根管治療
今日はバリっと壊れてしまった歯にクラウンを被せる日。
実は仮の歯を入れて以来、噛むたびに鈍い痛みがありました。そのことをクラウンを被せる前に先生に伝えると、「Root Canalの状態を評価してもらったほうがいい」ということで、同じビルに入っている根管治療医(Endodontics)に梯子することになりました。同じビルなので早速出向きアポだけ取って帰ろうと思っていたのに今日治療を受けることができるとのこと。まだ麻酔が効いている状態だったので、麻酔が切れる時間に再訪問することになりました。
というわけで、恐る恐る再訪問してきました。新しいクリニック 、新しいドクター、そして初めてのアメリカでのRoot Canal治療なのでとても緊張しました。
まず、冷たさを感じるテストと噛んだ時の痛みのテストを済ませると、ドクターから治療のオプションが2つ提示されました。
1:様子を見る
2:仮歯を取って中を見て、治療をする
ここまできて1はないでしょう。当然2を選択し、中の様子を実際に見てもらったところ、
「炎症が起きているのでクラウンを被せたりしたらさらに悪化していたでしょうね。選択は正しかったですね。」
ということで、初めてのアメリカでの根管治療に臨むことになりました。治療時間は平均1.5時間とのこと。治療前に血糖値を上げるためにリンゴジュースを飲みました。血圧と体温も測定されました。
さて、いざ根管治療。日本だと、神経を抜いている嫌な感覚がどうしても治療中に付きまとい、しかも治療中に嫌な機械音がします。今日受けた治療ではその嫌な感じを感じることはありませんでした。ラバーダムも使ってくれるし、丁寧で手際が良く、痛みもまったくありません。機械音はありますが、日本で聞くサウンドとはだいぶん違います。
治療後に先生から痛み止めとしてタイレノールとアドヴィルの両方を飲むことを勧められました。タイレノールは中枢神経に訴えかけて痛みを止め、アドヴィルは炎症を抑えにかかるので両方飲むとよいとのこと。こんなに多くの痛み止めを一度に飲んだことがないのでちょっと怖い気もしましたが、治療した部分が痛くなるのは嫌なので思い切って飲んでみました。
今のところまだ麻酔が効いているので痛みはありませんが、この後どうなることやら・・・。念のため、帰りがけにアドヴィル(の後発品)も買っておきました。
さてさて今回の根管治療だけでまたもや2000ドル。この歯の根管治療はこれで終わりましたが、次々に虫歯が発覚している現状を鑑みると他の歯も心配です。総額で一体歯にいくらかかるのか・・・おそるべし。