A Star is Born
Lady Gaga出演のA Star Is Bornを観てきました。
トレイラーと音楽が素敵で、しかも監督かつ主演のCooperはアカデミー賞候補ではないかというレベルで辛口映画評論家が激賞していたので期待して観に行ったところ、案外普通の出来栄えでした。
良かった点:
- Lady Gagaの歌はやはりすばらしい
- Cooperのギタープレイ(エアーでしょうが)も素敵だった。
悲しかった点:
- Lady Gagaの演技はあまりうまくない。ゆえに自然なGagaを観たかったのに、通常のGagaだった。
- Cooperも、ステージ以外の演技はAmerican Sniperにしか見えなかった。
- ストーリーはいたって平凡なメロドラマで、なぜCooperのディレクションが激賞されているのかわからなかった。
- 自分の英語力のせいで、細かい伏線を理解できなかった(いつものことですが)。
とくに最後のCooperが自殺を図るところが、よくわかりませんでした。自殺せずとも、Allyのために死ぬ気でAddictionを克服するという解釈もあるのでは?と。ただそうすると、この映画の筋が完全に変わってしまって、エンディングに困ってしまうのでしょうけれど。
サウンドトラックも購入しましたが、La la landほど好きにはなれないです。
ボストンへ小旅行②Freedom Trail
独立戦争の史跡をめぐるFreedom Trail Tourに参加してきました。平日の真昼間というのに、参加者は20名強。ボストンには観光客がたくさんいます。
19個ある史跡のうち11個をツアーで回りました。利用したツアー会社はFree Tours by Footです。(ツアー会社名Free Toursですが、料金が無料というわけではなく、ツアー終了時に参加者が自分で値段を決めて現金で支払う、という形式です。アメリカだけではなく、アイスランドでも利用しました。)
Samuel Adams、John Hancock、Paul Revere、Peter Faneuilについてのお話を聞いたり、ガイドさんによるBoston Massacreの一人芝居を観たり、となかなかおもしろかったです。
Bostonへ小旅行①ボストン美術館
今年もBostonに行ってきました。
前回と同様に、今回もMuseum of Fine Arts, Boston(いわゆるボストン美術館)に行ってきました。昨年訪問したときに、あまり好きになれない美術館だなぁという印象を持ったのですが、果たして今回はどうだったか・・・。
結論から言うと、やはり、あまり好きになれない美術館、という感想を持ちましたw。将来万が一ボストンに行くことになっても、ここを再訪することはないとおもいます。
良かった点:
- 冒頭の写真はPissarroです。彼の作品が数多く展示されているのはうれしかったです。
- エジプト古代文明の発掘品の展示はすごいです。壁?お墓?に刻まれた象形文字は圧倒的な迫力でした。黄金のファラオの棺もいっぱい。
残念だった点:
- Asian Artの展示が雑。日本の作品はとくにひどく、特別展が終わった直後だったのか、作品が何も展示されていないガラスケースや部屋一面に・・・。中国美術品も、古いものをいろいろ持っているはずなのに、明や清の時代の陶器が中心で、とても残念でした。
- Contemporary Artへの愛がない。前回来た時も、半分くらいのスペースが確かCloseだった気がしますが、今回は全館クローズ。
- Modern Artも圧倒的に展示されていないのです。とくにMatisseを見かけませんでした。そんなわけないのですが・・・。
- 印象派はMonetがたくさんありますが、Seuratは一点もありませんでした。
というわけで、好みの作品群がごっそりと抜け落ちているので、好きになれない美術館という感想に至りました。名美術館といわれているだけに、そのすごさをフルに感じることができず残念でした。
チャイコフスキー第5番交響曲@ The Kennedy Center
久しぶりにNSOの演奏を聴きに行ってきました。今回はチャイコフスキー第5番交響曲。チャイコフスキーの交響曲をそもそもあまり聴いたことがなかったので、アマゾンミュージックで予習してみると、だいぶん好きなテイストでした。
そして、NSOの演奏。
これが、とんでもなく素晴らしかったのです。力強い旋律と情熱的な指揮に酔いしれました。演奏がおわったときには、観客のほぼ全員がスタンディングオベーションでした。こんな規模でのスタンディングオベーションを見るのは、前のNSOのMusical DirectorのEschenbachが最後に指揮したベートーベンの第九以来です。
たまたま聴きに行くことを決めた自分を自分で褒めたい気分です。
Maroon5 @ Capital One Arena
Maroon5のコンサートに行ってきました。
意外にも8時30分すぎに演奏がスタートしました。おかげでアンコール手前まで会場にいてパフォーマンスを観ることができました。パフォーマンスが始まると、AdamはMCで一息つくこともなく、ひたすら歌い続けました。そのストイックな姿になんだかとても好感を持ちました。
Maroon5は10年以上前にアメリカに留学していたときからファンで、日本に帰国してからもずっとアルバムを購入し続けてきました。とはいえ、まさか彼らのコンサートを直に観ることができる日がくるなんて想像もしていませんでした。そういう意味でも、とても感慨深いコンサートでした。
Hamilton @ The Kennedy Center
観てきました、Hamilton。
アメリカで大人気で、チケットも高額な上に入手困難なミュージカルです。
その理由がわかりました。このミュージカルは圧倒的に素晴らしいのです。ブロードウェイでオペラ座の怪人とアラジンしかまだみていませんが、これらを圧倒的に凌駕するクオリティでした。ストーリー、ダンス、音楽、演出のすべてが絶妙に組み合わされている超絶的なミュージカルでした。
独立戦争前夜の不穏かつ爆発的な勢いを体感させる前半、独立後に内部闘争に明け暮れて破滅に向かっていく後半。中だるみもなく、どちらも素晴らしい仕上がりでした。
チケットを手に入れるのに苦労しましたが、大納得かつ大満足です。
Evenings at the Edge @ National Gallery of Art
NGAで開催された特別イベントEvenings at the Edgeに参加してきました。これは閉館後にNGAの東館が開放されて、新しく始まる特別展を一足早く鑑賞したり、ホールで演奏される音楽を楽しんだりするイベントです。誰でも参加可能ですが、事前の申し込みが必要です。
どのくらい人がいるのかなぁと思っていたところ、たくさんいましたw。とくに若い白人層が多かったです。すてきな夜遊びスタイルだと思いました。
無料で開催されたコンサートは、タップダンスと弦楽が組み合わさった音楽でした。モダンなタップダンスを観た(聴いた)のは初めてでしたが、なかなか面白かったです。ずっと前にAMP @ Strathmoreで聞いたジャズより、よっぽと素晴らしいクオリティでした。
こんな素敵なイベントが無料で体験できるなんて、やっぱりDCはいいところだと思いました。
National Book Festival 2018
今年もNational Book Festivalに行ってきました。
聴きたいと思っていた講演が夕方だったので、その時刻に合わせて行ってみたら、講演会場はすでに満席で入場すらできませんでした。というわけで、本屋さんのスペース等をちょこっと回って、帰ってきました。
講演を聴くことはできませんでしたが、本好きの人が一堂に会しているので、なんとなく楽しい気持ちで帰路に着きました。
カナダ旅行
カナダに行ってきました。
オーロラをみるためにYellowknifeへ、カナディアンロッキーを堪能するためにBanffへ、そしてStopoverとしてTorontoにそれぞれ行ってきました。
Yellowknifeは下調べではずいぶん寂しい場所のようだったので、到着日を含めて二晩のみ滞在することにしました。オーロラを見る日は1日しかなかったのですが、無事にオーロラを見ることができましたw。肉眼では緑色にはあまり見えず、白いモヤのようなものが不自然に動いている、という印象でした。ちなみに街自体はとても寂しい場所だったので、滞在時間を極力少なくして正解でした。
Banffは、ブリティッシュコロンビア州の山火事の影響で、山並みが霞んでしまっていました。数々の湖はとても素敵だったのが救いです。氷河も大迫力でした。人生で初めて氷河を歩きました。
昨年の同時期に行ったYellowstone&Grand Tetonも山火事の影響で山並みが霞んでしまっていたので、やはり山を見たければ晩夏ではなく初夏に行かないといけないなぁというのが学びです。
Torontoではお約束のCNタワーに登りました。朝一で行ったので、並ぶこともなくエレベーターに乗ることができました。街が一望できました。
CNタワーのすぐ隣にあるRipley水族館にも行ってきました。この水族館は展示が工夫されていてとにかく飽きることがありません。お勧めです。
というわけで、カナダを満喫しました。
Glenstone Museum
ポトマックにあるGlenstone Museumに行ってきました。
ここは大富豪の個人が運営しているコンテンポラリーアートの美術館です。入場料は無料ですが、事前にインターネットで入館予約が必要です。ちなみに大富豪の邸宅も敷地内にあり、外観を見ることができます。言うまでもありませんが、豪邸です。
屋外のアート作品は凝った趣向の作品が、敷地の特性に合わせて面白い塩梅で設置されていました。屋内のパビリオンではルイーズブルジョワの特別展が開催されていました。絵画が数点展示されているだけだろうと思っていたら、彫刻、造形物も多数展示されていました。こんなに多くの作品を個人で展示できるなんて・・・一体どういう大富豪なんでしょう。
ちなみにこの美術館は12歳以下の子供は入場できず、さらに入場できる人数自体も限られているので、猛烈にゆったりと作品を鑑賞することができます。しかも10月にはさらに大規模なパビリオンがオープンするそうです。今の10倍くらいの規模になるみたいなので、まったく想像ができません。
個人でそんな規模の美術館を開くことができるなんて、アメリカの大富豪のスケールは想像を超えます・・・。広大な土地に自分の家と美術館を作り、芸術家に作品を依頼し、敷地も造成して池や小川を作り、しかも一般人に開放する・・・まさに私の妄想が体現されている場所でした。