白雲無盡時~2度目のアメリカ暮らしを終えて帰国

DC郊外のNorth Bethesdaで暮らしていました。旅、美術館巡り、スポーツ観戦などで日々を楽しんでいました。日本に帰国してからもこの趣味をどうやって続けるかが課題です。

New World by NSO @ The Kennedy Center

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ケネディーセンターでNSOによるNew Worldを聴いてきました。

感無量でした。特に第2楽章は素晴らしい音色で、胸いっぱいになりました。

3年前にもここでNew Worldを聴きました。そのときはアメリカ生活を初めてまだ数か月で、アメリカの開拓の気風を強く感じて感動しました。そして今この曲を聴くと、この3年間、アメリカを存分に楽しんだなぁと、感慨深い気持ちになりました。

シカゴ旅行

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シカゴはいつ訪れても素敵な場所ですが、初夏に行くと、日が長いので朝から晩まで存分に楽しむことができます。そして建築好きとアート好きにはたまらない場所でもあります。

 

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The Art Insititute of Chicago 通称シカゴ美術館は、最も好きな美術館の一つです。印象派やアジア美術のコレクションもすばらしく、モダンアートやコンテンポラリーアートも万能に素敵で、どのアートが好きな人も楽しむことができると思います。上の作品はAlma Thomasの starry night and the astronautsです。青の深さに引き込まれます。

シカゴは食事もびっくりするほどおいしいので、私にとっては旅行先としては天国のような場所です。

 

 

NGAで開催されているThe Life of Animals in Japanese Art

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NGAに行ってきました。特別展「The Life of Animals in Japanese Art」が始まっているので、観に行ってみたところ、衝撃的なすばらしさでした。歌川広重、伊藤若冲、狩野永徳、葛飾北斎、円山応挙、仙厓上人、岡本太郎、草間彌生、奈良美智、村上隆などなど、衝撃的なラインナップです。打掛、鎧、仏像、焼き物なども展示されています。

こんなにたくさんの傑作を、間近で、ゆっくりと見ることができる幸せを噛みしめました。

この特別展は2019年8月18日まで開催中です。会期中にもう一度観に行きたいと思います。

 

SAAM再訪

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またまたSmithsonian American Art Museumに行ってきました。

いつ見ても美しくて力強いMickalene ThomasのPortrait of Mnonja。SAAMの3階に行くと、まずはご挨拶しないといけない絵画です。

 

そして、彼女にも必ずご挨拶してしまいます。

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Duane HansonのWoman Eatingです。あまりにリアルで、今にも動き出しそうです。この作品に出会って3年が経ちますが、何回見ても見飽きることがありません。閉館後にはきっと自由に動き回っているような気がします。

SAAMには建国以来のアメリカンアートが展示されています。メアリーキャサートのような印象派の作品もありますが、やはりアメリカンアートはコンテンポラリー以降のアートが独自性があって面白いです。

SAAMのいいところは中庭です。広々としていて、カフェも併設されているので、コーヒーを飲みながらのんびりと過ごすことができます。鑑賞に疲れたら中庭で休憩するのというのが私のいつものパターンです。

さらにSAAMのいいところは閉館時刻が19時という点です。ほかの美術館が17時に閉まるのに比べるとずっと遅くまで開館しているので、フラッと立ち寄るのにもちょうどいいです。

SAAM再訪

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先日心構えをせずに足を踏み入れてしまったSAAMのベトナム戦争関連の特別展。今回は心構えをして3階の展示に行ってみました。
やはりズッシリときました。上の写真は、On Kawaraの有名な作品Title (1965)です。確かこの前NGAの東館で見たような気がしたので、今回の特別展でこちらに貸し出されているのでしょう。

この他にも、センセーショナルな作品が多数展示されています。ただ、目をそむけたくなるような作品の中にいるとあまりに居心地が悪すぎて、作品に向き合う気力が湧きません。

そんな中で、もっとも静かな佇まいをしているのが、Barnett Newmanの作品Lace Curtain for Mayor Daleyです。素晴らしい作品です。決して目をそむけたくなるような煽り方はしてきません。むしろ作品を静かに直視し続けることができます。おかげで、Newmanがこの造形を通して表現しようとしていることに思いを馳せることができました。ミニマリズムは奥が深いです。

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SAAM再訪

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Smithsonian American Art Musuemに行ってきました。

現在開催されている特別展はTiffany Chungによる「Vietnam, Past Is Prologue」です。淡々と事実を提示しているにもかかわらず、詩的な作品に引き込まれます。ブラっと会場に入ってみたものの、その内容の濃さと重さに、会場を後にする頃にはズシンとおもりを背負ったような気持ちになりました。

この展示は2階にあり、3階には「ARTISTS RESPOND: AMERICAN ART AND THE VIETNAM WAR, 1965-1975」と題して、ベトナム戦争をテーマにした多様な芸術家による作品の特別展が開催されています。2階で心理的に消耗してしまって、3階の重さにはとても耐えられそうになかったので、サッと見て会場を後にしました。

前回の特別展「Sites Unseen」とは全く違う路線の展示内容でした。心構えして観に行かないと(私のようにうっかり気軽に見にいってしまうと)、作品に飲み込まれてしまいます。そういう意味では、さすがSAAMと思いました。

The Grand Circle

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念願のグランドサークルに行ってきました。今回訪問したのは以下の場所です。

  • Grand Canyon National Park South Rim
  • Bryce Canyon National Park
  • Red Rock Canyon Nationa Park
  • Dixie National Forest
  • Vermilion Cliffs National Monument
  • Antelope Canyon (Upper & Lower)
  • Hoover Dam
  • Glen Canyon Dam

想像以上にグランドキャニオンは素晴らしかったです。これまで旅したアメリカの国立公園の中で一番感動しました。ヨセミテよりもイエローストンよりもグランドキャニオンが最も雄大で素朴でアメリカらしいと感じました。アメリカに住む機会があったら、ここには行ったほうがいいです。

ブライスキャニオンの景色もユニークで素晴らしかったです。ただ標高が高いため、案の定、高山病にかかってしまい、頭痛に悩まされました。気温も0度~10度くらいと寒く、雪が降っていました。

Freer Gallery 再訪

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久しぶりにFreerに行ってきました。

現在は源氏物語の屏風が展示されています。その一つに、土佐光起による柏木図屏風(The Tale of Genji, Chapter 34; Kashiwagi catches sight of the Third Princess)があります。桜があまりに美しく描かれていて、まるで印象派の油絵を見るような気持でした。この帖以降の源氏物語はずいぶんつらくなるので、この桜の持つ華やかさとはかなさが、心に残りました。

Pike's Peek 10K完走

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今年もPike's Peek 10Kに参加してきました。

ハワイからオーバーナイトフライトで帰ってきた翌々日のレースだったので、睡眠不足や時差で体力が心配でしたが、楽しく完走することができました。

当日は出走直前に雨が降り出して、気温は10度ちょっと。じっとしていると寒いのですが、走るのには最適な気温でした。ゴールするころには雨も止み、達成感いっぱいでゴールすることができました。運営委員のみなさん、警察やボランティアのみなさん、カメラマンさんに心から感謝します。このレースはRockville Pike(355)を10KM走る楽しいレースで、ほぼ平坦なコースです。おまけに2kmおきに給水ポイントもあるので初心者にも優しく、ご近所にお住まいでしたら、ぜひ参加されることをお勧めします。毎年2000~2500人程度が参加しているみたいです。

マウイに行ってきました

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マウイ島に初めて行ってきました。オアフ島よりも圧倒的に人が少なくて静かな場所でした。ビーチも静かで美しく、ずっと眺めていたいと思いました。

次回ハワイに行くことがあれば、今度はもっとゆっくりとマウイ島に滞在したいと思います。

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