白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

The Art Institute of Chicago

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シカゴ美術館に行ってきました。ここにはスーラのグランド・ジャット島の日曜日の午後とエドワードホッパーのナイトホークスが展示されています。それぞれの画家を好きな人にとって、この美術館は聖地です。

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もちろんこの他にも有名絵画が目白押しです。土曜日の午後ということもあって、印象派のエリアはたくさんのお客さんでにぎわっていました。

アメリカンアートも豊富で、とくにジョージアオキーフの絵画を複数見ることができました。彼女の絵画からはとくに力強さを感じます。

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そして意外なことにアルマトーマスの絵画も展示されていました。有名美術館ではほとんど見かけたことがなかったので、シカゴ美術館のコレクションの幅の広さに驚きました。

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さらに、ミニチュアルームなるものが地下にあります。友人に勧められて見に行ってみたところ、シルバニアファミリーのようなミニチュアではなく、衝撃的な精巧さで再現されているミニチュアでした。1600年くらいに製作されたミニチュアもあり、日本が関ヶ原の戦いをしていた頃にこんな美術が西洋のお金持ちの間で流行していたことを想像すると、なんだか不思議な気持ちになりました。

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Architecture River Cruise@Chicagoは超オススメ

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The Chicago Architecture Foundation(CAF)が主催する建築クルーズに参加してきました。晴れた日の夕方のクルーズだったので、数々の高層建築の美しさが夕焼けで一層輝いていました。

クルーズ船はゆっくりと進むので、存分に建築を鑑賞することができます。ガイドさんはCAF所属の人なのでとても詳しく、つい説明を聴くことに集中してしまって写真を撮るのも忘れてしまうほどでした。

このクルーズがあまりによかったため、シカゴに対するイメージ自体が変わりました。

 

 

Freer Gallery of Art

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フリーアギャラリーがリノベーションを終えて、ついに10月14日から開館しています。開館から間もない16日に早速訪問してきました。

アジア美術の宝庫、という予備知識だけで行ってみたところ、確かにその通りで、日本、中国、韓国、イスラム、インドの工芸品が展示されていました。そのほかにも、意外なことにWinslow HomerやJohn Singer Sargentなどのアメリカを代表する画家の絵画も展示されていました。規模は思ったよりこじんまりしているので、じっくり見ても疲労困憊になりません。

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浮世絵があるといいなぁ~と楽しみにしていましたが、残念ながら展示されていませんでした。ピーコックルームは必見です。

 

Heinz Field Tourは大のおススメ

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スティーラーズファンの聖地ハインツフィールド。ピッツバーグ滞在日と見学ツアー催行日が重なったため、念願のツアーに参加してきました。

見学者以外はだれもいないため、いつもなら大混雑しているコンコースエリアもじっくりと見ることができます。ヴィンスロンバルディートロフィーが6つも並んでいる構図は壮観でした(下の写真参照)。もちろんNFL最多です。

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ガイドさんの解説を聴きながら、感動に浸ることができます。フィールドにも降り立つことができ、芝生の部分は歩くことができませんが、その周囲を歩くことができます。感動しかありません。

フィールドのほかにも、普段行くことができないロッカールームやVIP席にもアクセスすることができ、終始大興奮でした。合計約2時間の大満足の館内見学ツアーでした。

ツアー参加者はやはりスティーラーズファンがほとんどのようで、ユニフォームを着ている人が多かったです。全員で60名はいたと思います。3組に分かれてガイドさんに案内してもらいました。費用はたったの9ドルで、ファンにとっては破格です。このツアーはとってもお勧めです。

Andy Warhol Musuem

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ピッツバーグ出身のアンディーウォーホール。彼の駆け出しのころから晩年までを網羅したアンディーウォーホール美術館を訪問してきました。絵画だけではなく、彼が手がけた工業デザインも展示されています。色遣いがまさにアメリカを感じさせます。

絵画だけではなく、映画製作にも打ち込んでいたことを初めて知りました。

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Fort Necessity訪問

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フレンチインディアン戦争でジョージワシントンが大敗した地Fort Necessity。DCエリアからは車で3時間ほどのところにあります。Kentuck Knobのすぐ近くです。

ここには当時の砦が再現されています。ここで戦ったと思うとあまりに壮絶です。フランス軍はなぜイギリス軍を全滅させずに降伏を促したんでしょうね。

ここで佇んでいると、なぜか関ヶ原にいるような気分になりました。

Frank Lloyd Wrightが設計したKentuck Knobを訪問

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フランクロイドライト設計のKentuck Knob。DCエリアからは車で3時間ほどの場所にあります。10年以上前にも一度訪れたことがあり、とても好きな建物です。先日訪問したPope Leighey邸とは違って、お金をふんだんに使って建てられた邸宅なので、リビングは広く、キッチンは凝った作りで、ベッドルームも広々としていて狭さを感じません。ベッドルームの外の庭には小さな水の流れが作られているので、ベッドルームに居ながらにして水音が心地よく聞こえてきます。

ここはライトが作った邸宅としてはナンバーワンではないでしょうか。フォーリングウォーターのほうが有名ですが、住み心地はここまで高くなさそうにかんじます。Kentuck Knobは丘すべてが敷地なので、庭からの眺めも、とにかく素敵です。紅葉が本格化すると、もっと素敵な景色になりそうです。雪景色もまたきれいでしょうね。こんなおうちに住んでいたHaganさんは、趣味が良い人たちなんだろうなぁと思いました。

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ところで、HaganさんはHagan Ice Creamの創設者です。併設されているカフェでは、Haganブランドのアイスクリームを食べることができます。とてもおいしかったです。

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Go Nats!

ワシントンナショナルズがぶっちぎりで地区優勝を決めたのは1か月前。今年は去年以上に強かったので、今年こそワールドシリーズ進出&制覇の期待が高まっています。

そしていよいよ始まったプレイオフ。第1回戦は昨年の覇者シカゴカブズとの対戦です。

今年の強さから言えば3連勝で2回戦を迎えてもおかしくないのに、まさかの1勝2敗という、背水の陣で第4戦を迎えることになりました。TBSを購読していないので、テレビで試合中継を見ることはできず、(去年は4大ネットワークが放映していたので見れたのに)、しかもラジオ放送も無料の中継はないため、もっぱらアプリで経過を観察しています。

ワシントンDCのチームは大きな試合で勝てない、というジンクスを打ち破ることができるのかどうか・・・今夜の1戦が楽しみです。

 

Armageddon

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いまどきなぜ、という感はありますが、アルマゲドンを見ました。

「号泣必死の大作で、興行的にも大成功、主題歌も感動的」という情報だけで鑑賞を開始しました。そして、開始後すぐに違和感を感じました。

30分経過したあたりからその違和感に耐えられなくなり、60分経過した時点でさらにあと80分以上もあることに気が付き、ただただ呆然としました。あと20分もあれば終われそうな内容なのですが・・・。あまりに中だるみが激しいので、ほかのことをしながらでないと見続けるのが困難でした。

耐えに耐えて迎えたエンディングも、え?終わり?そんなんでいいの?という終わり方で、これまた呆然とした状態で終わりました。見終えたあと、あまりに呆然としすぎたせいで、アルマゲドンショックからしばらく抜け出すことができませんでした。

同じようなカテゴリーの映画としてはインディペンデンスデイがありますが、アルマゲドンのほうが格段に下だと感じました。突っ込みどころ満載で、細部が気になって仕方ない状態に追い込まれ、あまりに雑に作られた感動シーンでは感動できるわけもなく、ただただ唖然とする展開でした。これで号泣できたのは、20年前という時代のせいだったのでしょうか・・・。

内容には唖然としましたが、ブルースウィルズとベンアフレックはカッコよかったんだなぁ、と昔を懐かしむことができる映画でした。

Frank Lloyd Wright設計のPope Leighey邸

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Mt. Vernonの近くには、フランクロイドライト設計の邸宅があります。Mt. Vernonに行ったついでに立ち寄ってみました。Mt.Vernonはあんなに混んでいたのに、ここはガラガラです。どうやら穴場のよう。

見学ツアーにギリギリ間に合い、中を見学することができました。ツアーは私たちしかいなくて、ガイドさんを独占することができました。

邸宅の中は、いつものフランクロイドライトのデザインで、外から見ると狭そうなのに、中は意外に広いつくりになっていて、居心地が妙によい空間になっています。とはいえ、水回りはいつもどおり狭小で、収納もほとんどないため住みにくかっただろうなぁと思いました。

驚いたのは、建物に少しでも変更を加える場合は、個人宅であるにもかかわらず、ライトの許可が必要だったという点。カーテンレール設置すら許可制。壁に絵画は設置不可、雨どいも設置不可、車庫も設置不可、植栽も追加不可・・・などなど、ライトのサイコパスぶりが際立っています。サイコパスだからこそ、こだわりぬいた建築で名をあげることができたんでしょうね。。。

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