、透明のバッグ(NFLショップで売っています)にいれて持ち込むかの二択です。カメラケースなどもNGです。もし電車やバスでスタジアムに来る場合、透明のバッグで移動するのはすこし抵抗があるなぁと思いました。NFLの透明のバッグをもっていなかったので、ジップロックにお財布、鍵、リップクリーム、スマホなどを入れて持ち込みました。スタジアムに入ってみると、男女を問わずNFLの透明のバッグを持参している人を目にしました。スタジアム内のショップでは約13ドルで売られていました。

寒さ対策としてブランケットも持ち込んだのですが、これはジップロックに入らないので、手でもって入場しました。ちなみに、この日はたまたま最高気温が68Fくらいまで上がったので試合開始直後あたりまではブランケットは不要でしたが、日が傾いてくるにつれて急激に温度が下がったので、持って行ってよかったです。

 

試合観戦中はずっと立っている?

この日はVeterans Day直後の日曜日だったので、軍人さん関連のイベントがいくつかありました。国歌斉唱も軍人さんによるもので、最後には2機の戦闘機がスタジアムの上を飛んでいきました。こういうと不謹慎かもしれませんが、かっこよかったです。

試合はSection 110の25列で観戦しました。ゴールポストのすぐ後ろです。スピーカーが近くにあったので、開始前にかかっている音楽の大音量に少しやられました。2時過ぎくらいまで陽が当たっているので、暖かい分とてもまぶしかったです。サングラスは必須だと思います。

ずっと立って観戦するのかな、と思いきや、そうでもありませんでした。国歌斉唱等以外で立って観戦したタイミングは以下です。

1.敵味方にかかわらず、20 yard付近にオフェンスが近づいてきたら。

2.Redskins得点直後。

3.前の人が立つとだいたい立たざるを得ないです。

  

Crowd Noiseで一体感・・・ではなく、チームジャージーとHTTRで

Vikingsが攻撃しているときにはCrowd Noiseを出して攻撃の邪魔をするのがホームの強みなのですが、全体的にいまひとつノイズの音量が小さかったです。そんなところがなんだかRedskinsファンらしいなぁと思いました。

一方で、観客はチームにちなんだものを身に着けている場合がほとんどでした。私はRedskinsのニット帽と#8 Kirk Cousinsのジャージを着用していきました。どちらもTargetで事前に購入しました。スタジアムではあまり#8は目にせず、その代わりに#91 Kerriganのジャージや#21 Taylorのジャージを多く目にしました。寒かったのでニット帽がちょうどよかったです。ジャージの下には暖かいパーカーとタートルネックのヒートネックを着用していましたが、日が傾いてからはそれでも寒く、薄いダウンコートを羽織っていました。おかげで静電気が大量発生しました・・・。

RedskinsにはHail to the Redskins(略称HTTR)というチームソングがあります。得点直後にはこの曲をブラスバンドが演奏し、ファンが合唱する光景を見ることができます。こちらのほうがCrowd Noiseよりもファンの参加率が高くてとても楽しかったです。まるで六甲おろしのようだなぁと思いました。得点時には隣に座っていた知らない人とハイタッチで喜びを分かち合いました。

 

いつが帰り時か?

試合は3Qが始まっても会場は満員のままで、まだ帰る人はほとんどいません。しかも3Qの途中でRedskinsが同点に追いつき、試合はいよいよ盛り上がってきました。その一方で、日が陰ってきて風も冷たくなり、風邪をひきかねない状況になってきました。というわけで、FedEx Field初心者の私はいつ帰るべきかが気になってきました。最後まで見てしまうと7万人近くの帰宅ラッシュに巻き込まれることになります。さすがに駐車場にも道にも慣れていないFedEx Field初心者にはとても耐えられない状態なので、3Qが終わった時点で泣く泣く帰ることにしました。

この時点で帰る人はほとんどいなかったため、駐車場から出るのも、高速道路に合流するのも、とてもスムーズでした。まだ外が明るいうちに家に到着して試合結果を確認すると、Redskinsが勝って試合が終了していました。スタジアムで勝利を味わえなかったことは残念ではありますが、トラブルなく無事に帰ってくることができたのでよかったです。

 

観戦留意事項まとめ

  • 車で行くならスタジアムには2時間前には着くように。
  • 手荷物は最小限に減らしNFLの透明バッグに入れて持ち込む。
  • 寒さ対策は十分に。
  • 日中の試合であればサングラスを持参。
  • チームのジャージ着用で一体感をぜひ。

 

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